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ふっと
とてもおおきな
かみさまが
おやゆびと
ひとさしゆびで
つまんで
もっていって
しまいました
そして
ふっと
ここには
いなくなりました
かみさまは
とても ....
雲が浮かぶ
右へ右へ
そのあとを違う雲が右へ右へ
あ こっちの方がおっきい
おっきい雲は
ふぅーっと息を吐く間にちび雲に追いついて
ちび雲は あーあ
息を吸って吐いて吸って吐くと
....
大事にしてたコップ割ったの
牛乳おいしかった
おおきくて
だから音楽大音量
かなしみ
でかい音
だだだだだ
過ぎるの待ってる
息づかい
S、S、S、
....
うだるような暑さ
浮かぶ汗は彼の人を飾るオパール
薄いガーゼのシャツ
肢体を包んでいる
あまい匂い
バニラアイスみたいな
舐めたくなるような
誰にでもこんなことするの
と
わたし ....
360℃の夕焼けは
わずかな休息をとり
夜がはじまるころ
宙に星をならべる
夢うつつつつ
うつつを抜かして生きてきたから
何もかもおぼろげ
記憶は淡い膜のむこう
そういえばあの日
私すごく泣いたっけ
夢うつつつつ
夢を泳いで流れてきたから ....
幸せってなんだろう?
幸せってどこにあるんだろう?
いつも いつも 探してた
ただ 毎日が 同じ日々で
酷くツマラナクテ…
あの人も その人も
ぐるぐるまわる地球の上で
何かを見 ....
どうしてだめなの
僕は悪いことした?
あなたといっしょに居たいこう思うのは悪いことなの?
あなたは僕といっしょに居て楽しくないの?
僕はあなたの ....
あなたは、あなた
ぼくは、ぼく
逆立ちしたって
違う人間だけど
手をつなげば
わたしたち
....
あの人の夢をみました。
夢の中のあなたは
いつもよりちょっとやさしかったな
あなたと手つないだよ
いっしょにおさんぽ ....
ぼくたちがみた
いくつもの風景は
今にもあふれそうなのに
それでもぼくたちは
未来をみようとしている
閉じ込められた魚たちは
ぶあついガラスのおくで
海の夢をみるのだろうか
そとにでると
すこしだけ
雨の匂いがたちこめていた
....
たとえば
君が僕の背後に忍び寄り
両手で目隠ししても
見えちゃうものは見えちゃうよ
君の指先は細くてやわらかいから
ついでにぺろりとしてあげる
隠すから見たくなる
子供には毒って言い ....
囚われの鳥が
水をほしがる
何羽もほしがり
雨になる
木守りのひとつ実
夜を見る
すそから濡れる
夜を見る
一瞬のつながりのかたちから
道の灯りの ....
止まった時計の螺子を
ゆっくり回せば
涙が零れ落ちてゆく
回しても時間は戻らない
壊れた時計はいらない
螺子を回しながら
瞼の裏に映る映像を見る
抱き締めて欲しいだけ
この心をそっ ....
ヒュー シュッパーン パッ パッ パッ パッ パン
たま〜や
夏の宵闇を貫く大輪の華
ラムネの瓶に沈んでいく
タップ タップ タップ タップ ....
バスルームに聞えて来たのは
ベランダのふうりんの音
さんど ちり〜ん ちろり〜ん ちり〜ん
急いでバスタオルに身を包んで
ふうりんを見に・・・
短冊は揺れてるけれど音は出ない
カーテン ....
無数の星たちが歩く
そらをみつけた
あなたが飼っている猫はわかる。
不思議な名前ばかりつけているから。
時々自分の服を見ては、
白い毛を取り除いている。
そんなあなたを見ているのが好きだった。
あた ....
言わせてはいけないと
思い続けていた言葉を
言わせてしまった
苦しそうに飛び出したその言葉を
もう一度押しこんであげられなくて
ごめんね
記憶喪失の男が、電話ボックスのなかで
世界を止めるダイヤルを回し続けている。
正午頃。―その日はとても暑かった。
路上で倒れた女がえっちらおっちら運ばれていく。
その後彼女がどうなるか、私 ....
もし僕のマワリを吹く風に
色がついていたら
たくさんの場所で
数え切れないほど
なまえをもたない
色に出会うだろう
そのとき僕は
シロツメクサの
....
きのうのかけらが
とぎれそうないきおいで
僕のからだをとおりすぎる
いつもの私の『言葉技』
だぁ〜てぇ
今日もやってしまった
彼とのケンカ
素直になれなくて
ごめんとか言いたくなくて
認めたくないから
だぁ〜てぇ〜
この一言 ....
八月、
太陽が終わりのない明るさで街を照らす八月、
影のない者は日陰をたどって歩く
わずかなあいだなら
太陽を見据えることもできるが
かれには影がない
影のない者は太陽の下を歩くことはでき ....
思う
絶え間なく思う
この時その時あの時の分かれ道
二分の一の右左右左の岐路に
それぞれ違う選択をしていたら
今私は違う私だったんだろうかと
天文学的確率の曲がり角
歩 ....
朝、男が目を覚ますと
マリーの姿はもう無かった
寝不足の物足りなさと疲労感
抜け殻のようなシーツの微睡みを残して
マリーは何処かへ旅立っていった
シブセンの朝は
怪しいキャッチの声に引 ....
金八先生の股下が
あと3センチ長かったら
どことなく銀八先生
101回のプロポーズが
あと3ミリ男前だったら
がんばって91回のプロポーズ
かっこうよさの
遥か遠 ....
今日のような穏やかな
何も無い日を
幸せな日と呼ぶのではないのだろうか。
仕事、借金、離婚、再婚
過去は
土曜・日曜も何かの炎に突き動かされた
ような騒々しさだった。
定 ....
見えるもの 見えないもの
あなたの大事は一体どっち
いつからか 見えるものから逃げ隠れ
見えないものには気づかず やられ
今を否定し 明日を見てた
受け入れるのが怖かった
理想 ....
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