ビルの谷間で風が巻く
舞い上がる枯葉を集め
粉々に引き裂かれた夢屑
空に溶けて消えていく

電飾の輝きを纏う聖母像は
美しい無表情を晒して
渋滞の国道を見下していた

履きなれない靴 ....
信じる奴しか救わない神様なんてクソ喰らえだ!
と叫びたい衝動をどうにか抑えつつ煙草を吸う
信じなきゃ地獄行きって脅迫じゃねぇか!
と叫びたい衝動をどうにか抑えつつ珈琲を飲む
貧弱な軽自動車を街 ....
欲しかったものを手に入れたとたんに
他のものが欲しくなる
判ってはいても止められない
「欲しい」には夢と希望が満ち溢れ
手に入れた後には虚しさが残るだけ
(捕らえた獲物には…なんて言い訳がま ....
 行き当たりばったり俺の人生
 今日も明日も明後日も
 通り道には通せん坊
 それなら俺は回り道
 くだらないことでも一生懸命
 何処かで誰かが認めてくれてる
 ありがたや、ありがたや
 ....
私が知らない、あなたの息遣いがある
私が知らない人の前でその息遣いを
あなたは、する
固く組んだ指を解いて
代わりに軽く瞼を閉じて

あなたの裸体を描くことができる
その正確さにやるせな ....
正月を準備する
派手な飾りから
ちんまりとした飾りへ
わずかな隙間から
広い世界を望み見る
そこには
竹の風が吹く

正月を準備する
動く飾りから
静かな飾りへ
はるかな雲間から ....
あなたの心は
玉子の中で眠る小さな生命のように

本当は、安らいでいたいもの

薄い一枚の殻を纏って
周囲の様子を気にかけながら

時には泣いたり、怒ったりクスクス、と笑ったり

 ....
表面上はとてもとても綺麗で平和な世界

だけど現実は残酷で生きる事さえ難しい

感情をも失いかけて和によって保たれている

世界の平和を望んでも現実は避けられない

人は何 ....
いつかきっと今の苦しみも喜びへと変わるだろう

いつかきっと心の闇もはれるだろう

いつかきっと夢も現実のものと成るだろう

いっかきっと空も飛べるだろう

いつかきっと自 ....
想いと
ことばは
まったくのべつもの

あまりにも似通っている、べつもの


うまれた想いを、
そのままことばに乗せられる、と
そんな気がしてしまう

ことばの背中に、
 ....
ロマンチックにおなり猫
あまりにも淋しすぎて
おまえに何ができるというの
ロマンチックにおなり猫
夕冷えのする野原の中に
ひとつだけ咲いた白い花
おまえのようだと言いたいけれど
ロマンチ ....
街では
緑と赤がすべてに取り付けられて
大きな箱と声で賑わっている
何もかもが動

聞こえてくるのは
心を後押ししてくれる
楽しい曲
心が奏でられる
街の賛美歌

森では
緑も ....
僕ん家の家計は火の車で
ランドセルはお姉ちゃんのおさがり
小学校では心無い同級生に
赤い色が女の子っぽいと笑われた

そのたび僕は文句を言って
仕事帰りのパパを困らせたけど
 ....
噛んだ唇から
滲む血の味
鉄と酒と汗が混じり
この上なく不味い

今日も視線が通り過ぎた
降りかかる事の無い声が
目の前で遊んでいる

枯れた涙が頬を伝い
無為な恨み言だけが
今 ....
黄色の花は枯草に足元を譲り
冬の陽だまりが
影もつくらず
土に隠した春の気配を
内緒で温めている

霜を忘れた僅かな緑は
十二月の大気に身じろぎもせず
去年のうたや
 ....
コーヒーは、苦かったんだ。

いつからだろうか。

こんなに呑むようになったのは。

いつからだろうか。

無糖コーヒーが飲めるようになったのは。

いつからだろうか。

カフ ....
笑わないって言ったけど
ごめんね
笑っちゃった
そんなつもりで笑ったんじゃないのよ
ねぇ くすぐったいから手は肩において
そう そこにおいて
うん
ごめんね
私は嫌な女の子よね
でも ....
 取り合えず、洗面所に行け

 顔洗え

 洗ったか?

 じゃあ、足元を見ろ

 何が見える
 

 汚いカビか 汚れた足か 割れた爪か

 よく見ろ
 
 ....
さんたさまへ

さんたさま

このせいなるひに

きっらきらの

あい

をください

せかいじゅうに

ください

うまれたば ....
惰性的な円グラフよりも
    もっと見栄えのしないのは
       妥協的な帯線グラフです

妥協的な帯線グラフより
    もっと見苦しいのは
       安逸的な棒線グラフです
 ....
ちいさい頃

秋になっても淋しさなんて感じなかったのにね


歳をとる度

切ない気持ちが濃くなってきているようです


ちいさい頃

大人は強いと思ってたのにね
 ....
「譲ります」細き文字に貫かれ熱き心に雪が積もる


数億の命が競い手に入れた吾は身体を傷つけている


君が居ただから田舎を出てきたと言ってみたけど半分はウソ


体内のひとつ ....
サンタになる
と 義父が言ったのは 六十歳になったあたり
子供の頃からの夢だと言い
衣装をそろえ 駄菓子を買い込み
白い布など用意したので

義母は 義父用に衣装をつめたり
白い袋にした ....
クリスマス・イヴという日は
みんながモノと思い出を探す日
何がほしい?
何を買ってあげようか?
どんな夜を過ごそうか?
特別な日

モノを想い
人を想い
時を想う

その年に起き ....
お風呂上がりに
冷蔵庫を開ける
とっておいたプリンが
どこにも見当たらない
「あれなら食べちゃった」って
とっても楽しみに
してたので

ケンカ しました
プリンのことで
ケンカが ....
今居る場所を
具体的に説明
することが
できるだろうか

東から太陽が
差し込む山手線内
七号車中央出口付近
代々木原宿間

つり革につかまる
ぼくが居る
 ....
僕がまだ小学生だった頃。

父と母は毎日の様に喧嘩をしていた。
母は父の稼ぎの少なさを貶し。
父は病弱で働きに出れない母の不甲斐なさを責めた。

『お父さんとお母さん離婚するかも知れない。 ....
蒼い海峡の水面に、座礁した街がゆれる。
煌々と月に照らされて。
わたしが走るように過ぎた感傷的な浜辺が、
次々と隠されてゆき、
閉ざされた記憶の壁が、満潮の波に溶けて、
どよめいては、消えて ....
東京で買ったお洒落な服を着て街を歩く。
けど、通り過ぎる女の子の
誰も俺を見てない。
むかつくから母に下駄を買ってくるように命じ(海で裸足で遠くまで歩いてたら盗まれた。)
下駄を履いて街に出た ....
今日は天長節だ
天皇誕生日
なんで自国の祝いをしないで
他国の宗教の祝いを盛んにするの?

ある人が言っていた
商業主義儲かればいい
景気が良くなればいい
ゲームを貰えればいい

 ....
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