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 ぽっつりと。
 水面に輪ができた。

 ゆれる、空をまたいでいった。

  空は青かったか?
  地上は寒かったか?

 それよりも、
 揺れた空が端っこで、
 境界線を描いてい ....
ライト
ペンライト
レフト
ライムライト
ナイト
テント
ダイナマイト
嘔吐

アルバイト
コート
事故
センターゴロ
ダイナマイト
デート

ライトライト

 ....
太陽が驚くほど白い
狂という非
今日という日
それは
抉り出された
罪と空腹

服を着ないで歩く
その目から
濁った流線型
黒いかかと
にらみつけたブーツ
鉛のようにぶつかって ....



三十七度五分の微熱を利用して
交信を試みてみよう
見えないスピードで世界を飛びまわるという
スカイフィッシュ
窓の外に広がる空


誰の目にも止まらないけれど
ただ飛んで ....
レコードの針 ぱつ ぱつ

エネループが空になった
そんなら 次に写真をとるのはいつだろ と
猫に携帯を向ける
灯油がたかいのでホットミルクをつくる
だんだん眠くなると ああ このままが経 ....
マリンスノー
ふりつもる死骸

わたしというイキモノのうちそとで
生きたり死んだりしている生物たち

顕微鏡下の冬の水は活発な動きを示さない
微動だにしないとうめいな殻
わずかに繊毛を ....
歯ブラシを持って
弟がどこまでも走っていく
小さいころから助走をつけないと
歯磨きのできない子だった
誰よりも美しい
世界で一番の助走だと思った
最近人の目を見て話ができるようになった ....
好きにしてくださいよ 俺は知らん
もうだってアンタは俺じゃないもの
俺に聞くな尋ねるな左右されるな
アンタは前に 前に行け 俺を振り向くな

先々の不幸は誰かのせいなら
俺のせいに ....
   どこへゆくのか空はそら
   しんでもしんでも空はそら



   プリーズ。 プリーズ 空の楡和
   かわれば 変わる 空の顔



   しんでもしんでも改札口の色 ....
 
 
瞬きをすると虹が溢れてしまう目があるので
笑うと発音しないPを吐いてしまう口があるので
まだ誰にも褒められたことのない君が
冷蔵庫に自分の耳を並べている

僕は機関車と同じ匂いの ....
唾液
の中に
残る記憶が
行き場を失って
外に
吐き出される

消滅音は
未来
店頭に並ぶ

果物が
口の中で
溺れて

切れた唇
上手く発音できない
歯は
トウモ ....
交差点を右に曲がって
2つ目の信号を左折するとおおよそ500メートル先に
ローソンがあるのでそこをipodに上書きされ
ピチカートがブラボーブラボーいうので乗るはずじゃなかった高速道路を東京方面 ....
 
 
 
教室のはしっこで
うずまいて溺れた
リボン型の蝶は

 
 
きたならしい
箒はそれを払って
夢ばかりつまった
ゴミ箱に捨てる
 
 
落日になじむよう
 ....
ストライプに絡め獲られた虫が
偶然に向かって落下する
人間の筋肉運動
の名前、螺旋
テストのペーパーで口を塞いだビーバーのペンチ
一級建築士 さらら、さららと
皿回しの子猿
お尻を叩かれ ....
窓の外を眺めろ
夜だ
空白がやってくる

ネオンの光に何があるというのだ
美しさに中身は伴わない
いつも置き去りにされているじゃあないか
本を買わずに店を出る
夜風に我を忘れる時間のな ....
灰色
のカスがらせんにおりてくる
と同時にカラスがゴミ箱から食う物をうばい
尖った爪にマックの包みがひっかかり上がっていく
誰もいない閑散としたアーケードに音がすいこまれて
何も無 ....
消えたり、
浮かんだり。

突っつかれたり。
ゆっくり速く流れ去っていったり。

生きる苦しみを、すっかり笑い飛ばしたり。

「淋しかぁないさ。
 仲間だって ほら、こんなにいっぱい ....
浸された水は
つめたく
ねがえりもできないほどに
なぜか凍みたまま
あの人ごとをさらって
いって

かなしい
のふちにいるあの人
たしかにいかされ、芽生え
一つの
さむさの中にい ....
ぎざぎざの空
柔らかなゴムでつながった
ビルと車
自転車に乗った悪人と善人

いっぱいになっても
まだ注ぎ続けられて
あふれる
あふれた 泣き笑い
歩む側から忘却に放り込まれるような日
空に向かって突き上がる厳しい風を見たような気がして
傷つくはずの雲を探した、長いこと、眼を凝らして
昨日、少しだけ降った雨の後
呑気な冬が重い腰を ....
沖の赤いブイのところまでが
遊泳可能区域です

深い深い黝い海中のグロテスクな生物も
死が自ら設えた玉座も未だ見たことがありません
本の中、他人の話でしか知らないの
今日もまた白砂の遠浅の ....
かんかん鳴る階段をあがると
お隣さんの
ドアノブにかかる
ビニ傘
ドアの前に置かれている
飲みかけのコーラ
朝には片付けられてたけど
帰ってくるとまた
首を傾げ
なんだろうと訊いてく ....
 
 
 
 あかるさはどこまでも横柄に白を敷く
 影は飄々とやってきて知らぬ間に返して黒くする
 律儀な神様は繰り返す
{ルビ 私たち= ・・・}は素直に受け入れて
 なにも疑わない
 ....
飯田橋の歩道橋を歩いていた。
風が乾いている。透き通るように冷たかった。

車の音や、人の声が雑多な音となって歩道橋を揺らした。
青い空が遠くまで続いていた。

冬は晴れているのか、と思う ....
{画像=110417072954.jpg}



黄色いものが宙に昇り
苦しいものが歩んでいる

ゆけどもゆけども
黄色いものは重たいのだ

ゆけどもゆけども
苦しいものは軽々な ....








悪いんだけどさ

俺お前に興味ないんだわ
しおからい空気が鼻腔をくすぐるので
目覚める
茶色く変色しているだろうごわごわの髪に
手をやりながら起き上がる
腰が痛い
かつての習慣を再現してもほんとに意味がないなと
ひとりごちてそれで ....
その痕は

痛いほど澄みきった
マイナス42℃の夏空を覆う豪雨のよう



歪みきり揺れては
捻れ滲んだピンク色の粒子


埋め尽く
された聴覚は光化学スモッグで視るアリゲー ....
空が白んできたら、無数の糸がぼくをからめて
息苦しいくらいに涙を流させるんだ。

いつか、病室でママが言ってた。
「あなたは、恋人にあげた甘い蜜のかけらなの」

甘い、甘い、あまい  めま ....
少女は逃げてゆくので
その美しい足も
指先や
いじらしい思いも何もかもが
汚く映る
妄想

Wednesday, May 27, 2015

吐き気くらみの中
歩く白昼は腐れた匂い ....
アオゾラ誤爆さんの自由詩おすすめリスト(536)
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