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人知れず投げたる石のよく飛びて湖心に落ちぬ秋ぞ明るき
濃紺の夜空黄色き三日月に赤き火星と白き明星
黒いしげみが大好きだ
黒いしげみのあるところ
僕に眠りがあるだろう
黒いしげみが大好きだ
黒いしげみの出す声に
仕える者となるだろう
黒いしげみが大好きだ
黒いしげみの自在さに
....
水月の春を斬ったる覚悟かな
水月(すいげつ)
水と月。水面に映る月影。人体の急所の一。みずおち。軍陣で、水と月が相対するように、両軍が接近してにらみ合うこと。無外流居合道の形のひ ....
思ひ出の少なき恋を庇ひ庇ひ青き月夜の古き浜辺へ
かき氷海の近くでたべました
腰折れて溶け行きしもの花冷えのあくる日風の光り増しけり
動きなき人形春の夜の長く
糸島の{ルビ芥屋=けや}の浜辺の浜砂鉄君が素足の白き色映ゆ
ひややかな雨ふる浜の静かなりとはいえ波のひとつ打ちける