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あかるくひかる空の雲は氷点下である。
なにを恐れているかしらないけど
きみはあかるい空をあおぎおびえる
わきあがる雲をみてふるえる
ゆらぎさる風にふれておののく
きみを
ちょっとだ ....
アイシャドウは塗るけど
ルージュは塗らない
赤いくちびるのあとを
どこにも残したくない
カップラーメンすすりながら
安いウォッカ飲んで
ねえわたしたちはいつもそんなもの
ねえ ....
しめやかであざらかな夜
かさぶたのようなくちびるを噛みしめる
暗い空のどこかから
豚の悲鳴がきこえてくる
月はすっかり遠く小さくなって
満月だというのに私の庭は暗い
でも私は知っている
....
羊たちが目覚めて草原をさまよう、朝の陽は山々にさして、青みがかったきみの虹彩に映るのは昨日落としたまま忘れてしまったきみの幼年時代だ、きみは蜂のように騒ぎながら羊たちと踊る、朝の食事の合図が聞こえてく ....