ミルク飴 の包み紙
くちょっと 丸めた

剥がされた まるみ
ころがされ とろけ

消えた 
ゆるく、なります

( ゆるく、なります )

髪の毛の先っぽ
まで
凍ったまま、に
肩までつかっては
たちのぼって消える
白、を
ひとすじ、ひとすじ、
つむいでゆく

わ ....
花がさいたよ

どこか 風の中で
そんな声を聞いた
五月

娘はぼくの手を引いて
お歌をうたう

元気よく帰ろうね
がんこにひっかかっていて

うごかせない ひるさがり

ほとんどめくらで

やりちらかすばかり

いたいところ ひっかきまぜるのは

やめてしまって

なんにもいわずにいるので ....
俺の十字架のような運河が
暴風雨のなかで俺を突き抜ける
透明な脳髄の音楽は花崗岩と衝突し
恐ろしい火花を撒き散らしている
あおじろい疼きの樹木さえ
脱出する未来から吹いてくる風だ
慟哭する ....

青葉の無限について
ひもとくうたは
いつの日か
にぶい戦争として
終わりを迎えます
それでも
雨のこと
肌にしみついて
忘れません

うれしいね
きっといつか
血は海のた ....
社内、おはようございます、僕、おはようございます、君

会議、報告、書類、相談、連絡、確認

視線、君、瞬間、交差、僕、逸らす、君、電話

昼、行き、通り、硝子窓、向こう、会話、君 ....
机の上の図鑑はいつも

同じページで広がっている



そのひとことが

また


言えなかった
氷雨 
黒い
滴る 
窓硝子
のよう に
街並
ただ 
ただ
静止 する


僕ら
ゆく ゆく
ゆく 

く 
果て 



静止 
する 祖母
静止  ....
本当は存在しないもの
駄菓子の当たり
国境線
赤道


本当は存在するもの
自販機の当たり(たまに当たるんだぜ)
戦争
孤独


ほんとうはさみしいんだ
ほんとうはね
やぶれた風が僕に聞く
ここから呼ぶ?帰る?
木の葉がすごい速さで
転がり巻き込まれてく
浮遊の憧憬の走りみち
風の声を小脇に抱えて
笑う木の葉を追いかけ
走るんだよ走るんだよ
三つ ....
 月を追いかけて走る列車の窓に、遠く盆地の灯りが瞬く。小さな灯りのひとつひとつに、ことなる色があり、匂いがあり、温度がある。それを列車の中から感じるとることはできない。
 車窓を通りすぎる灯りの ....
 一九八七年八月五日、暗い森を抜けでるとそこは水門だった。水門は二重の柵に囲まれていた。水門を見つめているうちに私は携えていたノートブックとペンを川に投げ捨てていた。呼吸が乱れ歩行に苦しさが増す。私は .... 時は風を越えて
嘶く鳥の藻屑を溶かす

はじめて母が「アボジ」「オモニ」と言った今日
はじめて母が自分の言葉に朝鮮を滲ませた

思えば母の話す言葉に朝鮮語はなく
日本の中で生きてきた自分 ....
わたしの鼓動を
息するように
ねむるあな
たの湿った髪は
刈られたばかりの芝生の香
り で
さわさわ
かすれ
こころ
なやま 
月明かり 淡い金色の光迷い森 月明かりだけが道を照らす
シーンとした真っ暗な木々がら聞こえる鳥の声

店や家がなくなっても
体が道を覚えてる
木 草 石 を覚えてる
いまは何もないと ....
俺は

あなたのことを

小説に書きたいよ

その激しさを

その生き方を


あなたは

俺に聞くだろう

だれのことを書いたの


それは

俺が精一杯書い ....
朝はヘッドフォンごしにクラクション
昼は靴音ごしに君のにおいです
電線はいっつもいっつも空にからまらないことを誇る
あまりにも分かり安すぎるから
絶対その痛みを認めたりしない

サイズがあ ....
好きなものいっぱい。
好きな歌いっぱい。


で、胸いっぱい。


あふれてもあふれない。
無機質な箱の中での通話は十円分の自由



羽だ自由だ言ってる横で足もない人が翔んでいる



メルヒェンのヒェに隠される毒りんご



カウボーイは帽子を脱いでたくましい ....
この世には
頭痛証明書はないのに
頭痛薬をくれる君がいる
  

秋も終わろうとする頃の曽々木海岸は
夏の終わりの穏やかさや冬の激しさもなく
ただ駐車場から公衆便所へと歩く僕は
景色に吸い込まれて
浜には
放置されたものなのか
駆動機もついて ....
こんにちはの時刻の欠落の日々の続き過ぎで、ね
胸いっぱいにレトロを溜めこんだ
公園にはゆきたくない、幼稚園にも何処にもゆきません
正当な主張ではないことを知りながら
こんにち ....
何人もの人が私のそばを
通り過ぎて行った

のではない

振り返る
そこには私がいない

通り過ぎたのは
私のほう

もう戻れない

ことばを失う
むしろ鮮やかに

悲 ....
ハンドルネームで呼ばれることにも
ずいぶん 慣れたよ

最初
これは嘘だと思った
みんなそうだろう自分で呼ばれたい名前を選択するそんな都合のいいこと
見せたい自分に
なるということ

 ....
わたしのいきかたは
ひっそり
しずかに

ひっそり
ひそひそ
ひそひそひそり


ひっそり
ふざけていきてます
  iはアイ
  わたしはわたし

  イマジナリィがどうして{ルビ虚=うつろ}であるわけがあろう

  銀河はギガの銀河 G線上のアリア
フルスピードの余韻で橋の上 いつまでも固まっていたかった
変なポーズで
髪の毛の特に尖ってるところを選んで磨いていく
ゴーグルをいくつもくれる羽根に泣かされても
いつの間にか体がツルツルして
 ....
とうといのです
ぽかぽか日和だねえ、と
ぱたんぱたんと洗濯物を干し
ついでによいしょ と
お布団をはこぶ

あのとき
わたしにお布団は大きすぎたのです
お母さんの大きな手で
運ばれて ....
台風の朝の駅前広場
誰もいないので
雨が寂しがっている
せっかくの
パフォーマンスも
これじゃあ
張り合いが無いだろう
通勤通学の
寝ぼけた行列に
ざあざあと罵声を
ぱらっぱらっと ....
バカ男さんのおすすめリスト(122)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ひとくち- 砂木自由詩4*05-2-13
微温湯の羽- 望月 ゆ ...自由詩5*05-2-9
かえりみち- 浅見 豊自由詩3*05-2-9
いません- こむ未詩・独白105-2-7
慟哭なのだ- 青色銀河 ...未詩・独白205-1-31
秋の伝言- 青色銀河 ...自由詩305-1-27
Unlimited__daily__routine,_wor ...- L na ...自由詩105-1-26
こんにちは図鑑(二)- あとら自由詩3*05-1-12
祖母- バンブー ...自由詩205-1-11
イメージ・地球儀- ワタナベ自由詩8*05-1-11
木の葉- 松本 涼自由詩5*05-1-8
初雪- カワグチ ...自由詩5*04-12-29
濡れる水門- 五十嵐  ...自由詩504-12-28
アボジ- はらだよ ...自由詩604-12-24
青い昼- 月山一天自由詩204-12-13
水の家- 自由詩204-12-9
☆178_シショウセツ- 貴水 水 ...自由詩204-12-5
akari- 船田 仰未詩・独白204-11-27
好きなもの。- 大西 チ ...未詩・独白204-11-27
メルヒェン- ピッピ川柳604-11-27
頭痛証明書- ミサイル ...自由詩304-11-26
連音/サバニ- AB(な ...自由詩104-11-19
レトロ- A道化未詩・独白304-11-17
通過- mayaco自由詩304-11-16
ネーム- umineko自由詩404-11-13
ひっそり- RT自由詩204-10-25
オイラーの宇宙- 小池房枝自由詩2*04-10-13
10時に食べ終わる- 合耕自由詩204-10-11
おひさま病- みい自由詩4*04-9-26
台風の朝に- エレメン ...自由詩104-9-7

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5