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恋は盲目と よく耳にするけど
傷つけないように 大切にしたいから 見えてなくちゃね
はやく暗くならないか
公園で
ぼくらは花火をしたいんだ
ひとが地球で
生きてゆくみたいに
ぼくらは
公園で花火をしたいんだ
ほら
鏡のなかにも ....
そして懐かしさというのは
何にも代えられず
見えない過去に怯えるよりも
今を愛したいと思うのに
どうかあたしを
過去ごと愛して
そんな願いは理不尽ですか
きみが
素肌になる音が
にくになると
ふれても
こわれない
きみは
きみは植物になるようだ
ゆびできみをなぞる
ぬれたり
とがったり
あわだったり
ちかくてとおくを
ふたりで ....
まるで
音があるような
春の歌
生物が
水を発する
無生物が
それを含む
春だ
コンクリートの
甘い匂い
匂いとは
埃のようなものだ
テレビのうしろ辺りに溜まっている
埃のようなものだと
そんなものだと思って ....
