夜は、一人じゃない
ということを
想像する
暗幕を越えた、その向こうに
あなたはあなた自身で生きて存在する
時空の法則に逆らうことなく
今を{ルビ一滴=ひとしずく}、一滴を飲み干し ....
くらむ、あしもとでひとり、
すうじをかぞえていました
たったままねむったりして
そのまま
どっかのおとこのひとにだきしめられるなんて
ゆめ、のようですね
にじんでゆく、
というこ ....
先日、父方の伯母が亡くなった。
父は十人兄弟の六番目。
兄弟のなかで、この世を去ったのはこれで二人目になる。
雨が降っていた。
最初父は、「お前は来なくてもいい」、と言っていた ....
すべての音楽
すべての詩や小説が
慰みにならない時が
勝負だ
涙が乾いたら瞳孔が開いちゃうだろう
お前がこれまで背追ってきた傷を自慢するつもりなら
お前は狂うよ
....
この世界は
飴細工みたいだ
はらはらと降りかけた
粉砂糖の重みに
時々 クシャッて
潰れてしまう
なめたら
儚くとろけて
確かに
甘い
悲しいところ
凍える寒さとminiの宇宙船で
こうただっ広い宇宙を旅していると彼にはよく会う
つまり宇宙最強だ
先が宇宙で一番尖っている宇宙最強の剣を持ち
あとは日本の埴輪みたいな感じ。
(俺が日本人だか ....
微光する灰皿に視線を落とし
きつく反射するレモン色が
まぶしい
そういえば
いつもこうやって
うずくまり笑った
静か過ぎてずっと
目覚まし時計の音が耳を触る
私が詩をかけなくなって ....
言葉は研ぎ澄まされてやがて空になる、という迷信は
いまだ空を知らず
飛べずにいる
....
目を閉じて
思い出すことは
あまりない
目を閉じて
思い出すことは
あまりない
目を閉じて
目を閉じて
思い出すことは
夜障子の隙間にひとり立って
あからさまに見ていた ....
陽炎ゆらめく金の砂子
彩雲は海風に吹き乱れ
てのひらに燃え立つストレリッチア
放った水際 横なぎにさらわれる
あの辺を転がってく
サクラ紙みたいな柔らかいの
さっき2人で食べた
カッ ....
国道を利根川の河川敷にむかって歩いた
あそこで彼女と連れションして葉っぱでふいたりしたことを
いま
しみじみとおもいだしている
腕の中には死んだタヌキ
わたしたちは
それを埋めたかった ....
許せなかった、
許し合う必要なんて
もう
持ち合わせていないのだけれど
大切なものはいつも
否定することでしか
息の根を止めれず
見上げたあれが
サテライトでも、星でも、
ひ ....
幹さん、
どうでもいいですけど
高円寺のキャバクラで詩人っていう名刺配りまくるのはやめて下さいよ。
大将二号店で2本目のつくねをほおばりながらキムがつっけんどんに言い放った
どうでもいいけどキ ....
靴下を洗濯籠に投げる
途中、失速して
僕の知らない野原に落ちる
しばらくすると
一匹の美しい横顔の生き物が
くわえて行ってしまった
もう何も無くさないようにと
決めていた ....
はあ
はあ
あともう少しで
準備ができるから
熱く
熱く
熱くしてね
どろどろに溶かして
雨の日のロードスター
失敗は成功の元よ
どんどんダメにして
ゴミ箱に捨ててね
さわらせてよう
というので
さわらせてやったら泣いた
どっちかっつーとそういうのが感じるほうです。
といったら
にやっと笑う
おー
てめーぶっころすといって
しばらくばしばしぶ ....
でもね
ショッカーにもママがいるのよ
って教えてくれた
幼稚園のさゆり先生が
交通事故でびっこになってしまったと
ママが教えてくれた
ボーイフレンドのバイクで事故ったのだ
ランドセル ....
幹さん詩の朗読を教えてください
というメールがさいたま県草加市の女子高生から来たので
月曜に池袋で待ち合わせた
新宿のMARZで見たのだという
体験したのだと!
つまり、既におれを知っている ....
人は死んだらどうなるのか?
死んでからでも好きにするとよい。
だから、
俺は死んだらどうなるのか?
空気か、
....
誰かいま喧嘩売ってこないかなと思う
オンラインゲームのなかで
アバターとか
詩集とはエロ本のことだ
構えんで
難しい顔をする必要はなく
ただそこに写真よりも ....
「たましい吐き出したろか?」
思わずどきりとして
わたしは暗闇で立ちすくむ
ちいさなからだは
思いきり
はあっと
吐く
白い息を
真っ赤な耳たぶで
自慢げに
鉛管が転がっている
描ききれなかった僕らは
ゆっくり鉛筆を折ると
液体のように広がり
縁石を満たした
炎天下
エピローグばかりが続く
絵本の中で
さようなら さみしかった世界
忙しいたましいたちが
3丁目のスクランブル交差点の上をやたらゆきかう
空耳のクリスマスソング
誰もたすけたりできないな
とかいう目でみたから世界は
「誰か ....
床に落っこちて卵が割れた
平凡な日常のひとコマ
のはずが
切れて怒鳴りだしたわたしを
誰も止められない
というか
誰もいない
包丁が俎板をぶち割った午後
ゲームは終った
骨の砕ける音を聞きながら
排水溝の隙間に汚物を突っ込め
次々と店に行き輝く砂地に尿をぶちまけろ
栄養ってなんだ?
明るい青ってなんだ?
....
http://www.po-m.com/forum/showdoc.php?did=25775
「ビラビラの花内部に侵入しました、館長!」
「なにっ、浣腸だと!?」
燃えた。批評であ ....
お父さんにじゅうりんされて
きもちいいとおもったことが
いちどでもあるこどもたちが
おとなになって かいた詩が
ポエムから追放されて
どこにも国がない
戦車をのりもののようにのりこ ....
大覚アキラ『サンドウィッチ』
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=54978
◇
前回の反省点としては少々しめやか、じゃなくて空気が湿っぽくなっ ....
昭和生まれの女が
演歌調にまばたきする
どのドアもどこでもドアで
正直こまったよ
等身大のペンシル
思ったより使えなくて
学校の宿題できな ....
なめくじを舐める
晴天の霹靂をともなって
神社の巫女の飲みさしコーラ
私財投げ打って
購入し町内で自慢する
羽ばたくスローガン
ガレージに天 ....
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