男の子は女の子に母性を求める。女の子は男の子に力を求める。
そんなものはお互いに持ち合わせていないのにな。
強い男の子はいないし、優しい女の子もいない。
飲み屋でおやじが説教たれる。
坊主 ....
青空に
ふとキリンが
浮いている
なんという
虚ろな空なのだ
ああ青空
縞模様を辿ってついにここまで来ました
ここまで来た
ふと
振り返るキリンの眼には
何も映らな ....
幕
★ ★ ★
幕
★ ★
☆ ☆ ☆ ....
自分 東京にあこがれて来ました
自分 田舎の生まれです
自分 小学校はクラス5人ですが
自分 妙にナウいってのがマイブームです
自分 もっとのびのびしたいんだろうっ ....
上手くやってる
確かに
俺は、上手くやってる
友達も、知らない
....
魚群 魚群
魚群
魚群 魚群
魚群 魚群
魚群 魚群 ....
ちょこまか動き、物を落として、
がんばっているけど、こけちゃっていたり・・・。
すごくかわいい君を見ていて、
僕は、思わず笑っちゃってね・・・。
君はとても怒って、顔を赤くさせてる
それがま ....
風ほのか
追へども届かぬ 夢ならば
見返り咲きの 花もみゆ
さくら さくら 吐息に添えて
ちりもみゆ
かのん、は
「入院」がだいきらい
だから高熱で白目をむいて
こんなにも
「あつくてさむいよお」ってふるえているのに
「いきたくないの」って
ベッドから起き上がっておかあさんにしがみつく ....
まるい果実を
鉛筆で描きたい
スケッチブックの白に
いくつもの線が集成して
球体が浮ぶ
昨日の夜は
濃い霧に街が包まれた
密やかな空気
街燈がぼんや ....
春が来る!
息詰まる緩やかな春が!
――春
それは愛に溺れ
――死の味わい、その午後の地中で
永遠に幼虫のままで
http:// ....
あなたは
少し情緒不安定で
まるで子どもで
自分が嫌いで泣いてばかりで
「どこが好きなの?」
と尋ねられても
いつも上手くは言えないけれど
言うべきことも分からないけど
心が狭 ....
詩が浮かばない
強ばる心には作れないのか
だとしたら「作詞」というのは役に立たない趣味だな
というのは
それでも詩ですか愚痴ですか
アタシのなかに
阿呆の子が
住まわれる。
力のはいらん
気のぬけた
阿呆の子。
口は 半開き、
足は はだしで、
パンツもはかない
阿呆の子。
妻と二人で梅干を漬ける
台風が近づいている
空はまだ晴れているけれど
窓から入る風は生暖かく蒸し暑い
梅の実の良い匂いがする
水洗いした梅の実をタオルで一つ一つ拭き
ヘタを楊枝でほ ....
なにげなく肩に手を置かれて
無理すんなって言われた
たったそれだけのことで
我慢してたはずのことが
ぽろぽろとこぼれはじめる
無理なんかじゃないって
言おうとしたのに
あとからあとからあ ....
マヨネーズの大好きなおまえは
なんにでもそれをかけたがる
それはもう見境なくて
見ている俺は食欲が失せる
どこへ出かけて食事をしても
注文がきたら開口一番に
「マヨネーズある?」って聞くな ....
喜怒哀楽な事
すべては残る
記憶と言う形になって
一生の間記録はされ続ける
決して残したくない記憶
決して消したくない記憶
様々な記憶に苦しめられる
様々な記憶に希望を見出す ....
君に会って何と言う?
「愛していると 言ってくれ」
君に会って何と言う?
「キスをしても いいですか?」
君に会って 何を言おう?
昔の事だけ輝いているような言葉なんて要らない
これか ....
ソファさー、右側にどいてよ
なんでよ? 座りたいならそっち座れば?
いや、左側に座りたい気分なんだよ
だからどうしてよ?
いいからどいてくれ
雨降る、午後
仔猫(君)は
一生懸命
鳴いていたよね
華麗に誘惑の羽根を広げたって駄目さ
あいつの今 知りたいんだろう?
心配ない
あんたの思い通りにはなってないさ
、
、
、
肉
残飯 ....
ぴよぴよ
うまれたよ
あさでもひるでもよるでもないじかん
まいにちあかるいの
たべるものはいつもたくさんあるの
たべると
ぼくはすぐにふとるの
めきめきとおとをたてて
からだがひめいを ....
バカ男、女の人が好きだよ
男の人も好きだよ
人のことはみんな好き
でも、やっぱりもう春だから
女の人に恋をしなさい
って、偉い人が言ってた
道を歩いてて
裸の女の人が落ちてたら
....
遠慮して 小さいほうを 二つ食う
はじまりにいて 終わりにいて
ぼくたちはくり返しsexをした
着メロが枕元で鳴り続いた
夜の中ではおっぱいはふわふわして
不安定で
ぼくは必死に酸素を吸い続けた
かのじょは二酸化炭素を ....
今朝も電車の中で
僕はすし詰め
くたびれた背中のお米達に
すき間なく囲まれて
まぐろの気持が少しわかった
目を閉じると
あのきれいな木目の板へと
運ばれてゆくのを感じる
「 ....
ジュッ ジュ、ルルルル ゴーゴー
痰壺に
(さくらいろの)
錆びかけた はる
「はるには、帰らななー・・・
ジュッ ジュ、ルルルル ゴッ ゴーゴー
....
PUREであること
それは残酷であると思う
そして
傷つくぼくの心の
いやしさを恥じる
PUREであること
それを愛おしいと思う
そして
傷つくぼくの心の
やさしさを恥じる
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