すべてのおすすめ
外国の人のふりして片言で話したほうがモテるみたいだ
「久しぶり」強がる言葉消すように奪われました初めてのキス
シクラメン曇りガラスの向こうから微笑み返す師走の窓辺
気づいてよヤドリギの下に立つ私キスして欲しいなんて言えない
雪の降る聖なる夜に祝福をポインセチアの火よ燃え続けて
凛とした清楚な ....
コスモスの揺れる想いを風に乗せあなたに届け乙女の真心
窓辺からやさしく香る金木犀秋の気配をそっと運んで
泣かないで悲しんでいる君が好きやさしくできない竜胆の恋
彼岸花燃えろよ燃えろ地 ....
母曰く福島産は老人が食べればいいと悲しかりけり
ぼくも夏毛になりましたって そんなアホな
暑中お見舞い申し上げます たま
雨の日はほら
また寝ぐせがついてる犬のひげにアイロン だめかしら
どしゃぶりの雨の中しつこく猫をさがす犬 ....
いま夏はどこそしてぼくの隣にすわっているのは誰
灯台へつづく道ひかりとかげの午後をあるく
ひまわりと話し続けたこの丘で幼い頃の夏をみつけた
エンドレスサマー潮騒にこころをのせてきくサ ....
線路脇ヒメジョオンに見送られ次の駅で降ります、わたし
信号にたどりつくたび赤になる 誰かに 急ぐな! と言われたみたいに
夏蝉は耳がないと聞きました だからことごとくおしゃべりなの ....
輝きを追いかけ続け立ちすくむ向日葵は今も恋をしている
雨上がり雫きらめく紫陽花の空の彼方に七色の虹
睡蓮は神話の国の夢を見るまどろみながらたゆたう水辺
満月の月の光に誘われて待宵草の ....
日本人
比べてばかり
顔色を
アメリカ人は
個性の文化
慈悲深い
女によって
助けられ
ほっとなでおり
深く反省
刹那花ひらり乱れる春の風 脳裏かすめる君の幻影
週末は桜吹雪になるのかな君の簪姿を見たい
桜散る頃に逝ければ葬式に付き合う子らも寒くなかろう
満開の桜の下に捨てられる悪い ....
チューリップに親指姫が眠ってる起こさないでね春はいじわる
さくらさくらいつか鬼になる日まで散りしきる花に打たれていよう
悲しみはヒヤシンスの深い青君との別れを涙に染める
うっすらと白 ....
買えません愛がどこかで売ってても お金が無いし働けないし
拾っては捨てる神しかいないのか次は死ぬまで愛されてたい
本なんて読んでる場合ちゃうかった正面の席美女座ってる
右腕にマリコ命 ....
長い夜
君が眠れぬ長い夜
君が寝るまでお話し聴くよ
そうなんだ わかるよ君は悪くない 君の夢なら叶えてあげたい
娘子に生まれていたらすんなりと女子会行けた惜しくも男子
ひとり ....
-*-*- 2011年末 -*-*-
特別な夜の重さに耐え切れず 変なキノコを入れて闇鍋
年内はもう逢えないし寂しいし年明けるまで冬眠したい
君に似た人を見かけてまた棘がココロに ....
【漕】
自転車のペダル漕ぐ足弱ってる 若いころならすぐ着けたのに
【芯】
よく飛んだ 真芯で打ったホームラン 子供相手にフルスイングし
【なう】
「恋なう」と君がつぶやく毎日を ....
【さっぱり】
さっぱりとした後味のタイカレー そんな男になりたい私
【至】
舌肥えた彼女の心掴むため腕によりかけ至高のメニュー
【寿】
寿の文字が遠くへ消えていく おひとりさまに慣れ ....
【洗】
洗っても落ちぬ返り血どうしよう 犯人オレだと解ってしまう
【でたらめ】
でたらめに女抱いても虚しくて彷徨っている恋愛砂漠
【蜂】
休もうよ死んでしまえば終わりだよ 働き ....
二人して並んで座る公園のベンチに印す秋の秘め事
お手紙にほのかに香るスミレの{ルビ香=か}可愛い人とからかっちゃ嫌
セーラーの襟にはらりと舞い落ちた紅の使者秋を運んで
お揃いのリボン ....
【電】
電流が流れるように始まって終わった恋に何も流れず
【町】
君が住む町をひとりで訪れて君に会わずに帰っていった
【奇跡】
奇跡とは二度も三度も起こらない だけど諦めきれない想い ....
【初】
初めては好きな人とがイイんだよ 後に改ざん自分の記憶
【幸】
幸福を感じてたのはいつの日か思い出せない もう何年も
【細】
「細くなれ 細くなれよ」と念じれば痩せていくよ ....
出鱈目で意味も不明でハイファイさ
夢でキスして蹴飛ばすラジオ
意地悪な従姉がくるよ日曜日
すぐに逃げたい宇宙旅行へ
淋しげなコラージュセンス武器にして
カウボーイたち家を出るのさ
....
『曲者!』と 座敷わらしを槍で刺し あれから彼女 音信不通
マンションの隣の部屋は家賃安 やたらめったら自殺ある部屋
驚いてもらえぬ私 幽霊をはじめて5年 まだ未熟者
気がつくと起き ....
踏み出せず 躊躇する君の背中を{ルビ戦=そよ}がす 小粋な潮風
{画像=080713215510.jpg}
*
街角に子供が一人
地に染みる影を従え
かくれんぼする
*
吾をまね
地 ....
魂も 涙と一緒に溢れ出て ワタシが消えてしまえばいいのに
歴代の別れの傷が開ききる 最後の恋が散ったサヨナラ
胸刺して ココロが消えるわけじゃない
えぐり取っても 残る哀しみ
....
言の葉 と 言の水とで咲く花を 君と僕とは 育てていける
太陽も燃え尽きた夜 月だけが 光輝き キミを照らした
落ち込むと間髪入れず『大丈夫?』そんなキモチが届くシアワセ
べろべ ....
一休寺
小豆の海に浮かぶ雲
枯山水に広がる甘味
僕はまだひとりぼっちを探してる夕暮れ帰る道の途中で
一番星ジャングルジムのてっぺんで見上げた空はなんて大きい
懐かしいあの日のメロディくちずさむ二人の影が夕日に揺れて
黄昏はいつでも ....
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