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死者たちが投げつけてくる
雪片、昨日と
よばれるもの
のように、わたしは遅れ
ている、写真の
写真の写
真のきみ、死者の─
雪片。
言葉はなく、光
それは
すべての
不能、わたしの夜よりもきみの
夜が、より存在する
ように、もうそこでは
何も見ることが
できないように、何もすることが
できないように、言葉は ....
きみが運ばれて
いった、きみが
愛したものも、きみが
愛さなかったものも、ともに
運ばれて、断絶した

彼方とは
断絶そのもので、きみは
そこで
跳躍する


 ....
夜が
くだけた鏡によって、きみを
うつして、目から
零れ落ちていく
すべてに、きみは
泣いていた
死んでいくことだけが
残された
夜、最後に何を
わたしはしたの
か、分からない
まま、いつの
まにか
閾を越え出ていった、夜が明ける
はるかまえ

きみは目ざめる、きっと
 ....
ころがりはじめる、車輪
の、わたし
たちを運んでいるひとの、死
が、きみの口元で
どもっている

夜が、解読
されるべきことばを
もたないまま、それぞれの死の
もとに留まる、 ....
{引用=

目が覆われて、きみと
わたしは
また他人同士になる

異質な
夜が、きみを
運んでいく

誰のためでも
なく、死にたい

夜をめざす、すべては
わたしが
 ....
きみのばらばらに
なった歌、それを
集めるための
きみの歌、きみは行く、ばらばらに
なった、彼女は
冷たい河を流れて
いって、錯乱したのは、最後の
雪が降っていた夜に、きみが
歌っ ....
離ればなれにされたものの
ために、重苦しい


集めていく、
かつてはひとつであった
ものを、声に
ならないまま、それを
数える、いつ
いくつ、
きみはいつ
やって来るのか ....
やましさに
ついて、
きみに頬ずりした、量を
増していく、雪の
なかに
埋もれていくように、夜に、きみに

ついて、話していた
電話は
途切れた、雪に覆われている、潜みで
 ....
きみがぼくを迎え入れて、ただ
きみがぼくを
迎え入れて、ただきみが
ぼくを迎え入れて、
ただきみがぼくを迎え入れて、その

夜の
むこうでは、歳月

きみが迎えられてい ....
両の手にさしだされている、きみは推し計られずに
両の手にさしだされている、
きみは推し計られずに


どこからぼくを見ていたのか、きみは
時間について
話すように、横顔で
 ....
失われるものなど
なかったかのように、ここ
では
きみに
味方するものはなく、ただ
運ばれていくためだけの時間のみ
が残されて
いる、途切れて
いる、失われるということ
自体 ....
焼きはらわれた、夕暮れ

わたしたち
それぞれは
ただひとりの者として、
心を
あつめている、
ひときわ明るい光に
焼き
はらわれて、誰でも
いいような
ただひとりの
者 ....
戻らないこと、離反
して、
きみは分からないまま、もう
戻ってはこない

場違いだけが、そこにあると
して、
きみが話すがままに
する、
わたしの
もっとも奥で、きみが
他の ....
投げつけていけ、きみの
死を、
まだとじている傷に、
きみが
われに返っていることを
憎むために、

しっかりと、どれだけ
殺しあっていた
か、
分からないまま、頬ずりする ....
同じもの、きみと
わたしとの、
きみのように
あることと、わたしのようにあること
の、
彼女のように、包絡して
いく、

刈り取られた、夜夜の
同じものが、きみときみの
わたしに、 ....
棺桶をひとつふたつと数えてもわたしの居場所なんてなかった


しばらくは神様なんていらないと口笛ばかりふいていた夜


爪先をそろえて眠るあかるさにあたりいちめん洗われていく
 ....
きみがきみであるような
ところで、きみは
もっとも近くに
きみとは他なることができる
かもしれない時を
もっている、そのために
きみがきみと交わしてきたことは捉えがたいもののなかに
 ....
たましいを明け渡す日が近づいて焼き尽くしてる悲しみぜんぶ


彼死んであなたも死んでわたし死ぬ繰り返そうよ全滅リセット


さようなら踊りあかして汗まみれくたびれたけど休んで次 ....
コーリャさんのこもんさんおすすめリスト(20)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雪片- こもん自由詩4*10-1-13
より存在するように- こもん自由詩609-7-22
きみはそこで跳躍する- こもん自由詩609-6-16
夜がくだけた- こもん自由詩309-6-11
死んでいくことだけが残された- こもん自由詩509-5-31
ころがりはじめる、車輪の- こもん自由詩209-5-30
_- こもん自由詩409-5-20
_- こもん自由詩409-5-19
_- こもん自由詩509-4-11
やましさについて、きみに- こもん自由詩709-3-1
ひとつの車輪が回っていった- こもん自由詩21*08-9-27
観測- こもん自由詩6*08-9-27
_- こもん自由詩508-8-10
_- こもん自由詩708-7-9
_- こもん自由詩208-5-23
scar- こもん自由詩708-5-15
envelope- こもん自由詩308-5-13
ながれたそうめんあつめていった- こもん短歌9*08-4-12
proximity- こもん自由詩708-3-31
【短歌祭参加作品】一度しかないからあきらめでも新しい- こもん短歌808-3-9

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