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塔というひとつの崩れるあこがれや空へと伸ばした腕の傷痕


傷つけて傷つけられて庭先で裸足のままで梅の香を嗅ぐ


濁流に映りしきみの微笑みか重たき日々の波のきらめき


階段の日陰 ....
あざやかに刹那春華に暮れてゆく君の名前も呼べないままに

空はまだ薄むらさきになれなくて鏡のように云わない鳥が

恋す日は夜明けを拒む呼吸して切ないだけで終らない朝
少女たち暗黒舞踏を踊る夜旧市街へと駆ける少年


少年が少女の着替えを待っている土の器をふたつ並べて


蜜だらけベッドの上で酔い潰れ蛇足過剰の花をむさぼる


張り詰める音楽室の黒 ....
今日限り 絶ふるものぞと 思ひつつ
  舞う金色に 秋の夕暮れ
秋の{ルビ陽=ひ}を そっくりそのまま はね返す オレンジ色の 宝石ひとつ 秋深く 山を染めにし {ルビ紅葉=もみじば}に 涙も忘れ 想ひくれなゐ

今日限り 失うものと 思ほえば 愛しくもある もみじの散るも
夕焼けに 流れた涙 過去に落ち 微笑みながら 消えてゆく

空寒く 想いをのせた 流れ星 君の心へ 落ちてはくれない?

交差点 すれちがうのは 甘い風 恋の迷い路 どこまで続く

淋しさ ....
・証拠は 残さないように 旅に出よう この灰色の 街を{ルビ逃=のが}れて
・トラツグミ 泣きつる方を ながむれば 山吹色の 花ぞあふるる
・セピア色 ただわけもなく にじんでく まだ途切れない  ....
こしごえさんの短歌おすすめリスト(188)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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