ときめかせて
はなびらを解き放ち
冬別れの樹、予感
北風までもが人肌の温度
その飛ばす先の青空
気まぐれな季節は
いつも、ふいに帰ってくる

季節のない海の深みに
還っていくその前に ....
 ざわざわするじゃないか

 別段、誰かが褒めてくれる訳でも無いしな。


 ざわざわするじゃないか

「俺スゲェ」「此傑作」「間違いない」

 そう思っても、誰かが太鼓判押すわけで ....
飲みたい人がいっぱいいます

「酒のある席には必ず出席する」
をスローガンに掲げるわたしですが

まだ腹割って話せるほど
飲み明かしたことの無い相手が
いっぱいいて

気難しい顔のあ ....
「アデリー」



アデリーペンギンの群れが
ぼくめがけて押し寄せてくる
100…200、数え切れない大群だ
どこまでもまっしろな大地を
ある者はてくてく一生懸命に
ある者は腹ばいに ....
可哀相ぶった自分があまりに醜くて
ぜんぶ嫌になった夜だよ
これ以上狡くなんかなりたくないや

狭くて苦しい気分のときも
放り投げずにただそこにいよう
信じようよ
自分のことを
あせらな ....
「むげん」




地球なんてちっぽけで狭いんだよ
って教えてもらった

そうかなあ、と思っていたら
蘇る
きりのなさそうなもの
と線を引いた四年前

とりあえずやってみよう ....
頬杖ついて

「どっか、つれてってよ。」

って言う


「旦那につれてってもらえば。」

ってかえされたから


笑って

わらって

笑ってしまった



 ....
宇宙は本当に広いのだろうか
もしも宇宙に終わりがあるのなら
星の数に限りがあるのなら
宇宙は狭いのかもしれない
果てしなく続いて
終わりのない空間に
広いという言葉は似合うのだろうか
広 ....
きみが

素肌になる音が

にくになると

ふれても

こわれない

きみは

きみは植物になるようだ


ゆびできみをなぞる

ぬれたり

とがったり

あわだったり

ちかくてとおくを

ふたりで ....
あらかた食い尽くさねばなるまい

自分で調達し、自分で作ったものであるわけなので

目の前に並べただけで吐き気がする


自給自足とはよく言ったもんで

結局はないものは作らねばなら ....
バスに乗り込んで
マーマレードをパンにたっぷり塗り
ラジオの側から離れずに
ストロベリーシェーキにアイロンをかけて
トマトジュースをエッフェル塔にぶちまけたら
アマリリス!時計の長い針を ....
ある年老いた男が
山の中を一人で歩いていた
わずかばかりの荷物を
小さなリュックに入れてはいたが
引き返す気持ちは持っていなかった
男は朽ち果てた倒れた木を見つけ
そこに座った
辺りは暗 ....
{引用=*
風の匂いや若柳や小鳥に
こころがひとりでにほころび
つぼみがゆっくり花ひらくように
はるにかぜをひいてしまうこと
くしゅん




*
きらきらした風のなかで
うつ ....
ベッドにだらんと横になって
裸の腹を惜しげなく見せながら
料理をする
男の背中を見ていると
あなたの作る
ぺペロンチーノを思い出す
あなたのことは
キライになったけど
あのぺペロンチー ....
その君の、
 
優しくて 可愛い声を
 
盗んでしまいたい
 
(誰にも見付からないように)
 
 
そして、
 
僕だけのモノにするの
 
 
犯行動機なんて
 
た ....
オレンジジュースをコップに入れて
飲んでいる時、貴方の顔が
僕の頭にぶつかった
でも君は平気!と何もなかったように

君の部屋にはアマリリスが2つある
クロネコヤマトで配ってあると言う
 ....
まばたきをしたその一瞬の
見えない世界を見る為に
僕は今日も目閉じない練習をする

見えてる世界もみえない僕には
無駄な足掻きだけれど
あの女房殿は

鶴なんかじゃ無かったのですよ


『夕鶴異聞』


そうですね
去年の秋からだったですかね
巷で有名な
『鶴女房』が来たのは
ええ
見事な反物でございましたよ ....
花が夢をあきらめかけていた時
空より夢が花に落ち
花は今よりも鮮やかになった
夢をもった花は夢を咲かせようとした
けれども花はその花以上にはなれなかった
やがて花はしおれ枯れていった
その ....
きのう友達のミクシィからログインして

昔の彼女をさがしてしまった

彼女の妹の日記に書きこまれた

文字のつらなりに

きっとじぶんをさがしていた


出張がえりの

車窓 ....


親しい輪というものに対する
石ころを眺めるように眺めていた
たまには色を塗ってみたり
だが僕はバイトをやめようとしていた

バイトは心地よい坂のようなもので
そしてその旨を塾長に ....
鏡は自分にだけは
正直でありたいと思った
常に見るものに
反対のことを教える自分に
罪の意識を感じていた
だからせめて自分だけは
正しいものを正しく見たかった
だがそれは
自分が逆さま ....
 朝起きて夢の続きを完成させるのが僕 夢師(ドリーム・クリエーター)の仕事だ
 僕は気まぐれな夢を見る為に一日中寝る 夢を見て起きてはその夢を完成させる
 夢師には特別な力を持っているのだ だから ....
君が奪われたもの

取り戻せないもの

奮い震える

君が失ったもの

見つからないもの

震えて奮う

君がかわりに求めるもの

僕がもっていないもの

ふるえてふる ....
楽しい時間は 

いつも あっという間で


「またね」と 言ったあと

寂しさこみ上げてくる。



「このままずっと」

そんな言葉を 

涙と一緒に飲み込んで。
 ....
世界中にはいろいろな辞書があるけれど
私の名前はどこにも載っていない

類語辞典には
似たもの同士が集まっているけれど
私はひとり
ひとりぼっち
机の上でページめくっている
他の誰にも ....
 手段問うてる場合かい。
 苦難乞うてる場合だい。
 至難極める状況に、立ち向かえ。

 不平不満並べ立て
 FUCK環境! FUCK周囲! FUCK身分!!
 FUCK母親! FUCK先 ....
ファッション雑誌
いくらめくってみたって
同じこと
 
高い保湿液使ってみたけど
夜更かしと
チョコレートの食べ過ぎで
台無し
 
努力はした
と、呟いてみた
が、何一つ変わる気 ....
恋をすると いつもと違う
そんな私を 見つけるようになる
恋をするたび
何かがかわっていく
どこかが成長していく
腐っていく

腐敗臭の中で
あなたの顔を見つける
愛しさと吐き気 ....
唇に雨粒

黒い背広は急ぎ足

これでも
年寄りでも
子どもでもないから

早く終わらせたい世間話
どっちにも取れるため息が
出る

ほら
いつだって
信号は
私の目の前 ....
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