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少女服脱ぎ捨て君は駆けぬける
    街角、インクの乾かない朝


追いかけて非常口ドア雨上がり
    無邪気な青にだまされてゆく


水にうつる言葉も意味もないグラス
    残 ....
夕影がひたひた伸びて心ぼそい
    手の鳴るほうへ手の鳴る{ルビ方=かた}へ


最後まで残るこわさに二人して
    遊びなかばで遁げるたそがれ


終わらない遊戯にも似る夕暮は
 ....
春の色に月やあかきと問ふ人の
かざしにせばや八重桜花



あらし吹く春ならずともこぼるるは
恋のこころの花とこそ知れ



仮初の夜にも似たるかいささくら
 ....
春の陽はひとりの心を置きざりに
    雲の流れのさみしい空に


たわいないふとした言葉にはしゃぎ合う
    風を摘む指花を折るゆび


春の日は濃いめのお茶にまっさらな
    ....
 


はりつめて切れそうだから目を閉じてあんまり空気を吸わないでいる



ひとりごと、白くかたまれ歌になれ風に飛ばずにここに留まれ


鍵盤にひとつぶ落ちる(きん、たたーん)か ....
確信のない夢描いて丸めては捨てる行為をまじないとした

あきらめたわけではなくてただ飽きてなにもなかったような口笛

いざという時に大事なことさえも伝えられない不甲斐ない人

この人になり ....
つかめない{ルビ触=ふ}れられないし見ることもできないものが動き始めた 思い出に、ゆかたの君が見たいだけ箱根温泉ゆあたりに風

きっかけがどこにあるのかわからない花火轟くまでの沈黙

ぎゅっと手を握る二人は蚊帳の中 外のすべてが愛しく見える



小学生み ....
こらえても ゆがむくちびる ふるふるふる
うるみ零れる おかっぱの髪

パパあげる 玄関先で 待ちわびて
握り続けた シワシワの春

負けないぞー きいろい声は どこいった
頭ならべて  ....
いつまでも君を抱きしめキスをする 抱き崩れてもキスをしている 尾を巻いて逃げることすらできなけりゃそのままそこに寝てろ負け犬

まず一人リングに沈め駆け上がる テーマソングはもう決めてある

無意識だそこにお前が立ったからお前を殴る 夢など見ない

 ....
胎内の命いとおし幸せな君らの目方は51?

手に余るサイズとなった乳房に戸惑いながら自慢する君

母となるその日にそなえ髪を切る君はしっかりたらちねの母
息絶えてセキセイインコは止まり木を滑り落ちたりかそけき音で

遊ぶことお喋りすること謡うこと好きなだけせよ次のいのちで

空の籠を片付けている 傍らに軽ろき羽毛が風に吹かるる
掴まえた手をすり抜けて残るのは切なさ募る涙の滴

咲いたかな 口癖の君待っててよ春が開けば教えてあげる

栄光の日々を時間がさらっていく岸辺に刺さるシャベルは黙る

黄昏の衣を纏い走り去る ....
北からも南からも容赦なく真っ白な風に挟まれる私

君のその視線の奥にある未来私はちゃんと映ってますか?

寒い中砂浜で焚火してみたいある小説の真似するように

溜息に混じって出るのは幸せで ....
あけましておめでとう でもいまわたしすごくお腹が痛いの知ってる?

添えた手に気づくことなく君はゆくサクサク音を響かせてゆく

あけましておめでとうでもさようなら 言葉凍って落ちた足元

 ....
21st century modern描く未来も変えられぬまま

旧き良き未来予想をまだ僕ら続けているよさよならアトム

うずたかく積み上げられた未来から目を背けつつ大人になった
未来には何が起こるかわからないだから希望を捨てないで済む 歌うことその覚悟した男だけ出せる音だけここだけにある

走ってく早めに命散ることを願うみたいに叫びを歌う

耳の奥鳴り止まぬ鐘もう誰か止めろって打つの止めろって

海と雨そして女が産み出し ....
メルセデスベンツが欲しいと歌うのは他に求めるものがあるから 口と口合わせて起こる反応を知りたくてした初めてのキス

草むらの匂いと鼓動それのみを残すファーストキスの実験


放課後に答えあわせをしたが為クラスメイトが恋人になる

抱くことも抱かれ ....
言霊は無色透明たどりつくところによりて色を変えゆく

雑然とした日々のこと雑踏の中に紛れて目を閉じないで

ありのままそのままでいい君の目はくるっていない間違ってない

戦場で逃げ惑うひと ....
4年分ふたりの過去を巻き戻しあの日と違うバイクでデート

デートとは果たして言ってよいものか指輪は無言でふてくされてる

風を切り向かった先は思い出か国道1号秘密駆け抜け

吾纏う香りは前 ....
さよならを態度で示す彼だけど最後ぐらいは言葉が欲しい  まどろんだ夜明けに新しい希望を探す 過ちの過去時と共に薄れてゆく

 ありがたし我を案ずる人がいる 期待に答え今日も生きる

 煩わしい日々のストレス身に感じ 耐えて埋ずもるこたつの温も ....
切なさは夜になればなるほどに膨らんでゆく風船みたいに すみません。喫煙席はありますか?まず確かめる毒と知りつつ

システムがよくわからないカフェテリア愛想いい人演じて突破

空いた皿下げることのみ命かけ笑いもせずに皿を気にして

沈黙す女同士 ....
 眠れぬ夜すがりつきたくてうたを詠む取り残されし寂しさ身にしむ

 静けさに想いが頭にのしかかり忘れていく日々迫る来る明日

 安らかに眠るあの子の見る夢を静かに見守る深夜のひととき

  ....
下駄の音に合わせて手玉そらに舞う犬と私の居ない季節に


詰襟が食い込む首で油揚げ拾う原っぱ葬列の順


右耳に綺麗なものだけ詰め込んで昨日覚えた公式で解く


張り付いた理 ....
怒声から僕の名前が出てきたら親が来るより、
早く逃げるの
すぬかんながぐつ。 さんの短歌おすすめリスト(34)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
永遠中毒- 石瀬琳々短歌6*08-4-18
たそがれ- 石瀬琳々短歌13*07-11-22
月下咲羅(げっかさくら)___■古語の宴参加作品■- Rin K短歌20*07-3-22
三月うさぎ- 石瀬琳々短歌17*07-3-16
【短歌祭】きん、たたーん- たたたろ ...短歌11*06-12-17
semi−charmed_life- 一代 歩短歌4*06-9-10
なにか- 一代 歩短歌106-8-28
【短歌祭参加作品】青の墓場- 一代 歩短歌11*06-7-30
愛娘たちよ、いつか耳をひらいて- 佐野権太短歌13*06-4-28
キス- とびまる ...短歌1*06-2-5
殴る殴る殴る殴る- 一代 歩短歌3*06-1-31
祝福- 比呂正紀短歌5*06-1-11
ことりとおちた- 比呂正紀短歌7*06-1-10
Fairy- 花水木短歌3*06-1-10
私はちゃんと映ってますか?- 夏川ゆう短歌406-1-2
腹痛- 一代 歩短歌3+*06-1-2
過去未来- 一代 歩短歌4*05-12-24
mirai- 一代 歩短歌3*05-12-22
CARTAIN_CALL2日目- 一代 歩短歌2+*05-12-21
ジャニス- 一代 歩短歌3*05-12-16
キスの思い出- 一代 歩短歌6*05-12-9
言霊- 一代 歩短歌7*05-12-5
シンデレラ- 一代 歩短歌3*05-11-30
さよなら- 夏川ゆう短歌205-11-27
短歌十句- 炭本 樹 ...短歌2*05-11-24
切なさ- 夏川ゆう短歌505-11-22
Cafe_de_irony- 一代 歩短歌3*05-11-16
わずかな一歩- 炭本 樹 ...短歌305-11-13
少女って地獄- 捨て彦短歌405-11-10
円滑な親子関係- 完食短歌4*05-11-5

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