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    ながれるものは きえてゆきます
     ひびくものは にげてゆきます
 あたらしいとしを むかえたというのに
  血のなかのこえが かすれてゆきます
             なぜか ....
      寒椿の深紅を映している
 モノトナスな庭に こだまするのは
    絶え間ないタナトスの呪文と
透明な四次元におののく血のなかの声

  DoCoMoの鉄塔を透して見上げれば
 ....
    ドアもウインドもない部屋で
  かがりびのはぜるおとはきこえず
    血のなかのこえもききとれず
猿ぐつわをされたわたしは焦っていた
カイロスのうしろ髪をつかもうとして
      ....
            街路灯の薄目が
パチンコ屋のネオンがそれぞれ瞬き始める
    沈潜がひとしおの黄昏はひととき
 玩具の掛け時計はオーバーにひびかせる
          セコンドの刻 ....
やまぐちふぢ子さんの信天翁さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
迎春- 信天翁自由詩108-1-1
モノローグ- 信天翁自由詩207-12-17
にびいろの声紋(九)- 信天翁自由詩307-11-10
Confession(3)- 信天翁自由詩107-11-4

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