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あなたの俯く姿をみるたびに
心は境界線を失ってあふれだす
あふれた黒い気持は夜を覆う翼になって体を飛び出そうとし
白い気持ちは爪を剥いてあなたを捕らえようとする
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雨をよけて駅の構内で
ジッポを売る君
駅構内でのセールスはいけないけど
雨に濡れてひもじそうにしていては
誰も買ってはくれない と
合理主義者の君の哲学はいつも正しい
....
恋の相談なんてされてもね
僕の大好きな
とびっきりおおきな目
輝かせてうれしそうに
そんなこといわれちゃ
頑張ってっていうしかないけどね
なぜか応援団長になっ ....
この寒い雨の夜に
独りなのは自分だけと
君は悲しんでいるだろうか
今夜は僕も独り
仲間も別れ
部屋にいる
昼には歌う雲雀も
今は
雨に打たれ巣にうずくま ....
旅立ちの鳥は
透き通る光は
風浴びる葉は
ものいわぬ詩人
羽ばたきが
きらめきが
さざめきが
彼らの言葉
不器用な友は
無口な父は
すれ違う人 ....