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我が心食ろうてみれば塩味の目から零れてそっと檸檬を 風めくるページの中に君を見る押し花のよな僕の心は

暗闇に輝く電子その震え君の思いを伝える小箱

走りきる海の無い道走りきる人生の崖君を求めて

ただ雨を飲み干し満たすこの渇き恵みの雨の慈 ....
ぼくは哀しみを探索する哀しみ皇子

鏡のない二人だけの世界という駅で
ぼくは太郎さんに出会った
そして、ぼくはまた、泊めてもらうことになったんだ

太郎さんについて、家までいく
そこは、 ....
こんな世界に眠れる夜なんかあらへん
目ぇ覚めんのか、覚めてへんのか、それとも冷めたんか
そんなこともわからへん
お前がおらんとあかんのや


山しかないようなとこやった
山の向こうに何あ ....
海のない町で
静かに月の海をみあげる
溺れることのないそこは
僕の心を沈めて

耳に木霊するあの声は
よせてはかえし
ゆらゆらと僕の心を

手繰り寄せる
つながる月
つながる夜
 ....
お互いが見えなくなったら
左胸を合わせて抱き合おう
お互いの背中から
悔いを打ち込んでつなげよう

言えなかった気持ちや言えなかった言葉
流れ出て交じり合う

声なんかいらない
胸打 ....
ぼくは哀しみを探索する哀しみ皇子

涙を宝石にするオジサンのお家に昨日は泊まったの
「皇子、そろそろ起きなさい、もうそろそろ琥珀色に染まる」
オジサンはそういった

ねえ、オジサン
ぼく ....
ぼくは哀しみを探索する哀しみ皇子

涙を宝石にする職人のオジサン家に泊めてもらって
涙のそうりょうはこの星だ
というオジサンの話を聞いている途中なの
哀しみ皇子だけど、涙の話なのは勘弁してね ....
ぼくは哀しみを探索する哀しみ皇子

涙を宝石にするっていうオジサンのところでお泊りなの
しごとが終わってオジサンは
「皇子、ここに座りなさい、飲み物を出してあげよう」
なんだか、琥珀色の飲み ....
みんな悲鳴のかたちをしてるから
みんな無視って
君はいう
だもんでコチョコチョ
脇腹をくすぐってみた

バコ!

えー、君の悲鳴は僕の悲鳴に変わりました
めでたくないけどメデタシメデ ....
ぼくは哀しみを探索する哀しみ皇子

哀しみ本線で旅をはじめたの
こんどの駅は
哀しみ宝石職人駅だって

職人みたいなオジサンがいた
ねえねえ、オジサンはなにをやっているの?
「やあ、哀 ....
ぼくは哀しみを探索する哀しみ皇子

ひとの哀しみを歌ったりするのがぼくのしごと
あたりまえだけど、ハンカチーフはいっぱいあるの

ある日、変な人に会った
「俺は哀しみを人間に植えているのだ ....

スコッチが傍らにあって
よく俺の話を聴いてくれたものだった
時には氷で返事して
盛り上がっちまうと
すべてを吐き出せる
そんな関係だった
ロックの多かった俺は
ことさらにお前を必要 ....
悲しみの中でしか人は
本当に出会わないのだとすれば
これほどの奇跡はない

眩しさの中で大事なものを見失い
愚かにも己の力と過信する時
太陽の下 
多くのものを焼き尽くしてすべて失う
 ....
世界が滅びて 
ただ一輪そこにある花を
太陽が照らして

空虚な僕は問いかける

すべてが消えて自分だけが残り愛もない世界で
どうして君は咲いているのかと

花は答えた 
あ ....
心が切り裂かれ涙は星になって
君は呟いたね 
何を愛していたのだろうと

星になった君の涙を 
僕が一粒指で弾いて
未来に零れる流れ星に変えた

満天の星空は君の美しい涙
とめどなく ....
夜空を剥ぎ取って
この心を包むことができたなら
あなたの宇宙(そら)を飛べたでしょうか

星をつかまえて
髪に飾ることができたなら
果てしない大海原を
あなたまで導いてくれたのでしょうか ....
世の中にはいつも恋が溢れている
そこかしこ失恋も含めれば
見渡す限り恋が溢れる

若きものは知らぬ間に恋に墜ち
老いたものは過去のシグナルを見つめる
一方的に見つめるだけのものだから
き ....
互いの心に根をはって
咲いてくる花がある

咲いた花なら散るのが定め
散った花びら互いに撒いて
毒の花でも祝福を

悲しいときには涙を注いで
楽しいときにも涙を注いで
間引いた葉っぱ ....
愛するということに
答えはない
愛したということにも

そしてきっと

という言葉の中にすらも

かつて死神がこう言った
神様は信心深い人にしか現れねえっていうだろ?
それに引き ....
壊れた蛇口から君の悲しみは流れ消えてゆく
もう輝かない電灯は心の闇を照らして
一人残された君に
世界は崩れ落ちながら優しく思い出させる 
愛する人がいたことを

大地は裂け地鳴りが歌う 
 ....
ブラウン管に浮かんだ偽物の海を見ていたら
涙が出てきた
涙も海に帰りたくなったのだろう
あれは偽物なんだよと教えてあげたけれど
あとからあとから
俺も私もと押し合いながら零れてくる
それを ....
愛するという言葉はいらない
もう君はいないのだから
別れの言葉もいらない
戻らないと誓ったのだから

わたしの心のポケットには
誰の手も入らなかった
だから小さくもなかったし破れることも ....
涙が書かせる言葉がある
流れて消える泡沫の
一瞬にしてまた覚めぬ夢
心が鳴き伝える音がある
そして詠うわたしがいる
旅立った言葉は涙に包まれて
優しく鳴く
見送るだけのわたしはただ
そ ....
我が身に寄りかかる雨は
遠き地の君の涙か
悲しみに塗れるその色は鮮血
今はただ
何を信じて今日まで来たのか
それすらわからなくなった君がいる
罪があり罰がある
救済という言葉の影には
 ....
思い出の隙間からあの人は消えて
荒涼たる未来には誰も待ってはいない
吹きすさぶ風は淋しさを歌うけれど
何も聞こえないよりはいい
何のために誰のためにそんなことわからない
嫉妬で顔を洗い嘆きで ....
恋するたびに砕けた欠片を
涙でそっと集めて抱いて
鋭利な言葉で裂かれる思い
すべてこの手で集めきるには
わたしの心はあまりにも拙い
誰かの世界に埋め込まれたあなたの愛は
今日もわたしを彷徨 ....
あなたへの想いを響く音にして
閉じ込めた心の猫目石
口付けて震わす閃光の弦
石に刻みつけたのは
ガンジス川の砂の数
それほど遠い過去世のこと
二人の日々
誓いの言葉

清音に震わす心 ....
君の手は何をつかむためのもの?
君の言葉は誰を包むためのもの?
手が二つあるからこそ
人間は愛する人を抱きしめられる
心があり口があり言葉があるからこそ
愛する人を優しく包むことができる
 ....
刀折れ矢が尽きても
倒れられないことがある
身は魂魄に成り果てても
走り続けなければならないことがある
愚かなことよと罵られても

信じるということは疑わないということだ
たとえばそれ ....
ルナクさんのアマル・シャタカさんおすすめリスト(97)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
嘆塩- アマル・ ...短歌7*07-8-9
君を- アマル・ ...短歌6+*07-7-26
哀しみ皇子(8)- アマル・ ...未詩・独白3*07-7-17
あかん- アマル・ ...自由詩21*07-7-12
月海- アマル・ ...自由詩1107-6-30
- アマル・ ...自由詩4*07-6-29
哀しみ皇子(5)- アマル・ ...未詩・独白5*07-6-27
哀しみ皇子(4)- アマル・ ...未詩・独白4*07-6-25
哀しみ皇子(3)- アマル・ ...未詩・独白7*07-6-23
悲鳴のかたち- アマル・ ...自由詩7*07-6-21
哀しみ皇子(2)- アマル・ ...未詩・独白4*07-6-20
哀しみ皇子- アマル・ ...未詩・独白7*07-6-20
一人寝の子守唄- アマル・ ...自由詩15*07-6-15
美しい人- アマル・ ...自由詩607-6-11
滅び行くその時に- アマル・ ...自由詩9*07-6-10
流星群- アマル・ ...自由詩7*07-6-9
この愛に泳ぎ疲れても- アマル・ ...自由詩4*07-6-5
捨てるぐらいの愛でいいから- アマル・ ...自由詩5*07-6-2
紅い薔薇- アマル・ ...自由詩5*07-6-2
パッション- アマル・ ...自由詩307-5-26
世界の終わりに流れる詩(うた)- アマル・ ...自由詩4*07-5-25
渚にて水の者ゆえ- アマル・ ...自由詩4*07-5-24
燃え尽きたあとに駆け抜けて- アマル・ ...自由詩5*07-4-26
散華拾遺歌- アマル・ ...自由詩507-4-21
雨が似合うから- アマル・ ...自由詩407-4-18
哀しいけれど- アマル・ ...自由詩7*07-4-16
たとえばそれが幻でも- アマル・ ...自由詩7*07-4-11
宇宙の塵の数ほどの想いあなたに馳せし夜- アマル・ ...自由詩5*07-4-5
抱きしめて涙零して生きてゆく- アマル・ ...自由詩707-4-4
汚辱の底で- アマル・ ...自由詩607-4-2

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