中央図書館を出ると 
すでにとっぷり陽は暮れて 
人々が行き交う広場の真ん中には 
イルミネーションのまばらなさえないクリスマスツリーが 
それ以上でもそれ以下でもない素朴さで風に揺れていた  ....
宝くじに当たったよ。
3億円ゲットしました。

僕の生涯賃金を一瞬で凌駕してしまいました。
今までの苦労はなんだったのでしょう。
昼も夜も休み無く働いていたのはなんだったのでしょう。
慢性 ....
季節もやがて真冬へと移るこの空の下

風は冷たく感じ風が僕を追い越していく

粉雪が舞い降りてきそうな空を

君と二人で見上げてた

空を見上げると幾千もの星達が

無 ....
どうして夢の中でも走れないんだろう

いつも足がもつれてしまう

あれってほんとに歯痒いよね

せめて夢の中でくらい颯爽と走りたいものだ、、、
苛立ちとか、

悲しみとか。

ごちゃごちゃしてきて。


たまには、ね。

いいでしょ。
病院の古い長椅子は
もうすっかりガタがきて
座るとギシギシと
独り言でも言ってるみたいだ

そこにはいつも
お爺さんやお婆さんが座るから
僕はめったに座らないのだけど
ちょっと興味があ ....
たたかうトナカイさんへ、
サンタにまけないでください。
たたらたあこより。


あとごにちかんですね。
サンタのおうぶおうにまけず、
がんばって。
たあこ。
 ....
黄色から赤信号に 変わった
コンビニエンスストアの 前の交差点

朝 うっすらと雪で凍っていた路上も
お昼を過ぎる頃 スリップする心配もわずかに緩み

直進の列に いつものように 並び
 ....
いつだって 何もしない をしているの

ママは怒るけど本当だもん
あるところに男と女がいて
であって 好きあって
子供ができて 家庭を持った

あるところにできた二人の家庭は
明るい家庭で
子供は二人
跳ねて 飛んで

子供の頃によ ....
咳をしてママをふりむかせたんだね目が合えばにらみ返す少年

熱の{ルビ児=こ}を抱えた母の傍らで少年は嘘の咳くりかえす

さびしがる骨をかかえて咳をすればカラッポカラッポ胸が痛いよ ....
この 響きの 深く 
清めた 場所で
流れる感情の帯 旗として 掲げ

密かに 掲げ 夜を見詰めて
この 夜を祈り通し

星をいだき
星をささえ

深まる 夜ごと 夜ごと
闇が静 ....
見上げると 
ひらひらと北風に舞う 
たましいのかたちをした 
まあるい葉が一枚
落ちてきた 

{ルビ煉瓦=れんが}の{ルビ椅子=いす}に座ったぼくは 
腰をかがめてそれを拾うと 
 ....
仕事帰り
子猫一匹見つけた
ダンボールの中で凍えてた

子猫が僕に気づく
少しの間 一人と一匹は見つめあう

僕は手を差し出してみた
子猫が手をのせたと思ったら引っ掻かれた

子猫 ....
風邪をひいた

2年ぶりだろうか

前に風邪をひいたとき

友人はまだ生きていた

前に風邪をひいたとき

父もまだ生きていた

前に風邪をひいたとき

 ....
 虎になった
 黄色と黒で 都会のようで
 {ルビ四本=しほん}の足が 致命的で
 
 神秘と静寂のギリギリに
 透き通るように立ちつくす
 

 虎になった
 爪と牙が 怯えのよう ....
取り急ぎ、
申し上げます。


(中略。)


そうしてぼくは、
きみよりお年寄りになって、
しまったのでした。

だから。
いつか向こうに着い ....
あの日から、
耳鳴りが やまないんだ


いろんな場所が、
いろんなものが、
こわくなっていったんだ

その場所も、
ほんとは、そのひとつだったんだ

それでも、
なにかを ふ ....
どこまでも続く道を
僕達は 歩いているんだ
限りある人生の中で
自分らしく 歩いていく

途中で立ち止まってもいい
道を外れて休んでもいい
人に追い越されてもいい
ちょっとだけ 振り返 ....
上の子が『パパァ』と絡み付く。
遊んで欲しいのだ。
下の子が泣き出した。
おしめかもしれない。

それは、全く時を構わず、
親の都合を構わず、
甘え、頼り、私を求める。

解って ....
星が生まれる場所を探すのだといって
青白い廃墟に続く石畳をただひたすらに歩く男
腕時計は
旅の最初に外して地面に捨てたのだそうだ

夜空は既に
公転することを止めた無数の星
見知らぬ星座 ....
手袋を脱げばやさしき少女の手





          一九九五年一二月二六日
とりあえず、アイツをぶん殴りに行こうか。

もし、君の話が本当なら。

これほどムカついたのは久しぶりだ。

とりあえず、で良いから。

殴らせてよ。

自分のタネを撒き散らす、アイツを。

責任も取 ....
全ての負け犬よ
拳を握れ
ポケットの中で
コートの内側で
机の下で
拳を握れ負け犬よ
その手に意思を握りこんで
拳を硬く握れ
意思を握りこんだその手は何よりも硬く
誰にもほどけない硬 ....
平和なことはいいことだ
ぶふふ
平和なことはいいことだ
ばははは

平和なことはいいことだけど
俺は腑抜けになってしまった
平和だから
平和だから

平和平和ってお前
その髭を生 ....
相殺された躁と鬱が
外と ぼくのこころの かすかな温度差が
夜の顔をした蜃気楼を生み出した
生み出し続けた

その日から 星はメトロノームと化して
月はぼくを睨み続けている

でも き ....
妥協や譲歩など 頭の片隅にもなく

安っぽい貢ぎ物などは 躊躇なく蹴散らし

自分の非や立場など 一切お構いなしで


大地を両足でちからいっぱい踏み締め

目にいっぱいの涙 ....
穏やかな風が吹く
冬の晴れた日の午後
寒い日のはずなのに
その冷たさはどこにもない

鳥たちはのびやかに飛び回り
土は生きている

めったにないこの日を
人も皆
外に出て心で祝う
 ....
 冬の透き通った空に
 白球が飛ぶ
 それはまるで夢をつかまえようとするように
 白球を追う

 整地されたグラウンドで
 今日はソフトボール大会
 
 投手が投げるボールに集中
  ....
ハッピーエンドの
ものがたりの はじめに
もどって また おなじ
ストーリーを ひとつ
とどけてください
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