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満月の光に晒した水は
毒を孕むと言われてる
それはきっと昼の陽を
月が憎んでいるからだ

鏡面に映る顔は本当の
顔よりも美しく見える
それはきっと鏡の中の
彼が嘲っているからだ

 ....
ニヒリズムをロマンチックに語る馬鹿
独身主義者の集いでプロポーズする馬鹿
過激な発言でヒーローになれると思ってる馬鹿
投稿しっぱなしで感想もレスも書かない馬鹿
詩なのに怒りまくる馬鹿
おまえ ....
静かな海の音を聞いていた
映写機のカスカな響きの合間に

革命前夜とはかくも
激しく静かであろうか

(わたしは波の大きさを知らない)
(わたしの足音はもう響かない)

おびただしい ....
コンビニで漫画を買うことは
つまりは
すでに誰かに使われたコインを廻すことと同じではなく
テーブルが拭かれることの無い食堂と同じである

コンビニでバイトをしている僕と
テーブルを拭くこと ....
{引用=シネマ+ネタ+短詩}

Feel
  淡い肌 朧月が地面まで 降りてくる


後技
  あなたの粘膜を 暗闇より引きはがす ペリペリと


眠れる…?
  僕のシンデレラ ....
 ●物理学者との愛

彼女の名前は量子
二人の愛を確かめようとすると
何かが定められなくなる
それでも熱く統合しようとする彼女
「髪を噛んで…」
ああ 量子
僕は無我夢中で繰り込んでい ....
声高に何かを叫ぶ人
迫る車の音に気づかず死んだ。

今日も家でピコピコしているヒッキーの彼
疲れたお母さんに刺されて逝った。

いつもせっせとカンパしている中学生
キレて殺して塀の中へと ....
彼は、空の絵を描いていた
空気の色を、探していた
捕まえようと、筆を振り回したりしながら
まだ、筆先は、毛の色のままだった

彼は、いつまでも、空の絵を描いていた
失った恋人が、空にいると ....
                     74時 @ハト通信


都合のいい言葉は
いくらでも見つかった
だれもいない島

ガラスでできた家
とても頑丈な入れ物を作り上げて
中 ....
彼の生家へ行った

仏壇のある部屋に通された
彼の寝ていた部屋だ
私の寝ていた部屋には 通されなかった

彼の母の母に 手を合わせる
「最近髪がよく抜けます」と報告
彼の母が
「疲れ ....
この度は思いもかけないことでなどと
気休めを言うものではありません
死ぬことは生きている限り必然で
むしろ生きていることこそが偶然なのだと
私たちは本当は知っているからです

眼前の笑いか ....
血のつながった人ではないか


花火大会の帰り
歩道を歩いていて

私は服を脱いでいなかったし
一番近い肌は あなたの頬でしたが
私は医者ではないので 血管のことはよくわかりません。
 ....
足元には見えない鎖が

たくさんたくさんからみついているのに

どうしてこんなに自由なんだろう

見えない壁が

今にも私を押しつぶしそうなのに

自由行きの電車の発車ホームで
 ....
あたしのこと
なぐり書きして
ひたいには0、
あとは
力いっぱいで
でも
しんけんに

体中の
ぐちゃぐちゃ、の
なかみは
黒 だった

HBとか
ほくろとか
まばたき  ....
なぜなら一遍の詩は
水蒸気で組成されているからです
ある一個人の無意識から生じた詩は
一瞬だけ完全な美の結晶となりますが
すぐさま跡形もなく消滅してしまいます
詩は遍在しているのです
詩は ....
しようよ、って
いって どうぶつみたい
なんでもライオンみたいに
がおう!
おおきなくちをあけて
たべる
きもちいいねえ
ひきちぎるか
ひきちぎらないかくらいのちからで

はだかで ....
チャットに参加している女の子の名前がすべて
昔付き合っていた女の子の名前と一致しても
慌ててはいけない
もちろんそれはただの偶然
たぶんおそらく
偶然だと思いたい

チャ ....
雑音の雲の子守歌
雪を蹴り 光る
雪を蹴り 光る
凍ることのない遠い音


夜には優しい二本の手首
朝には見えない起伏を照らす
起伏のひとつであるわたし
片方の目 ....
あなたを駅まで送る途中
あまりに寒すぎて
顔をあげて夜の色をのぞいて
ふうわ と白い息を吐く
さっき飲み込んだあなたのこども
寒い夜の空の中へ、それきり
あたしのこどもにはならなかったの
 ....
そんなひまがあったら
     窓を開けて月に吠えます
そんなひまがあったら
     空をつかみ鳥になります
そんなひまがあったら
     雲をちぎり雨を描きます
そ ....
[目ざめている]

朝からずっと
手のひらを見つめる
遠くのほうで
蛙が鳴いている







[祖父]

耳が遠くなった祖父は
海に似てきた
くりか ....
こころがあったかくなるように
がっこうから帰ってもまだあったかいカイロを飲んで
くちびるを ぶるぶぶぶぶ ってして
粉をたくさん吐きだしながら
かみさま、ってよんだ

今日も一日中
足の ....
信号を渡ると
防波堤のむこうで
お前が
小さな翼を
そんなに忙しく羽ばたくから

お前が何千キロの空路を旅した
勇者とは思えないで
笑ってしまったのだ

虚仮脅しの人間関係に
す ....
右耳に車は聞こえない
左耳に降る金属音
追い抜くたびに空は笑う
切れぎれに拍手は過ぎてゆく


飛び去れ
飛び去れ
ひとりと
ひとりの道
ひとりの自転車の他はみん ....
目を閉じて
自分の身体をなぞる
髪がある 冷たい感触
耳がある したのほうが柔らかい
眼窩がある 目が飛び出そうで怖くなる
鼻がある 少し油っぽい
唇がある 言葉が溢れそうだ
首がある  ....
・マキャベリの「君主論」が好き

・「”不況だから貯金”の意味がわからねぇ。だから不況なんだよ!」と散財

・断末魔のようなヴァイオリンを聞いて ボクシングを観戦するのが好き

寺山修司が ....
<パンダ禁止>

薄汚れた白と汚れの見えない黒でできている
パンダになることは禁止されている
パンダであることは禁止されていないので
檻に入って、笹などを食んでいる



<しまうま ....
銀と言うのは
電気を通しやすい物質で
金の方が通すのだけど
安価だから
コンデンサの中にも

友達に話したら
殴られた
あざになるまで蹴られた後
髪の毛を捕まれ
指輪には
大切 ....
手のひらで掬いとった砂が
指のあいだからこぼれる
どうしても掴みきれずに
こぼれ落ちていってしまう
キラキラとひかるその砂のような

どんなきれいですばらしい壁も
見えるものは壁そのもの ....
ひっこしました
 
と言うのがすきだ

ひっこし

ひっこした あと

ひっこすよてい 

も捨てがたい

だからさいきんは

ほとんどの時間を箱とすごしている

早く ....
狸亭さんの未詩・独白おすすめリスト(69)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
うつるのは- 麻草郁未詩・独白104-2-9
馬鹿- クリ未詩・独白2*04-2-9
静かな海の音- 青色銀河 ...未詩・独白404-2-2
コンビニバイトと食堂ウエイトレス。- クローバ ...未詩・独白3*04-2-2
シネタン詩_01- クリ未詩・独白1*04-2-2
愛_衒学五重奏- クリ未詩・独白1*04-2-2
ぽつり- 鈴木(suzuk ...未詩・独白304-1-30
彼は逢えただろうか。- クローバ ...未詩・独白4*04-1-28
判らないなら- アンテ未詩・独白2*04-1-24
帰郷- 山内緋呂 ...未詩・独白12*04-1-19
仮タイトル「おそうしき」- 山田せば ...未詩・独白1004-1-18
- 山内緋呂 ...未詩・独白7*04-1-14
自由?- 春賀清流未詩・独白104-1-11
いちばんはじめに消えてしまいたい- みい未詩・独白5*04-1-1
詩について- 青色銀河 ...未詩・独白403-12-25
ライオン・クリスマス- みい未詩・独白6*03-12-25
いったい何を企んでるんだ僕のかわいい子猫ちゃんたち- いとう未詩・独白403-12-18
ノート(夜火)- 木立 悟未詩・独白403-12-17
明るい月が出ていた- みい未詩・独白3*03-12-16
ノート(ひま)- 木立 悟未詩・独白403-12-14
目ざめている- 青色銀河 ...未詩・独白503-12-12
わたしは、- みい未詩・独白5*03-12-11
- まんぼう未詩・独白203-12-8
ノート(自転車)- 木立 悟未詩・独白603-12-2
からだ- 竹節一二 ...未詩・独白403-12-1
スーパースター(男)- 山内緋呂 ...未詩・独白203-12-1
動物園- いとう未詩・独白903-11-27
ニクロムハーツ- ねなぎ未詩・独白403-11-17
こんな詩が書きたい- 青色銀河 ...未詩・独白203-11-15
LEE_MORGANのペットボトル- サダアイ ...未詩・独白503-11-12

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