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ぼくはときにイカサマを愛し
嘘をつくことに夢中になる
やがてスルメみたいに
熱が冷めると
かなしいものを反らせている

反らせる部分でぼくは
誰かと繋がっていたくなる
ぱちぱちと吸盤が ....
くらげが浮いている
通天閣の上にくらげが浮いている
ぼくらの時代はうざいんだって

透明な短冊が
あちこちで今年も風に揺れている
お経のように整然と
願い事が綴られているけど
院ばかり ....
ぶどう電車が
大山崎の天王山を越えると
京都盆地は南西から迎える

ふり零れる時間の光の中で
21世紀の京都に
朝廷はもうないけれど

いつの間にか
ぼくの車両は
烏帽子を被った
 ....
ジャララ
6月の弾力はぼくらを弾ませる水力が
そこらじゅうで揮発する
近すぎる誤解を向日葵の種の側に埋めたりする

ジャララ
太陽の方角を追い続けていくことも
ぼくらには必要なことかもし ....
はるなつあきふゆ

ずいぶん男やってきた
いつの間にやら割り切って
仕方ないなと口ごもる

管理職にはなったけど
仕事に才能あるわけじゃなし
けれど日本人の宿命で
(八方美人という宿 ....
夏のとおい空に
誰もいない部屋あって

積乱雲の斜面に
眩しい青春が引っかかっている
ぼくは懐かしく見つめたりしてる

2Hの鉛筆で描いた
チーターが
風の中を奔っていくとき
遡れ ....
(いいちこを呑む夏の夕暮れ
人生はとてもぼんやり過ぎて
私は詩を書いていたりする)

あれは遠いせいしゅん
わたしはわたしに呼びかけたりした
美しかったりした

あれは遠いせいしゅん
 ....
空のなかにひとりいる
ひとりいて 少し笑っている
笑っているがひとりきり
空のなかで 笑っている

空のなかにひとりいる
ひとりのために 少し笑っている
涙がでるほど笑っているが
それ ....
おじさんはいつも何かにつまづいている
ずいぶん空が遠くなった

友達が少なくなったけど
仕事は増えた

良く知らないひとのことを気遣っている毎日
親しいひとのことはどんどん知らなくなって ....
ハニー ぼくは
ぼくを語ってもいいかい
ピーターラビットが
ぼくのハートをつかんでさ
地平線まで駈けていったころのことだよ

ハニー そのとき
ぼくはみんな好きだったのさ
B型の女の子 ....
桜さんのtonpekepさんおすすめリスト(10)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
イカサマから視覚的に繋げる孤独- tonpekep自由詩10*06-3-12
うざい- tonpekep自由詩8*05-8-16
朝廷はもうないけれど- tonpekep自由詩2*05-6-24
現代詩フォーラムに書く詩人達に捧ぐ「ジャララ」- tonpekep自由詩7*05-6-2
はるなつあきふゆ- tonpekep自由詩5*05-5-24
夏の部屋- tonpekep自由詩7*05-5-8
遠いせいしゅん- tonpekep自由詩6*05-5-3
笑っている- tonpekep自由詩4*05-3-29
青いおじさん- tonpekep自由詩7*05-3-4
ハニー_ぼくは_ぼくを語ってもいいかい- tonpekep自由詩3*05-2-26

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