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ブローニーフィルムみたいに大切に試してみては破くコンドーム


ことごとく逆らいきれずに動物の骨だったという楽器にさわる


叫ぼうとしても脊髄反射だしなにかを失うわけではないよ


 ....
少しずつ
季節が忘れてゆく花の
わたしを知って欲しかったんだ


きみの手を
ひいて歩いた十二月
他人同士であって それでも


雨の日に笑っていても
晴れの日に眠っていても
 ....
たよりない軸をつかんでわらってた 人工衛星みたいに遠くで



罵倒してもよかったんだよ ボディソープの淡い匂いのぬけがらを抱く



かみさまの代わりにネオンの消えた街へ ....
落ち込んでいる日のことをフルーチェの何味なのかで例えてほしい

活動家未遂の人が集まって世界平和も風任せです

この空はドラえもんでも作れない そんな五月の昼下がりです

リボンから風 ....
{引用=

つぶやけば忘れてしまえるものとして明日の雨には傘がいらない




運命の人はやっぱりいりません。 (今日の孤独をしりたくないので)




むずかしい ....
{引用=


シロナガスクジラの背中にのっかって幸せだった波に夢みる





(さみしくて、さみしくて、ずっとさみしくて、しあわせすぎて、死にたかった)






 ....
 ぼくはまだいちご泥棒と眠りたい置き忘れたものばかりの園で


 衝動を積み上げていく指先に梶井のレモンわたしのオレンジ


 気だるさはインクに滲み水底の青い散文髪に絡まる
 ....
缶切りで鯖味噌缶を開封し背中まるめてわぶわぶ食べる

薄荷飴ひとりで舐めてさびしがる君のことなど想ってみつつ

朝刊の明朝体が目に刺さる夜明けどこかで鳥が鳴いてる

晴れた日の午睡が好 ....
{引用=



さみしさを肯定できる朝だった、誰とも笑える人間だった。




どこまでも飛んでいけたら良いのにと 空にまたがりきみが呟く




隙間から風でも入る家 ....
{引用=


8センチ隣でただしく眠ってる、きみに呟く「死のうか」なんて。


どうしても受話器ごしでは無理なのね いっしょに歌う、そんなことすら


この夜のふかいとこにきみがいて ....
星屑が
あなたにふれる
確率で
昨日に消えた
六花の梢
本当に死者がおばけになるのなら君はアダムになるしかないね


アッパーな曲でノってるあの娘から流れる涙の味が知りたい


みんないなくなればいいって二億年ほんとにいなくなって豪遊
 ....
{引用=


*あいうえおにあこがれている


あってみたい。まだ見たことない朝焼けに ぴったりの名前、つけられる人と。


いまだけを生きているから。いまだけを生きていたいと思って ....
・国語

休み時間 机の上に伏せられた教科書はみな鳥のかたちで

「死」という字を習い17年経つが何故か未だにうまく書けない


・算数

「算数は嫌いなんだよ数式の突起みてると痒く ....
「立て膝であの日たくさんの宇宙船がスクラップにされるのを見てました」
{引用=
思い出は、グレイと紫と青のまじった夕焼け。鉄条網の向こうには、カブトムシの死骸のような宇宙船たちがにぶく銀で光っ ....
{引用=
いち



深海のエントランスがここにある(キスは壊れた鍵音がする)


ニセモノをニセモノとして愛しなさい 商店街は長すぎるけど


足元を見ながらいきてくしかなく ....
ばかやろうパウンドケーキのデコレーション 崩壊 マイ・ディア・チョップスティックス




きみのむねの不整脈をただ聞いている 静かにまかれるこうふくの糸



保健室のひか ....
気まぐれに硝子の冬は燃えあがり舌先の火に顔ちかづける




老人が甘えたらすぐ見せしめにサウンド・オブ・サイレンスを燃やす




こんがりと表裏なき ....
「林檎ってちょっと女に似てるから歯を立てるときぞくっとするね。」

夕暮れに秋刀魚さばいてみるのですふと血が見たくなりましたので

夜遅い夫の帰りを待ちながら深く深く爪を切るわたし

 ....
(足のとれたピーターパンの人形が積もった埃の下で見る夢)



途切れがちな点字ブロック跨ぐ夏 雲の向こうに打ち寄せる青




内側にはびこる針の芽を撫ぜて微かな痛みが ....
なめくじはぬらぬらと涙の痕を引きずってひと夜の殻もとめ。


待ちあわせは雨の夜アジサイの葉の裏で絡みあう恋のそれからの、

まぶしい太陽にツノ伸ばしヤリのよ ....
なにもかもうそっぱちでもひりひりするひふ1ミリの世界がいとしい



プレパラートに君の死骸をとじこめて春のしずかな羽化をみている



透明なマグニチュードが浚う朝 ひとつの骨 ....
畦道を仲良さそうに歩くのは喧嘩になれば田んぼに落ちる

またひとつ年を重ねて亡き友に近づく吾の心灰色

時計見てバスが来るのを待つ間四人並んで桜見ており

両側の遮断機下りるタイミング双子 ....
ぼくたちは春を起点に遠ざかる公転軌道を失った星






君という病を喪いかたかたと瘧(おこり)のように震える柱



便箋を一枚一枚丁寧に破ればただ ....
{引用=
目が覚めたのは君だけださあ早く、首のバーコードをひっぺがせ!



もどれないことはしってた 朝のこないうちに固く結んだ靴ひも


どこまでいってもどこまでいってもこの道は ....
ついさっき
わたしにんしん
したみたい
いぬとゆうひを
みていただけで


わがままな
こしょうとちきゅう
みてまわり
たどりついたは
かぜのないむら


もういいや
とけいこわれて
おにがしま
さら ....
水葬の教室
鱗を捨てた冬
シーラカンスの鳴き声を聞く



バス停の一駅ごとに君がいて
みんな逆方向を指さしてる



からだじゅう絶縁テープをまきつけて
ひとのか ....
自転車で法定速度はこえられない/次のカーブを鋭く曲がる




風船に君の息が入っていく入っていく
やさしい すこし こわい




屋根裏でなくした白紙の古い絵本
握りつ ....
早朝に剃刀を買うコンビニで 剃髪用です 袋いいです


昼下がり主婦がミシンを踏む音は 人を撃ち抜く練習に似て


夕暮れが鼻血のような色してた 鉄のにおいが漂って、冬


 ....
棺桶をひとつふたつと数えてもわたしの居場所なんてなかった


しばらくは神様なんていらないと口笛ばかりふいていた夜


爪先をそろえて眠るあかるさにあたりいちめん洗われていく
 ....
コーリャさんの短歌おすすめリスト(40)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
カスピ海ヨーグルト- ことこ短歌8*14-9-1
火よ、きみは花を燃やしている- かぐら短歌411-12-15
アンチ・ハッピー- しろいろ短歌10*11-12-3
落ちこぼれロケット- きらく短歌611-6-16
needless- あぐり短歌410-9-18
See_you_in_your_dream.- あぐり短歌7*10-6-17
翠雨- 夏嶋 真 ...短歌28+*10-6-15
六月のBGMはレット・イット・ビー- 吉田ぐん ...短歌1510-6-4
happiness- あぐり短歌8*10-6-2
ホットミルク- あぐり短歌12+*10-4-25
call_in- mizunomadoka短歌210-4-7
ごめん雪舟、君の涙の味だね- ピッピ短歌1610-3-23
あいしてるだけが言葉じゃない- あぐり短歌10*10-2-27
教、育- 吉田ぐん ...短歌3710-2-9
ばいばい、レトロニカ- しろいろ短歌8*09-12-13
誤発- しろいろ短歌10*09-11-7
ユモレスク- しろいろ短歌809-10-14
冬と水- 木立 悟短歌509-10-13
結婚してよかった、とか言ったことない- 吉田ぐん ...短歌2209-9-14
サイクロプスの孤独- しろいろ短歌1109-7-5
「_からからから。_」- PULL.短歌1*09-4-21
usoppati- しろいろ短歌709-4-4
畦道- 夏川ゆう短歌209-3-30
春を密輸- しろいろ短歌1609-3-15
バミューダ海峡一番乗り- しろいろ短歌509-2-28
いぬのゆびわ- kawa短歌509-2-22
マザーグース- しろいろ短歌1109-2-8
方向転換禁止- しろいろ短歌1009-1-25
【短歌祭参加作品】アラウンド・ザ・ワールド- 吉田ぐん ...短歌3608-12-5
ながれたそうめんあつめていった- こもん短歌9*08-4-12

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