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老いてなお 明日に夢を 見る母は 幸せなのか 不幸せなのか ぼうっと空が染まりだす
月明かりに変わり太陽の予兆
石段に腰掛ける年老いた人
賑わいの境内
泣き出す兄弟
少し先には白いテントがある
もうすぐだからね
そう言うとぐずりながらも
うなず ....
あなたがその手の中に包んでいる
小さな小さな光が
私に大きな勇気をくれたから
ありがとうを伝えたいの

あなたは私の見えない物を見て
少し笑いながら手を伸ばすから
私はただ
どうしたの ....
夢の重さは儚く溶け出し
小さな海を造る
その小さな海で泳ぐ僕は
熱帯魚にはなれ無いから
空ばかりを見ていた
空は明るく
ゆっくりと雲が泳ぐ

僕はいっそうの事
この海になって仕舞いた ....
その一・命と言うカテゴライズ

風呂は命の洗濯だと言うのだけれど
どうやら私は洗濯をし過ぎた様で
首やら袖口やらなにやらなにやらが
伸びてぐたりとなってしまったらしく
そいつ等を支える事が ....
すべてを忘れてなんて
言えないけれど
もし君が許してくれるなら

大きな家は買えないけれど
僕には収入すら無いけれど
君に夢だけは見せてあげられるから
寂しい想いをさせない様に頑張るから ....
窓がうっすらとくもり
秋はいつの間にか冬に変わる
抱き合ったままの僕らは
足の冷たさを暖め合う
まだ少し賑やかさに包まれた
小さな夜の始まり

遠くで猫が泣いている
うちに呼んであげよ ....
ももちゃんは友達が居ないから
いつも一人で遊んでいた
だから目隠し
いつも目隠し

周りには誰も居なくなるから
寂しさなんて感じなかった
だから目隠し
いつも目隠し

ある日小さな ....
夕暮れの風が優しいので
少しだけ手袋を外してみた
小さな枯葉が僕の手にのった

電車に乗ると人ごみが恐ろしく
そっと息を止めてみた
苦しくて苦しくて仕方が無かった

駅からの帰り道に雨 ....
あぁ、何て事だ
なぜ占いなど

山に登るのに女難の相だなどと
笑っている場合ではなかったのだ

今僕は一人の女性と
対峙している

吹雪の山はとても暖かい
軟らかな布団にくるまりな ....
いつもそこにあった
それが当たり前だった
大切だって知っているのに
大切にしなきゃなんて
少しも考えなかった
いつも思わなかった

昨日まで何て事なかった
どうして気が付かなかったんだ ....
雨上がりの少しだけ雲のある空に
小鳥が二羽飛んで行きました
近くの電線にすいっと止まると
あっという間にまた、すいっと飛んで
ぴぴ、ちちぴ と鳴きました
空は青くとても澄み渡っています
私 ....
心の中で咲いた透明な花に
蜜蜂は飛んでこない
雄しべと雌しべは
実を結ぶ事なく
ただ
静かに月夜に浮かぶ

どれだけ風が吹こうとも
どれだけ雨が降ろうとも
透明な花は決して折れない
 ....
好きですってね
ためしに言ってみたんだよ
それだのに君はさ
ありがとうって言ってさ
僕は困っちゃった訳だよ
だって僕は君の事
好きだったものだから
本当にどうして良いのか
分からなくっ ....
あくびをしなよ
それが夢への合言葉
もうじき世界に太陽が昇る

これから始まる世界には
道しるべも無ければ
誰の足跡も無い
君の思い描くものになるんだ
何にも決まっちゃいないんだから
 ....
子供の頃壊した記憶は
自分の想い
夢見な幼い想像は
自分のホントはここじゃない
もうじき死んで花ひらく

若い頃壊した記憶は
世界への想い
回りの見えない学生は
こいつら何て馬鹿なん ....
僕の賞味期限はいつまでだろう?
本当は知らない間に過ぎてしまっていて
もう味も鮮度もすっかり落ちてしまって

いやいやまだまだ青二才で青臭く
まだまだ未熟で食べられなくて
誰からも本当は相 ....
踊ろう君の手が空いたなら
人生をかけてゆっくりと
時にはクイックやジャンプも入れて
疲れたならスローテンポで

踊ろう手と手をつないで
恥じらいながら大胆に
時にはゆっくりおしゃべりしな ....
あいつはあの子と付き合ッタラシイ
いつも二人で一緒に居ルシ
家とか行ってるミタイダシ
ツマンナイヨ

それからちびのあいつは家出シテタノニ
どうやら連れ戻されたミタイダ
ザマミロッテンダ ....
体重計に乗ったらば
体重計に笑われた
「君は軽すぎて計る気にもなれないよ」
僕はやけっぱちで食べた

そしてある日また
体重計に乗ったらば
奴は目を三回も四回も回して
動かなくなった

きっと笑った事 ....
薄暗い中
あかがねに染まる朝焼けを見た

時計がさざなみ
町外れの橋が影になる
息を吐く声
電車の踊る音

タタン トタン トトン
パタン ポタン コトン
読みかけの本を閉 ....
ちゃぷり、と
月は青空のお風呂に浸かり
朝陽に白く霞んだ

今日も随分と
夜を照らしたものだと
そっと呟く

早く寝よう、と
いつも思っているのに
太陽と話し込んでしまう

長 ....
小さな足音が耳の横で止まり
「お兄ちゃんはうそつきだ」
と声がします

それはまるで今の心の中を引き裂くように
鋭い声で叫びます

私はただただ
恐ろしくなって
恐ろしく なって
 ....
酒に足を取られながら
君と手を繋いで
唄って
雨の匂い
とか言って
笑って

そういえばさっき
笑った顔が
可愛いな
なんて言えないし
言わないんだけど

雨の匂いなんて
 ....
さあ 行こうじゃないか
あの丘を越えれば
花畑が広がる

さあ 行こうじゃないか
重過ぎる荷物なんか
大切じゃ無いさ

さあ 行こうじゃないか
時計なんて放り出しても
太陽が ....
お元気ですか
少し高くなった空が
今日はなんだか優しくて

お元気ですか
ぽっかり浮かんだ雲が
とても愛らしいのです

遠回りしてのんびりと
線路沿いを歩いていると
どこからか夕飯 ....
夜の中に溶けていく
始まりの時
色褪せた時間
鼓動は静かに
空間を包む

赤いシグナルがまた
ねじ巻き始め
青いシグナルがまた
加速を促す

時計は21時半
永遠の始まり
記 ....
風は太陽を紡ぎ
  優しい音で糸を張り
張り詰めた糸は
  暖かな香で弾けて

{ルビ奏=かな}でる曲は優しく
  そして暖かく響く
まるで生命の力を
  {ルビ謳=うた}うように { ....
この街が寒いから手紙をだすよ
風邪なんてひいてないかい
ここは少しだけ寂しいよ
早く春が来ればいいのにね

そっちはどうだい
上手くやってるかい
僕は何だかこんな感じさ
うまくは無いよ ....
キラキラと星達が回る
月は静かにチェロを奏でながら
ワルツを踊る

ワインを片手に
氷のデザートを眺めて
太陽のカケラを探す

もうすぐ夜が明ける
つかの間の睡眠は体を蝕む
それは ....
恋月 ぴのさんのプル式さんおすすめリスト(235)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
母と- プル式短歌4*07-1-2
鬼さんこちら手の鳴るほうへ- プル式自由詩4*07-1-1
ありがとう- プル式自由詩7*06-12-30
僕は遠くの空を見ていた- プル式自由詩5*06-12-27
手の中の残像- プル式未詩・独白3*06-12-24
幸せが頭を垂れます様に(僕の我儘、君への想い)- プル式自由詩6*06-12-21
結露- プル式自由詩8*06-12-19
目隠しと言う遊び- プル式自由詩3*06-12-18
世界中の右目を集めて- プル式自由詩13*06-12-15
風は白く暖かい- プル式自由詩5*06-12-13
酸素不足- プル式自由詩5*06-12-12
小さな雲に乗って- プル式自由詩10*06-12-11
月は彼方に- プル式自由詩7*06-12-9
明日はお休みなので- プル式自由詩8*06-12-5
my_baby,_sun's_come!- プル式自由詩7*06-12-4
小さな灯火- プル式自由詩2*06-12-3
サヨナラばいばいまた来て再来- プル式自由詩7*06-11-26
スロウ・ウェディング- プル式未詩・独白4*06-11-26
僕が居なくなっても世界は変わらなかった- プル式自由詩5*06-11-23
それから奴とは会っていない- プル式携帯写真+ ...4*06-11-17
あの日僕らはキスしたんだ- プル式携帯写真+ ...7*06-11-14
太陽の偽善月の憂鬱- プル式自由詩9*06-11-10
チューニング- プル式自由詩7*06-11-6
宵町明かりは月明り- プル式自由詩4*06-11-4
明日は小鳥が飛べますように- プル式自由詩2*06-11-4
月はもうじき浮かぶだろうか- プル式自由詩5*06-10-22
世界は動き始める_僕は眠りに落ちる- プル式携帯写真+ ...1*06-10-19
雲は大きな羽を広げる_僕は裸足で目を閉じる- プル式自由詩7*06-10-18
時計は今も静かに笑う- プル式携帯写真+ ...9*06-10-16
グッド__バイ__エンドレス__ムーン- プル式自由詩2*06-10-16

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