煙草の吸いすぎで 頭がヒリヒリする
 鈍い光の中 蒼い煙が あの娘を写しだす

 とんだ計算違いだ

 かき消そうとすればするほど あの娘は
 僕の前に姿を 現す

 時計の針は 止 ....
 水たまり広がる波紋に耳すましきみのリズムでやってくる夏



 砂浜に置いてきたもの捨てたものロケット花火と添い寝する夜



 8月のリップカールのてっぺんで届きますよにぼくのメロ ....
忘れない根に持ちますよわたしは、と言う君みたいな雨のはじまり

残っている洗いざらしのTシャツに君が選んだセッケンの匂い

あたらしい季節へ線を引くような雨あがりの青い空とは

あおい ....
サッカーが終わった校庭椅子ぽつん冬が座って海を眺める


むらさきの枕の中に手を入れて風はいないと泣くよ午後2時


さんずいの一番下が気にかかるホームシックのウサギは入院


コタ ....
やわらかく流れる小川わたくしのちひさな闇にきらめくひかり


クローバー探して回る少年と少女の絵画にみとれるぼくら


ぼくたちのこの関係を奪うのが風なら運び来るものも風


河原に ....
1.

かみさまは、どこですか。



2.

かみさまは、どこですか。

道すがらたずねると
あっち、と指をさした人がいたので
ひたすら あっち、に向かって歩いた
歩いて歩 ....
不安げに緑を歩む鳩の目がふと振り返り鴉になるとき



手のなかの鳥の器に降る震えこぼれゆくままこぼれゆくまま



いつわりの光の模様の窓をゆく姿を持たない鳥たちの列
 ....
熊髭bさんの「詩を書くのを忘れてしまうススメ」を読んで感じたこと

http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=34372

 やはり、「詩を書くのを忘れ ....
浴槽の壁にじいっとしがみつく表面張力、こわさなければ

義務感の果てに潜んでいる果実「柑橘系なら舐めてもいいよ。」

すっぱくてにがくてあまくて最悪のあじだったってしらなかったの

その辺 ....
思いきり笑ったきみの口のなかで光る銀歯が見える三月


にらまれる動物園の蛇の目に何かを思い出しているきみ


ふたりして手を伸ばしても青空の青の部分に届かない春


赤と青、歩行者 ....
アルコール
頬の先がほのりとあたたかで
外側が詰まったように白ぼけて隔たり
空気のあられな涼しさに
階段をかけあがり
ぼくらはときに大切な何かを失い
かと思えば突然にけたたましく
午前2 ....
にんげん
だけど
くだもの

にんげん
なのに
くだもの

せめて
くだものにんげん
とか
しょくぶつにんげんなら
まだしも

ざんねんながら
にんげんくだもの

ど ....
私の好きな雨のかたち雨のかたち雨のかたち雨のかたち
にふちどられた夕暮れふちどられた夕暮れふちどられた夕暮れ
ふちどられた夕暮れ

こんなときのために
きりんのくびはながいんだな
歩くほどに遠ざかる
自分の影を睨みながら
駅のホームの黄色いでこぼこ道をゆく
足の裏から伝わる違和感は
通過列車の突風にあおられて
鞄を持つ手の方へ傾いてゆく身体を
大きく ....
声色を変えてもわかるきみのこと遺伝子レベルで記憶してるから


色々と迷いましたよだけどこれこれにしますよこれはシャケ弁


開花してしまった空をもう一度つぼみに戻す さらば空想


 ....
{引用=
Re:詩歌
http://po-m.com/forum/threadshow.php?did=29702

本木はじめ「優しいひとへ」
http://po-m.com/forum/ ....
 
 僕のカーテン
 僕の部屋の
 僕だけの窓にかかる

 昨日が毛布の奥で甘えている
 真っ青な空は地平線の向こうで
 溢れ出す時を夜の端を溶かしながら待つ

 朝は曖昧にやってく ....
また奥さんに怒れてしまった。
なぜ結婚後の女はこうも強くなってしまうのか。

俺が起きてすぐに酒を飲み出すのが悪いのか。
子供の世話を何もしないことが悪いのか。
悪いです・・ね。
俺は ....
ああー
生きていることに壮絶な絶望を持ってきて
チェルシーを食う
地図は
東京に何本も線が引かれて
みんな首を吊っている
電車は人を轢かない
夕暮れはかすり傷に優しい
珍しい歌を歌って ....
春分の朝のひかりが桃色に染め上げてゆく雲を見ている


結んだ髪に椿を挿して出掛けましょじんこうてきなダムを見ましょう


最短で森の迷路を抜ける道あなたが選ぶ毒の木いちご


ばた ....
曲がれそうで曲がれるカーブは
いつかどこかで落ちていくもので
今日
と言っても嘘はどこにも転がっていない
今も削られるままの
海沿いのあの煙突のようなこと
僕らも、ひょいと飛び出して
落 ....
封筒のいのちが燃やされた朝
高い樹木は舌のかたちに風に揺れ
戦争に行ったままおとうさんは
還ってきませんでした

硬いあおぞらで何かが倒れます
夢の森はいまでも神聖なままですが
月だけが ....
使いかけの、ビデオテープ
しまっておいた写真
あの夏の昼下がりの、切符

片方だけの、イヤリング
買い置きのシャンプー
どこへでもいけるね、って言いあった
あの日の、
あの日の約束
 ....
リンゴ、僕、すごく苦しい
白い霧吹きのような
お化けにさらわれちゃうんだ
きっと
僕の悲鳴は衣を裂くようで
その瞬間に
世界が終わる
世界が終わった後は
狂おしいほど単純な光景
だか ....
うるま 
うるま
はじまりのなまえ
うるま 
うるま
ぼくんちどこいったん
ひんぷんのよこの
ゆーなんぎーのそよと
ゆーなんぎーはーめーの
いとのつつつと
はじまりのとおく
とお ....
「テクノ」だけは嫌い。

カタツムリは好き嫌いをタムシの拳ちゃんにささやいた

拳ちゃんは友達になりたくて

時々テントに一緒に寝袋で横寝したかっただけなのに

カタツムリは又 ....
間違えてプロフィール、詩を書きました。

でも楽しいんです
こう間違えてるのが

そんな自分に手紙を出す貴方、

夕日に眩しそうなホトトギス。

うれしいな

かにの様に。
        おれは蝶
     三拍子の軌跡で
     ゆらゆら飛ぶよ
      ギラリと羽根
      太陽照り返す
   フラッと立ち寄った
     古びた喫茶店の
   ....
バイクで、
オフロードを飛ばすとき
柔らかいサスペンションは
安定悪く蛇行しやすく
底付きもしたりして
ショックの後の
リバウンドが怖いからって
サスペンションを省いたら
思い切りジャ ....
雨が降っています。
粉のような雨が、とても幻想的です。

クソみてぇに切羽詰まって、喚きそうになりながら。
俺は留年しないように、勉強している。
「テストなんか要らねぇ」っつっても、学校は要 ....
バカ男さんのおすすめリスト(122)
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カタツムリの無理な願い- ペン太郎未詩・独白205-3-16
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ぽいずん- 虹村 凌自由詩3*05-3-9

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