すべてのおすすめ
あんなに痩せっぽちだった友だちが今はひとりぼっちになってた


スリッパを並べると自分にもお客さんがあるみたいで嬉しい


ウォーリーを探せ、と言われてウォーリーしか探さないような子でした ....
腰折れて溶け行きしもの花冷えのあくる日風の光り増しけり ひとりぼっちの教室から見上げるきみはどうしてそんなに青いの、




背高草。
飛び越え飛び越え高くなれ。
もっと誰よりきみよりも。


お腹が空い ....
春の朝ようやく見えぬ霜柱
緩むは時と心の中も

春の陽の照らす大地の暖かさ
{ルビ温=ぬく}むは土と心の中も

春の道見せ合う初の制服に
歩むは足と心の中も

春の風少し強くは吹くけ ....
あなたなど何処にもいないまぶしさの闇あびるとき微笑む真昼




いくつかの空のなかからひとつだけ溶けゆく青に造られし道




海と空むすぶ羽音の舞の輪に青の魚の名を ....
この躰
闇に包まれ
消え逝くも
想い変わらず
光となりぬ
 
 
 
いつかまた
君にまみえん
陽のもとで
消え逝く願いを
光に変えて
薄色の文引き結ぶ梅が枝に
  あはれこよひも花の咲くらむ


花に積むはかなき雪の消えしとき
  心づくしの香ぞ立ちにける


東風吹かば北野にかへる白梅の
  ごとにかなしきひとよ ....
さいはての地にふりつむ雪のごとく君と重ねる想いは純白


車窓より眺める赤のグラデーション眠れる君の夢に届ける


冬景色 北国の海 雪と星 その中にいる君と私と


ゆるや ....
水面の戯れ水紋の喘ぎ。
乱れる波、
果てるを知らず。


満たされし満たされぬ果て、
月に焦がれて肥ゆ波高く。
悲しの海。






別れ ....
うにゃーとか
ごろにゃんとかで生きてみたい
そう云うあなたはナマケモノ



ハイエナが
悪者だなんて酷すぎます
一生懸命生きてるんです



ラブレター食べさせられても困りま ....
雪原の風たぐり舞う銀髪にあるはずもない笑みを見ていた




くりかえし光の行方追いつづけ雪の背骨を駆けてゆく子ら




道に棲む{ルビ静寂=しじま}に映る水の笑 ....
見知らねど行き着く場所はここにある
  夢見て君を連れた北国


いつのまにか眠った僕の携帯に
  隣の君から夕陽の小樽


真綿色の雪があまたの恋に染み
  冷たい北の印 ....
ふいにまた一羽の鳥が飛び立ちて
    束の間の夢心をよぎる


街角でつがいの鳥の歌を聞く
    アナタナシデハ/アナタナシデモ


啼くな鳥涙ながすなうつむくな
    唇かん ....
生きるのは/疲れましたと祖母が言う/空に刺さった冬の三日月

死にたいと/言えてしまう程わたしは自由/くたばることの出来ない自由

黄昏る/冬の寂しい路地裏に/孕んだ放火魔が火を産み落とす
 ....
糸島の{ルビ芥屋=けや}の浜辺の浜砂鉄君が素足の白き色映ゆ ひややかな雨ふる浜の静かなりとはいえ波のひとつ打ちける いつの日の窓辺に聞いたとおい歌
    盗んで消えるおもいでの耳


汽笛すぎ残されゆくは草鉄路
    待つだけの駅呼ぶだけの風


なぐさめを知るか口笛おおぞらに
    心を放 ....
砂糖黍畑を走るおさな子はいつかのわたし汗まで甘い




エメラルドグリーンは父がちゅら海を恋うる口ぐせ目じり細めて




「白百合は雑草だった」と言う父の故郷奄美は千キロ先に
 ....
名、をつけて、指間からこぼれ落ちる、もの、そこまで愛せ、そこまで愛せ、よ、


彼はいろ我はひかりか 赤青黄おなじ要素で対極に立ち


半分の顔で笑みたるその闇が満ちて怯えん君温け ....
菩提樹の上で交わるけだものの系譜の果てに立ち尽くす我



吼えるものただ自らに背くもの震えるけもの響くけだもの



膨れては刃のごとく雪を斬る寒さ忘るるための憎しみ
 ....
めざめては指に生まれし水かきで午後の終わりを泳ぎゆくひと



ゆきずりの他人の家の軒下に丸く在るもの季を唱うもの



届かない遠い川原に届かない指の軌跡の光あおいで
 ....
ノクターンそのたくらみに旅をする
    まなざし揺れる夜の窓際


ささやきに似た腰つきでつぶやきに
    似た足どりでダンスする{ルビ夜=よ}は


ガラス窓くちづけかわす夜の色 ....
{引用=
元素の記号に音を託して、

ひとつの譜をここに。

それぞれの元素たちの姿を探しつつ、

あそびに流れてみませんか。}



●Fe(鉄)  

   フェンス越し ....
衰えて炎もいつか褪せゆくか
    {ルビ終=つい}の火を燃せオルフェの夏よ


竪琴の{ルビ絃=いと}のふるえに夏は逝く
    {ルビ全=また}き夜空に呼び声はるか


{ルビ初風 ....
海に来て月の遺骸を{ルビ面=も}に浮かべ
    白貝割りて指先を切る


貝やぐら沖に燃え立ち{ルビ蒼蒼=そうそう}と
    胸に巣食うは十三夜月


月葬に送り遣るのは{ルビ鸚鵡 ....
水深5キロメートルの恋に落ち プールサイドで墜落する午後




砂浜の午睡からうつら目を覚まし すいかの縞の波に溺れる




ピーラーで削がれ半裸になりしきみ 水にさらせば ....
放課後のプールサイドに一人きり石を投げれば割れる太陽


まだ細い腕もいつかはヘラクレス鏡にうつる半裸少年


肝だめし墓場を歩く君とぼく怖くないよと結ぶゆびさき


花火あがる綿菓 ....
曲線を描く黒髪いつの間にけたたましく鳴る風平行線
太陽の光を点で結んでは指に集めて舐めいる残暑
白鳥の飛び立つ様を物語る神の白髪結えし因果と
草かげで鳴きあう猫に呼ばれてや境界不明の現実が減る
 ....
白い雲青らむ渚描いてく
    心の色は自由自在


砂浜に続く足あと追いかける
    麦わら帽子風のステップ


海の色変えてゆくまに一瞬の
    楽章を見る{ルビ波濤=はとう ....
かつていた冷凍都市を思い出すような小説書いている初夏


再放送されてる温泉番組を観ているぼくを見ているかか氏


転校生だったあの子は元気かなどおんどおんと胸打つ花火


 ....
こしごえさんの短歌おすすめリスト(200)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
決算- たもつ短歌1507-4-4
光り- A-29短歌1*07-4-4
「_草原の教室。_」- PULL.短歌6*07-3-30
春の朝- ぽえむ君短歌8*07-3-23
冬呼(青)- 木立 悟短歌907-2-27
想い- 秋桜短歌507-2-22
_こいぶみ___________■_古語の宴__参加作品■_- Rin K短歌16*07-2-21
返歌・北国にて- 落合朱美短歌1507-2-14
「_水交。_」- PULL.短歌10*07-2-7
たまには炬燵で寝たいんです- 士狼(銀)短歌21*07-2-6
冬業- 木立 悟短歌1907-1-23
北国にて- Rin K短歌18*07-1-13
五羽の鳥- 石瀬琳々短歌20*07-1-12
考えるのは生死について、そればっかり- 吉田ぐん ...短歌2406-12-1
ある夏- A-29短歌106-11-23
波音- A-29短歌106-11-21
とおい歌- 石瀬琳々短歌18*06-11-10
父と奄美と追憶と- まほし短歌18*06-11-4
#2006.06〜09- 石畑由紀 ...短歌1606-10-17
系譜- 木立 悟短歌706-10-16
夜__こがね- 木立 悟短歌706-10-12
夜想曲- 石瀬琳々短歌11*06-9-26
◆元素の譜- 千波 一 ...短歌15*06-9-15
オルフェの夏- 石瀬琳々短歌9*06-8-22
月葬- 石瀬琳々短歌18*06-8-2
【短歌祭参加作品】半透明の夏- 望月 ゆ ...短歌29*06-7-25
【短歌祭参加作品】半裸少年- 石瀬琳々短歌24*06-7-21
ぼんやりカーニバル- ふもと  ...短歌2*06-7-18
海の画帳- 石瀬琳々短歌9*06-7-4
【短歌祭参加作品】あしたも夏でありますように- 本木はじ ...短歌14*06-7-3

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