すなおな気分だったから
つづったことばはとても
おさなくてかんたんで
だれにも見せられないとおもった

むずかしいことばばかりを
ひとは求めていないのに

すなおになること
 ....
人は己の踏み締めた足跡に人生を見る
しかし踏み潰したものを見ることはない
見つめれば脚を踏み出せず
歩を進めれば踏み潰さざるを得ない
人が脚を持ちそれがまた
踏みにじる罪深さから逃れられない ....
心の中の闇に慣れっこになってしまった君は
暗闇をも恐れない
真夜中の闇が全てを隠し
一筋の光すら見えてこない
誰にも見えない
誰にも分からない

闇は君の見方だ
その闇を ....
数年前の夏の暑い日でした
私は確かにこの場所で
眠れない夜を過ごし
眠らない夢を貪っていました
数年前の秋に
私は{ルビ運命=さだめ}を失いました

世界の闇よりもさらに深い夜が
全て ....
くるぶしの水位で哀しみが満ちているので

じゃぶじゃぶじゃぶじゃぶ

とっても歩きづらい


どうせなら肩くらいまで浸かっちゃえたら

のんびり平泳ぎでいくのにな
どちらも候補地
(どちらかが選外?)
星は軌道に浮かぶ船
船上で溺死かよ
アジアで輪廻かよ
でもいつか
何かのあかつきには
海面から
墓地から這い出して
昭和を

どっちが二十世 ....
死ぬほど
痛いと思ったら
めずらしく
背中に 星が
ささっていた
だまし続けて欲しかった、というのはバーブ佐竹の「女心の唄」(作詩:山北由希夫 作曲:吉田矢健治 )の一節だけれども現代詩フォーラムの参加者の中でこんな歌を知ってる奴のほうが少ないことはいかな世情に疎い .... 誰かが
ここに 置いていった
ひとつの
いびつな石

それが
ただの私です
いしょうけんめいな
毎日なのに
ただ 坂道を
かわいた音たてて
ころがっているばかりで

ただの私 ....
昼を見ても、夕方を見ても、

夜も、朝も、

まどろっこしい人々に苛々している

幸せなんかあるのか、なんて思ってしまう

街明かりが、家々の明かりが、

まどろっこしい人々を照ら ....
先週末は雨だった

今朝は誰より早起きをした

窓が光るみたいに明るい

今日は春らしい陽気になるでしょう

テレビ画面にはもう成人した最高気温

卵の焼ける匂いが

部屋のく ....
嘘が真実で
            真実が嘘。


    もしこの世界に【嘘】がなかったら
         この世は成り立たないだろう。

    もしこの世界に【真実】がな ....
神様が絶望した昨日
全てのものが無価値になる
誰かさんたちは
ひとつひとつ拾い集め
パズルを組み上げようとする


アリンコたちが暗い穴から這い出るとき
僕たちは地獄とも天国ともつかな ....
このいっしゅん、いっしゅんが、

かけがえのないものだってことは 
知っている




ぼくたちが、離ればなれに
別れていくことは 
知っている



何気なく過ぎて ....
ねぼけ まなこの アトリエ

いっぱいに 陽光は 満ちて

画布には 旋律から 対話への

やがて ひとつに 見える 道が 伸びる

( それは きつねの なの? うさぎの ....
僕の大好きな貴女は
「もう泣くのは嫌なの金輪際」
という気の強そうな発言を
電話の向こうで言う
でも
目にごみが入ったら涙が出るだろうよ
悲しい映画を見ると泣き出すのはいつものことだし
 ....
光る眼連れ大空にかじかむ岬

軒先は森宿りの場所十字に裂かれて

裏路地に塩乾き谷思い出す

読み聞かせる目録に黒い羊ばかり

田に積もる雪より微かな交響曲

柵嵌め込む洞窟内部の ....
あなたが通り抜けた改札で
何故か
わたしは置いてけぼり

あなたが買えた切符
何故か
わたしには買えなかった

人生には幾つもの
改札があって

選ばれたひとと
そうでは無いひ ....
また 春が きた って だれかが いう

とめどなく 梅は ほころび

いぬふぐりは 淡く むらさきの 列を 走る

つぶらかな 音で ころ ころ と

ひとなりの {ルビ絃=いと ....
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