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やがて来る 浸水した床下から
新しい手が生えてくる

風が走り去った午後の遊園地
ベンチには黒い影が二つ 揺らめいている
そして二つの風船 雲の彼方へ消えていった

全ては千切れた羽の様 ....
あの娘は北極を指して
箱の中に飼われた鴉を飛ばした

夕焼けを見る前に眠っていたから
羽根の色を知らなかったらしい
夜が明ける前に眼覚めていたなら
硝子の破片で怪我をすることも
無かった ....
品川駅の階段に座り込んで聖書を読みふけっていた。

僕の靴を脱がしてくれないか。

もう歩かなくてもいいんだ。

携帯が鳴って、出てみると神様だった。

いまさら何を言いたいんだ。
 ....
青くてすごく激しい魚を
まな板に乗せてばちんと
首を刎ねた
何の通告もなしに
首も胴体も捨てた
血の匂いがあたりに漂って
ハイターをぶちまけた
心残りは無かった
傘がこわれた
シロップ味の傘は
あお空さえ甘ったるく
かき混ぜて綿飴も
ミルクのように薄めて
記憶してきた
落ち葉とか
スチール缶なんかを
ため息とまるめて
ゴミカゴに
 ....
R105の白線の向こう側には星が転がっている
青い看板は海
赤い瞬き
眠りに就く信号機
灯を浴びて君は泳いで躍る

月は水面に揺れ
ピンクの文字は雲
朝焼けが訪れ
東の空から黒が逃げ ....
生マ物ならば腐らせて欲しい

生キ物ならば正して欲しい

あと一寸生きたい
怒ってない
怒ってない

だから

あなたが私に飛び込んで来ればいいのよ
何もカウンターで左アッパーを
当てようなんて考えていないから
さよならのホームに
闇を抜けてやってきたヘッドライト
ふと目が眩んだ

線路は続く、と
幼い頃何度も口ずさんだ歌の
ほんとうを確かめるように
飛び乗った
行き先表示は
確かめ ....
愛。
いいなー。
うらやましいなー。
NTTに今日も苦情。
オーライまた明日。

カウボーイになりたい。
キオスクにつばを吐きかける。
くるの?今から??
けど居留守をつかった。 ....
水面に爪先から降りる人に
絵に描いたような翼は
?無い?

静かに波紋を拡げ
音も無く沈む背中を
?眺める?

ゆっくりと確実に
淡々と逃げるように
?価値も時間も?

背景は ....
朝、青空が落下する。
二階の窓からデモ隊は逃走する。
<Let me be taken, let me put to death――>
倒れこむ、ここは勇敢な大都市。

どんな勝利も、ぼくは ....
{引用=


  事実、失われたものたちが/こどもみたいなことを
  眉間に集束して、にこやかに手を振っている/窓際に並べ合って、トランプしている
  夏の蜃気楼に酔った、寂しさの群れが/失 ....
夕暮れのバス停で
鳥になるの、と
呟いたきみの背には
小さく
ほんの小さく、翼が生えていて
ぼくは思わず
溜め息を吐いてしまった
 
砂時計の砂を飲み込んで
時を止めようとしたことを ....
見慣れた夏が来て
また、あの少年が
車に轢かれて死んだ
死に続ける者も
生き続ける者も
同じグラウンドのうえで
確かな約束を探していた
かつて
連れて行って欲しい
と願った場所は
 ....
たとえるなら・・・



ガソリンは満タンで容量は5ℓ

ミッションで ギアはLOWと5速だけ

もちろんバックなんてない

加速は世界一

アクセルはあってもブレ ....
骨だけになったさかなのように
あいつらはしんでる

疲れちゃって ねえ
なんもないの ねえ
気づいちゃったの?
わかってるの?

細胞が分裂
小刻みに震えるからだ
あたま 割れ ....
罪悪感という金型で
私の体を鋳込み鋳込み鋳込み
死滅への衝動を培養しています

完璧無敵のシステムは
天魔のタクトでゆらゆらり
軽やかにしなやかにそして細やかに
稼動稼動のフル稼働です
 ....
庭に舞うチンダルブルーの鱗粉が日に灼かれて
ちりちり して
なんだか今日は風がうるさいなあ

小さい頃の家の庭にも
同じのが飛んでいて
つかまえようとしてもひらひら
ひらひらと

あ ....
壊される街 創られる街
ノスタルジーを感じるこの街は
一体どんなノスタルジーを壊して出来たのだろう
ノスタルジーを壊して出来るこれからの町は
一体どんなノスタルジーを創るのだろう
街が人を揺 ....
橙色荒野に吹く風を/纏う鉄蒼色の軸/宵の時間を世界の涯へ/進む列車があるのです。


地平の橙色が揺れ墜ちる。
墜ちる百億回目の繰り返しの狭間、僕は祖父の遺した部屋の隅でアップライトのピアノの ....
炭酸水のぷちぷち 弾け飛んだ泡つぶが
空へ昇って星になったら
一等星の青がソーダ水になって
ぷちぷち ぷちぷち 泡の星を撒き散らす

夜空が星で埋めつくされたら
僕のコップは薄い青のソーダ ....
真空伝記は
竜の背にもエレクトロを静電し
暗がり黄走る永いひかりの連なり
真っ先に稲光る

ころげた永遠
ただ白い歩記は錯乱する程に
つよい顔のような夕暮れ
きこえなかったよ
一 ....
「え?リーチなの?」

「うぉっふ」

「嘘だよ〜、またチョンボじゃないのぉ?」

「うぅぉふ」


「ほんと?今度チョンボだったら罰金だよ、モモンガ〜」

「そうだよ、そうだよ ....
わたしってもっと強いと思ってた

ううん
ホントは弱いって知ってた



最近は毎日が楽しいと思ってた

ううん
最近は毎日を楽しいと思ってた



最近あんまり泣いていな ....
交差点が紅く染まった。

僕が作った少し早い夕暮れ。

人々がその美しさに歓喜の声を挙げた。

ありがとう。ありがとう。

僕は観客を見渡してニコッと笑う。

観客の一人が夕暮れに ....
真夏に日車は、咲いている


雷鳴の空を裂く。
轟音で目を覚ます
一輪車に稲光りが青白く反射する
一瞬で葉陰の殻は黒焦げになり
焼けた臭いに鼻をひる
傘の骨はしろがね色で
{ルビ死灰 ....
ときどき、せかい、が踏み入ってくる
身長167cm/体重53kg/脂肪率12%
のせかいに
いきなりすぎて鳥肌になっちゃうから
ノックくらいしてほしいな
でもそんなせかいは興ざめだろ
って ....
混じり合う
紫越しに
薄煙を見て
つま先で
水を弾くように 
駆け出した
風切る頬を
午前に残して
水平線の先に
潜り込む 指先から
少し遠い君の手
湿って宙を掴む
影が坂道を ....
昨日まで人生はカオスだと笑っていた
伸びた爪を弾きながら
縮んだ背中を凝縮させて
大した呼吸もせずに
 
 
(含んだ脱脂綿は、明日は使えねぇんだ)
 
 
 
そうなんだ
 
 ....
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