すべてのおすすめ
君が
何が幸せか知っていたら

私は
こんなに悲しくなかったのに。

いちめんのたんぽぽは
黄色く心に広がって

あの日つないだ君の手の
小ささを思い出させる。

 ....
なにをどうしても
生き尽くすしかないおれの人生
生き倒れたら目の前に
輝く細いアルファベットでネオンの光は
Purple と。

ガキのころ聴いて
心の肌を切られたブルース ....
その人はよく読む
新聞・広告の類はもとより
ゴシップ雑誌から哲学書まで
どんなものでも選り好みなく
目的は特にない
賢くなりたいわけでも
褒められたいわけでも
ただ
愛を探すように
 ....
紙でできた飛行機が
街の上空を飛んで行く
折った人は
わけあって何処にも行けない
代わりに紙の飛行機が
飛び立つというわけだ
日曜の午後
雲一つない青空
街全体に
あきらめとなぐさめ ....
空、気持ちよく晴れ上がり
熱、程よく対流し
風、絶え間なく吹き抜けて

この黄金色の一日を
初めて出逢う照り返しを
(浮き上がるような光景を)
胸高鳴り高揚し
奇跡の取得に傾いて

 ....
季節を食べ終えて妖精は床下に眠る

たてものの屋上から見える木
その枝の集まりにはカラスが眠る
昼間、子供たちに小石を投げつけられたのだ
ときおりの短い夢にぶるっと身震いしながら眠る ....
君が
君だけが
泣きながら帰った夏
灼熱の太陽だけが
ギラついていた
今日は日曜だから
少し泣く
だって明日から新学期
少し泣く
宝くじが当たらないから
卵焼きが上手く作れないから
メールの返信が来ないから
誰かの声が聞こえないから
少し泣く
空は晴れ ....
私は、私の、何かが、間違っている

でも間違っている、ということは果たして、
本当に間違っているのだろうか
正しい、ということが果たして、
本当に正しいのだろうか、
と問うのと同じくらいに ....
日々は坦々と過ぎてゆくようにみえても
沢山のトラップの集積なのかもしれない

科学は未だ心を捉えられないまま
運命の神にすべてをゆだねている

誰も閉塞してはいけないと思う
誰をも不幸に ....
孤り寝るベッドが冷たい師走、夜



辛い日々はりさけそうで、でも聖夜



寂しさの隙間を無視するクリスマス




夢をみた貴女と好き合う死んでもいい悪


 ....
もっと散歩にいきたかった
もっと抱いてあげればよかった
もっと話しかければよかった
もっと贅沢させればよかった
もっと遊んであげればよかった
もっともっと一緒に

朝に夕に
百万回名前 ....
ただの妄想かもだけど
その人が側にいる
私が猛るとき
ツマラナイカラヤメロとつぶやく
私が震えるとき
コワガラナクテモイイとささやく
本当にひどいときには
後ろを向いてもう見ない
私が ....
コロナ
コロナる
コロナれ
コロナれば
コロナります
コロナる時
コロナろう
コロナった
コロナるまい

令和3年の地球はコロナ禍で窮屈
コロナウィルスはヘンタイす ....
青空が言っている
死はここにあると
公園のベンチから立ち上がって
探しまわる
散歩のひと
ランニングのひと
子を連れたひと
また
ひとばかりさがしている
誰にも会いたくないの ....
縁側に座り西瓜を食べながら
その黒い種を口から飛ばす
黒々として立派な弾丸は遠くまでよく飛んだ
白くて未成熟な種は気がつかずに食べてしまったかもしれない

夜、蚊に刺されたあとをかきながら
 ....
自閉症の息子に
アレクサで好きな曲を
リクエストしろと言ったら
オジーのMr.クロウリーだと言った

ランディ・ローズの
悲しげなギターソロが
心の琴線に触れたのだろうか?

俺は嬉 ....
そこの誰でもが背びれや尾びれをもっている
幼年時さかなだっただけなのだけれどね

そこの誰でもが哀しみを抱いている
それは
すでに干物になるまで
のこるのものかもしれないんだが

 ....
夜風がすぅすぅ網戸から
入って来ては肌を撫でる
その微妙な心地よさに
うっとりしている午前三時、
電車は大通りを走り雪山へ
凍り付くよな身震いを
誘いぐんぐん進んで行く

鈍色空を背景 ....
夫が「コロナ感染者濃厚接触者」になって帰宅した

お相手とお互いマスクはしていたけれど
数時間対面で事情を聞いていたので
後からわかったのだけれど
「コロナ感染者」との濃厚接触者と認定された ....
花が咲いた

わたしの頭に
きれいな花が

とりえのない
わたしに
とりえのない
あたまに

人は近づき
はなれていく
花に近づき
はなれていく

わたしは
わたしの名 ....
{引用=とてもかなしいので
{ルビ直喩=シミリ}です
花はだからみんな
そういう詩想の末裔です
すずらんのひと房
指で弾けば
千とひびきます}
兎に角お金が無かった
手っ取り早く稼ぐのに
趣味と実益を兼ねた商売に
ホストになろうと思い立ち
当時
梅宮辰夫の店で知られていた
「レデースクラブ梅宮」を
面接しようと電話したが
酒は ....
漂い
彷徨い
移ろう
ヒトの想い

切り裂かれ
引き裂かれ
付けられた傷の痛みは
容易には癒えない

明日の方角がわからない

ヒトが通るべきは
人の道

なのに
ケモ ....
{引用=三角形の底辺は
アオザイのくびれよりも
ずっとかなしい
ユーラシア大陸の階段を下ると
翡翠の渓谷がある

スパンコールの鱗を
女たちは
その鎖骨にきざみ
孤独など贅沢よとばか ....
ミネストローネは嫌いだと言い出せなくて
目の前の赤いスープをかき回した
浮き上がってくるショートパスタをつついて
どうしたものかと思案する
食べ物を粗末にするのは憚られて
無理矢理口に含んで ....
低い山を時間をかけてゆっくりぐるぐる登りたい

そんな自分を許したい
一週間前から降り続いた雨のせいで
河沿いの家屋は今にも流されてしまいそう
避難したホテルの1階から不安そうに眺めていた
叩き付ける雨がガラスまで壊してしまいそうだった

晴れ上がった翌日の昼 ....
佐藤氏の商店は品ぞろえがよい
金で買えるものは何でもそろっている
あらゆる者が買い物にやって来る
大企業の重役から近所の主婦まで
隣国の政治家から小学生まで
ある者はアタッシュケースに札束を ....
今朝 坂道を下ると
空が見えた

美しい空があった
いつもどこでも 美しかったであろう

久々に愛してる人が見せてくれる
優しさを胸いっぱいに感じた

私は橋をわたる その優し ....
うめバアさんの自由詩おすすめリスト(713)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
たんぽぽ- ガト自由詩3*22-5-14
だから、生きている(改)- 秋葉竹自由詩122-5-12
愛読者- やまうち ...自由詩7*22-5-6
紙の飛行機- やまうち ...自由詩522-5-5
この黄金色の一日を- ひだかた ...自由詩7*22-4-30
星の観察- 自由詩13*22-4-23
- 渡辺亘自由詩222-4-20
にちよう- やまうち ...自由詩322-4-9
街の夜- はだいろ自由詩222-2-18
ニュートラル__ソング- 梅昆布茶自由詩1522-1-11
道頓堀川- 秋葉竹自由詩221-12-24
さみしさのトンネル- そらの珊 ...自由詩13*21-12-24
デクノボー- やまうち ...自由詩421-12-23
コロナる- 鵜飼千代 ...自由詩9*21-12-12
青空- 自由詩19*21-10-24
西瓜な季節- そらの珊 ...自由詩9*21-8-2
良いものは良い- 花形新次自由詩221-5-22
えくぼ- 梅昆布茶自由詩1621-5-18
夢と夜風と雪山と- ひだかた ...自由詩15*21-5-17
「コロナ感染者濃厚接触者」ですって- 鵜飼千代 ...自由詩20*21-5-10
突然変異- TwoRivers自由詩9*20-11-8
すずらんの花- 道草次郎自由詩4*20-11-5
ホストクラブで働こうと思った時- 板谷みき ...自由詩3*20-11-5
空飛ぶ円盤が現れて- こたきひ ...自由詩520-11-5
ベトナム幻想- 道草次郎自由詩3*20-11-4
ミネストローネ- 無限上昇 ...自由詩220-10-27
休職- TwoRivers自由詩4*20-10-13
Rebuild- 1486 106自由詩7*20-8-31
佐藤商会- やまうち ...自由詩219-12-25
招かれた空に- 朝焼彩茜 ...自由詩619-12-10

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