すべてのおすすめ
神さまが十三月もくれるなら羽毛のようなとお願いしたい ふゆ日暮れ雁(かりがね)の無き道独りゆくと知らずにあの日の茜音(あかね) 飛ぶ鳥のあれは渡りか夕近し家でシチューが待つ子待たぬ子 餅を焼くようにでなしに魚焼くように吾が生歩みゆきたし 雑草の風に吹かれる歓びはきっとあるはず吾もなりたし あこがれを披露しあった思春期の母恋うた子の願いはいまも


日日を綴り往復はがきで送ります返信ください優しい嘘で


「優しい」に誰も居ないと「憂い」だと気づく部屋には一輪の紅
永遠が一億を超えた島を見て 賄えない と嘆く神さま


まなざしを空へと教え導いてそのまま飛んでいってしまった


つぶやきにうなずくきみをみあげると秋の日差しのなかの黄葉


 ....
暗闇に明滅してるテレビジョン孤独な夜のためのスタンス

ぽつねんと机の上のエンベロープ誰に届けるあてもないのに

冷蔵庫の独り言を聞きながらひとり眠れずにいる真夜中

恋しいと淋しいはきっ ....
1 本を読む三十分ペラペラと百二十頁で付箋


2 アニメ観る可愛い女惚れちまう知らないうちに最後まで観る


3 ビートルズジョンレノンの若い頃古いライブを繰り返し観る


4 扇 ....
しぼりたてオレンジみたいな夕焼けに明日の分の元気をもらう

まだ青い林檎のような君だから紅くなるまで待つことにする

初恋は甘くて酸っぱいストロベリーそっとキスして涙の痕に

特別な果物だ ....
疲れてる あの人この人言うことの悪意ばかりを追いかける夜 ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ「わたしのことは?」大好き! 雀の子鷹から産まれて捨てられて母を探して悔いのなく逝く みあげてもみあげても空は足りなくて骨になったら海に行きたい 行く末がこの永遠の終わりまでだと覚悟して永遠を生きる


主義などに縛られるのは嫌な主義だから主義など持たぬという主義


「夢」という語感もかたちも発音もわたしの夢も世界一好き


 ....
ぐるぐると渦巻くものを描く少女いとけなさからそれは太陽


青空を隔てる窓か潮騒と昔日の風を隔てる窓か


あの日とかあの時とかをわたしも持ついまもういない命との日日


お布団にう ....
四つの日キリンをみながら頬張った母のおむすび東北の味


時計みて思い出すほど時間とは遠くにあって想うものかも


味噌まぶし俵のかたち海苔はなしおふくろの味もう二度と無し
デパートの食堂で君はいつの日にお子様ランチを卒業したの ぐるぐるとまわる地球の上に立ち暦の梅雨をあきらめてみる 木漏れ日の愛される日の四季がありひとの心の一点の闇 携帯に入っていない言葉たちばかりと暮らす病棟の日日 いつ来てもこの森のこびと水玉のきのこの上で太宰読んでる


月満ちて星も降る夜のあすなろの森にだけある月光浴場


空からすら激写できない森がありだから神秘はスクープされない


あ ....
空の色すみれの頃に誕生花すみれの星座の産道通る


初めての子として子供用の椅子に腰掛け初恋のひとの名は母


太陽の色した離乳食の日はいまでもわかる嬉しかったこと


ニンジンとい ....
紫陽花が合図のように咲いていたまだあの頃は薫風の庭 ブラボーでハイフェッツから放たれてみあげた窓に朝をみつける そとは雨わたしと部屋の五月への旅を見送る欄干の音 ゆく春の後ろ姿を見送って除草告知の紙が揺れてる 縁日のひよこのピンクの無力さに寄り添えそうな耳鳴りの日日 旅先で立ち寄った老舗鞄店店主の指の骨の雄弁 彷徨の心が余る夜のなか自転車輪は地球を走る
乱太郎さんの短歌おすすめリスト(277)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
お願い_*- もっぷ短歌315-12-14
ふゆ日暮れ_*- もっぷ短歌115-12-10
飛ぶ鳥の_*- もっぷ短歌3*15-12-5
吾が生_*- もっぷ短歌2*15-12-4
歓び_*- もっぷ短歌2*15-12-4
あこがれ三首- もっぷ短歌315-12-3
「わたしのために」- もっぷ短歌3*15-11-30
眠れない夜のミュルミュル- 未有花短歌8*15-11-17
短歌集- 陽向∮短歌6*15-10-10
ふるーつせれくしょん- 未有花短歌7*15-9-24
~2015.08.20- もっぷ短歌4*15-8-20
ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ「わたしのことは?」 ...- 北大路京 ...短歌415-7-26
雀の子_*- もっぷ短歌215-7-6
_*- もっぷ短歌415-7-6
「わがみちをゆく」_2015.07.05_(一〇首)- もっぷ短歌115-7-5
「かおるのおと」より_(五首)- もっぷ短歌215-6-30
四つの日_(三首)- もっぷ短歌4*15-6-29
デパート_*- もっぷ短歌115-6-27
ぐるぐる_*- もっぷ短歌115-6-26
木漏れ日_*- もっぷ短歌315-6-24
ケータイのそと_*- もっぷ短歌215-6-24
「あすなろの森」_2015.06.23_(一二首)- もっぷ短歌115-6-23
「少女のほんと」_2015.06.23_(一二首)- もっぷ短歌115-6-23
紫陽花の合図_*- もっぷ短歌215-6-23
ブラボー_*- もっぷ短歌215-6-22
五月への旅_*- もっぷ短歌415-6-18
春の後ろ姿_*- もっぷ短歌115-6-18
縁日のひよこ_*- もっぷ短歌215-6-18
老舗鞄店_*- もっぷ短歌215-6-16
彷徨の心_*- もっぷ短歌215-6-16

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