はじめに

話し合いの仕方、を、考えてみる機会があったので、考えてみた。
否定しなければ、議論ができないなんて、さみしいので、
うまい話し合いの方法はないものか、なんて。
『話し合いの仕方、 ....
(十代の頃、
 探していた答えは見つかったかい?)

(「見つかった」と「見つからない」の
  間に伸びる道を歩いているような日々さ)

(あの頃、
 まっすぐに伸ばした腕 ....
あしたが
そこを
どいてくれないので
きょうも
くらり
くらり
ふらり

うずを
まいた
へいわそうな
ロールケーキに
かぶりつき
まきこまれ
あばれることも
できないま ....
果てしない虚しさを抱え
今、ここに生きている
悲しみは何物にも宿るが
虚しさは人の心にしか宿らない

どこまでもまとわり続ける
過去という名の悲しい亡霊
今にも千切れそうな胸を軋ませ
 ....
 あなたの俯く姿をみるたびに

 心は境界線を失ってあふれだす

 あふれた黒い気持は夜を覆う翼になって体を飛び出そうとし
   
 白い気持ちは爪を剥いてあなたを捕らえようとする 
 ....
信号を無視してあらゆる交差点を渡った 緩慢な自殺未遂もことごとく失敗に終わり
裁縫バサミで刺した腕の傷も今はもうほとんど目立たない


つながれた大型犬が吠える それにつられて隣の家の
つな ....
僕は
アパートメントの窓から
君の住んでいた方に
見惚れている


  君が
  虹をつむぐ
  優しい指の
  君が
  終わりを告げる
  優しい眼の ....
 雨をよけて駅の構内で
 ジッポを売る君

 駅構内でのセールスはいけないけど
 雨に濡れてひもじそうにしていては
 誰も買ってはくれない と
 合理主義者の君の哲学はいつも正しい
 ....
声を聴いていたんだよ
冷たい手足を
投げ出して


ランプが震えても
時計が途切れても



夢と踊っていたんだよ
大きな影を
いっぱいに


まばたきを忘れても
ノッ ....
空は
誰のものでもない美しさを携えているから
弾幕に汚れた視界の先に
ここには希望があるよ、と照らしてくれるけれど

僕の
指先が触れられる距離にあるのは銃口くらい
羽ばたく鳥を何度も握 ....
妙に明るい夜に
便座の前に佇んで
その日分だけの毒を吐く

あたしは馬鹿なのでしょう
言ってしまえば良いであろう事を言わず
ただ その日を笑顔で切り取り

こうして毒を吐く
何て無意 ....
{引用=


                     日暮里のウィル・オ・ウィスプが公園で                      「兄ちゃんライター貸してくれんか?」
          ....
早朝の慌ただしい駅のホームで
よれたスーツに身を包んだ
アンドロイド達に紛れ込む
ウィダーインゼリーを注入し
素早くエネルギー補給する私

死体を乗せた霊柩車のように
ひたすら突き進む急 ....
 恋の相談なんてされてもね
 
 僕の大好きな
 とびっきりおおきな目
 輝かせてうれしそうに
 そんなこといわれちゃ
 頑張ってっていうしかないけどね

 なぜか応援団長になっ ....
白紙のノートに
「もう死にたい」と百回書いた
それから今度は
「まだ生きたい」と百回書いた

誰かに必要にされてると
苦しい程に強く感じたい

誰かが誰かを必要としていて
誰かは誰か ....
砂の城の扉を閉ざし
周りの気配をうかがって
もう安全だと確認してから
私はやっと仮面を剥がす

鏡に映った自分の姿を
見慣れぬように私は見つめる
しかし、そこにいるのは
誰にも見せない ....
 この寒い雨の夜に
 独りなのは自分だけと
 君は悲しんでいるだろうか

 今夜は僕も独り
 仲間も別れ
 部屋にいる
 
 昼には歌う雲雀も
 今は
 雨に打たれ巣にうずくま ....
張り裂けそうなこの心を
必死に抱えて歩き続けた
誰もが安息の地を求めているのに
どこにも止まることを許されはしない

地下鉄の風に吹き上げられて
薄っぺらい仮面など剥がされた
ただ立ち尽 ....
季節のざわめきは
ふきのとうの頭から軽く跳ねて
たんぽぽの綿帽子よりも、緩やかに
歌声に、散った






飛んで行く
、飛んで行け
遠く日本海側からの寒風に彩りを添えて
 ....
1『例えば』

例えば、ちいさなこえで、たすけて、って言う
例えば、山手線の中で、大泣きしてしまう
例えば、メールを送るとき、カッコ笑いで死にたいと言う
例えば、道の端に捨てられた猫の死骸を ....
自らのおぼつかない足どりに
黙って下を向いてたら

「歩けるかなぁ ・・・
 じゃなくて、歩くのよ!」

隣で僕を支える君が
猫背をたたき
ぬくもった平手で「気」を入れた

 ....
痛みだけが
今も私をここにつないで
逃げ出すことも
かなわない

夜の闇の中
月にさえ見放されて
口ずさむ
思い出の歌
でも もう届かない

消さないで 記憶
消さないで 傷
 ....
月の光り射す 真空の夜に
ひっそりと咲く 月下美人といふ花の
計り知れない悲しみは
茨となりて 一日たりとも
咲いてはいられぬ

私の この大輪の
白いドレスの花びらを
どうして見ては ....
わからなくて
ふあんだらけで
こんやは
めをつぶるのです

なぜだか
わからない
ふあんが
なみだに
しはいされては
ふりはらいながら
よるの
しじまは
ふあん
な ....
震えるこの手で
睡眠薬を飲み干した
何もない
広大無辺の夢の中へと
自分自身をいざなう為に

それでも震えは収まらず
やっと私は事実に気付いた
震えているのは
この手ではなく
この ....
僕は

非常階段から夜空を見上げる

星を見つけようと思うけど

月を見つめようと思うけど

君の顔が浮かんで消えない

僕が寂しさと引き換えにしたのは

君と居た時だった
 ....
藤棚に 乱れなく降る薄紫の
花を透かして鳴る音が
シャランシャランと聞こえるようです
風など吹いてもいないのに
感じる心は 無風幻想

鈴蘭の 花びら内に鈴つけて
鳴らせて見たい情景に
 ....
興味なさ気に
あいづちをうっているけど

僕は じつのところ

キミが
公園の桜のつぼみが
今、どのくらいの大きさで
今、どのくらい開いているかってことを
事細かに 教えてくれるのを ....
サクマ式ドロップスのあのレトロな缶を見ると、私は必ずある映画を思い出す。そう、言わずと知れた傑作アニメ映画「火垂るの墓」である。あの映画は今までに何度も見たが、その度にいつも居たたまれなくなり、思わず .... もしも
あの青い花が綺麗に赤く染まったら
わたしはあなたに会いに行こう
赤く染まったそのわけに
二人で耳をかたむけよう
そのうち涙はなくなって
きっとわたしを許してくれる
        ....
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