僕は未来へ
飛び降りた

、落下した
、気持ちよかった
、痛かった
、死ねなかった

そこには
ただ

未遂に終わった
明日が

今日という形で
潰れていた

訳の分 ....
横断歩道の真中で
持ち主を失った目覚し時計が鳴っている
この世のどこかにはそんな交差点があって
生きている人間は普通に呼吸しながら
もう生きていけない人間に
静かな止めを刺しているんだろ ....
かかしの手に 鳥が一羽
つかもうとも、よけようともせず
ただ風に吹かれるかかし

おお!そうか・・・
おまえも私なのだな

かかしは鳥が止まっていることに興味がない
かかしは鳥に笑いか ....
椅子を引いたとき
床と
椅子の足
どっちが鳴ったか知らないよね

坂道をのぼるとき
ちょうど追い風だったけど
僕のためにじゃないよね

遅くまで空が明るくて
不思議な色で
急に暗 ....
疲れている

眠ることさえ疎ましく思えるほどに
疲れている

何もする気になれず
ただ
ぼんやりと
椅子に腰掛けている

ダイニングテーブルの下で
犬は
噛むと音のなるオモチャ ....
思ったよりも駅から近くて
古いけど
コンクリで出来てる
アパート

問う
問う
自分へのいろんな

振り切れれば簡単なこと

電車の音が聞こえて
窓を開けた
見えないけど
 ....
甘栗むいちゃいました
三点倒立で甘栗むいちゃいました
航空ショーで甘栗むいちゃいました
筋肉ミュージカルで甘栗むいちゃいました
死海で浮かびながら甘栗むいちゃいました
女性専用車両で甘栗むい ....
おまえに綺麗な紙のきものを着せたったら
紙人形のように可愛いやろなあ
そんなこと言うてはったおじいちゃん
いつのまにか
紙のおじいちゃんになってしもて

あれは風のつよい日やった
 ....
あたりまえの、キスを、ください


追いかけるたびに 
春はもう
ふりむきざまの、目くばせ
早足にからまるイヌフグリの、青
追いつかないのは
季節のせいなんかじゃ、ない、と


 ....
笛咥えてピー
真夜中にピー
ひとりでピー

思い出すよ
我が幼き日の思い出

夜に笛吹くとヘビが来るわよ
ってママンが言ってたよ

ところで
昨日
手紙が来たんだ

「落と ....
我輩は狛犬である。
うん。

口元はきりりと締まっているのである。
うん。
だらしなく口あけた相棒とは違うのである。
うん。
だが百年に一度くらい口あけて吠えたいのである。
うん。
 ....
夏のとおい空に
誰もいない部屋あって

積乱雲の斜面に
眩しい青春が引っかかっている
ぼくは懐かしく見つめたりしてる

2Hの鉛筆で描いた
チーターが
風の中を奔っていくとき
遡れ ....
手を引いて 信号無視で 駆けた夜 この部屋の中心はどこだろう、
その質問も今はもう
何の意味も無い、
答えを知っても
何も変わらない
そんな現実のほうを僕は
憎んでいたのかもしれない。

例えば川沿いの道の
小石を手 ....
(いいちこを呑む夏の夕暮れ
人生はとてもぼんやり過ぎて
私は詩を書いていたりする)

あれは遠いせいしゅん
わたしはわたしに呼びかけたりした
美しかったりした

あれは遠いせいしゅん
 ....
彼女は 作り笑いだと言われれば、そんな気もする。

それは見間違いだと言われれば、そんな気もする。

明日死ぬと言われれば、そんな気もする。

グラスの中身は毒だと言われれば、そんな気もす ....
昨日の昼に桜を見に行きました。
桜はふわふわと空間にういているようでした。

水面には、桜が反射されていて
なんだかだまされているようでした。

無作為に、桜を指差した方向に
酒を飲むサ ....
なに?デカよ
「眠れないし便秘」
ナイス ナイスな憂鬱さ加減だ
オマエはいつだって面白い
オー おまけに目の焦点が合ってないぞ
そしてここはスクランブル交差点だ
斜め横断OKだ


 ....
おっさんのニオイを嫌がるのは女の子だけじゃない
オレだって嫌だ
終電でおっさん三人に囲まれた (マエちゃんが寂しがり過ぎるせいだ 今生の別れじゃないっつーの ☆コンチキショウ☆)
かなり強烈だ
 ....
空のなかにひとりいる
ひとりいて 少し笑っている
笑っているがひとりきり
空のなかで 笑っている

空のなかにひとりいる
ひとりのために 少し笑っている
涙がでるほど笑っているが
それ ....
おじさんはいつも何かにつまづいている
ずいぶん空が遠くなった

友達が少なくなったけど
仕事は増えた

良く知らないひとのことを気遣っている毎日
親しいひとのことはどんどん知らなくなって ....
ハニー ぼくは
ぼくを語ってもいいかい
ピーターラビットが
ぼくのハートをつかんでさ
地平線まで駈けていったころのことだよ

ハニー そのとき
ぼくはみんな好きだったのさ
B型の女の子 ....
こんなに 深い夜の中を
白い救急車、真っ赤なライトを振り回して
猛スピード、過ぎて行きました。

歪んだサイレン、ちょっと間抜けで、
それでも結構 必死みたいで、速くって、
見えなくなるま ....
葉の落ちた街路樹

居酒屋の提灯

放置自転車

足早に歩く女

遠くの東京タワー

そんなものを眺めながら
あてもなく 街を歩く

この気持ちに 孤独と言う名前をつけた奴は ....
いつか君からもらった
手編みのマフラー

今頃になって
箪笥の奥から湧き出てきた

ボロボロにほつれてしまっていて
それはもう

今の僕らみたいだった

流れ 流れゆく時の中で
 ....
彼女の家は鄙びた村の一角でなければ、喧騒に追われる街の中心でもない。
寂れた温泉街でもなければ、シーズンだけ人口の増える観光地でもない。

彼女の家の前には大きな寺があるが、彼女の家の横には神社 ....
最近まで、電話回線をとめられていた。つくづくお金がないとやっていけないと思った。かといって、手段を選ばず金が欲しいってわけじゃない。つくづく俺はわがままなんだと思った。

ようやく、給料が入って電 ....
高校を卒業するころ、大学受験に本命がはずれ、田舎の友人たちと離れることが決まったとき。僕らは、いつもマージャンをして、100キロ以上離れた海に車で向かい、かえってきては酒を飲み、駅へ行って、キャンプフ .... とにかく、物事を隠したがる性質があるようだ。でけど、やっぱり、何かをあらわしたい。しかも正確に。でも、結局は、正確に表そうとすればするほど、僕のつたない文章はどこかで息切れしてしまう。
文章が硬い。 ....
縁日で、金魚を取り過ぎたおじさんが、デメキンと、普通の金魚をくれた

縁日で、何もしてなかったのに、右手には、金魚が、2匹いた。

家に帰っても、水槽がないから、とりあえず、1.5リットルのペ ....
桜さんのおすすめリスト(333)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
DIVE- 043BLUE自由詩405-5-20
出発- たもつ自由詩705-5-19
かかし- 葉多不来自由詩3*05-5-19
ただの- ふるる自由詩9*05-5-19
犬のいる風景- 大覚アキ ...自由詩305-5-19
引越し- チアーヌ自由詩705-5-18
甘栗むいちゃいました- マスイジ ...自由詩58*05-5-18
紙のおじいちゃん- yo-yo自由詩16*05-5-18
あたりまえの、キス- 望月 ゆ ...自由詩9*05-5-17
ピー- 大覚アキ ...自由詩505-5-17
あうんのうんのつぶやき- 佐々宝砂携帯写真+ ...905-5-15
夏の部屋- tonpekep自由詩7*05-5-8
青春安全- ねいやん川柳9*05-5-7
金曜日に- 落とし子自由詩3*05-5-3
遠いせいしゅん- tonpekep自由詩6*05-5-3
そんな気もする- イグチユ ...自由詩405-4-10
花見について- チャオ自由詩205-4-9
ジンジャーエールを買って飲み過ぎな男- ヤギ自由詩7*05-3-31
おっさんのニオイ- ヤギ自由詩9*05-3-31
笑っている- tonpekep自由詩4*05-3-29
青いおじさん- tonpekep自由詩7*05-3-4
ハニー_ぼくは_ぼくを語ってもいいかい- tonpekep自由詩3*05-2-26
サイレン- イグチユ ...自由詩305-1-27
風穴- イグチユ ...自由詩305-1-24
マフラー- みもる自由詩305-1-13
彼女について知っている2、3の考察- チャオ未詩・独白105-1-3
幸福の条件- チャオ散文(批評 ...6*04-11-18
24h- チャオ散文(批評 ...3*04-9-19
暗喩を多用する僕の言い訳- チャオ散文(批評 ...3*04-9-15
デメキンと親父- チャオ自由詩12*04-9-9

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