Fairy
花水木

掴まえた手をすり抜けて残るのは切なさ募る涙の滴

咲いたかな 口癖の君待っててよ春が開けば教えてあげる

栄光の日々を時間がさらっていく岸辺に刺さるシャベルは黙る

黄昏の衣を纏い走り去る恋人達の別れを連れて



短歌 Fairy Copyright 花水木 2006-01-10 06:16:25
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