ギンズバーグ
の となりの背表紙がのけぞっている
店員は面一にもどした
週間誌、参考書、就職コーナー、コミックと周回する ふと気になって
ギンズバーグ
の となりは暗く抜かれている
ローレ ....
一限目 数学
 ただ何事も無かったかのように
 男は黒板に数式を書き足していく
 黒板がすべて埋まると消して
 再び数式を書き始める
 数人の未成年がノートに書き写していくが
 誰も男の背 ....
ハーディ・ガーディー 廻天するハンドル握る
白喰のY氏saysー喪ルヒネは秘数の星図
枯れ三角錐の失量Sui/g 再度-スニフな神の
下弦の楽器 私達の音楽室の第四学期を
照らす鍵盤楽器に血中 ....
火の色は白い
激しく高らかに燃える
わたしは
燃え尽きて
白い灰になりたかった
帰り道は
ひとつの
冷たい時代でした


足音ひとつのアスファルトを、両側から
音も無く包んでいた夏野菜の畑
あ、それならば、と


或る母の或るひとつの手に
直 ....
大河
小船
漕ぎ出す腕
小波
大波



子供の涙
蘇る子宮
永遠
甘栗むいちゃいました
三点倒立で甘栗むいちゃいました
航空ショーで甘栗むいちゃいました
筋肉ミュージカルで甘栗むいちゃいました
死海で浮かびながら甘栗むいちゃいました
女性専用車両で甘栗むい ....
太鼓橋が渡れない

友達が言うので
回り道を教えてあげたら
来なかった
こぽこぽと音がする
静かなカフェに
きつねと
たぬきが
やってきて
コーヒーを
飲みたいと
言うので

こっそりトイレで
おしっこを
3月だったか4月だったかに死んだ親戚の家を片づけに行った。
特に付き合いのなかった人で幾度か喧嘩腰の電話を受けたぐらいしか記憶がない。そんなもので片付けは事務的に淡々と進む。所帯道具一式、服、 ....
チェリー・パイの煙、シェリー・ハイな倫理
鉄塊の宣告は千の黒海 流転するFBック
塔に座するLRックと私達のサンたるDUック
(ウェイ?)九廻天するQueenのハートをくわL鳩は
シル9ハット ....
おいしい罪を食べなさい

黒い神さまが言ったので
その通りにしたの
おいしくなかったら
食べません
責任なんか
取りません
贅を凝らすほど
装飾が減った
古い豪奢なホテル

レストランで食事
回りの人間は早口
そうでなければ
英語
フランス語
あとはよくわからない

つまらない
こんなところで
ワ ....
言葉で武装してはならない
言葉を武器にしてはならない
争いは銃からではなく
言葉から始まることを知らなくてはならない

言葉で武装してはならない
言葉を武器にしてはならない
言葉の扱いが ....
光の降る雨なら緑青と羊毛
空に眠る鉄仮面のマザー・ラムを
孕ませる為のピストルの不在
オットーが南天で焚き火をした先日は
滝の様な陽と紅い実が降った
ー光の降る雨なら緑青と羊毛で
嗚呼、今 ....
指先の回想は 罪深い引力で 灰皿に落ちる 水色吐息の癖
傷心なら午睡 幸福なら沐浴 存在さえ咀嚼 虚無すら消化
禁欲を徹底し 放蕩を覚えよ 賢者か砂塵か あるいは詩病
嬌声の縮図は 冒涜を孕んで ....
{引用=晩夏におとずれた出会いを、わたしはいとおしくてたまらなかった。}


最初のデートでどこへ行ったかも忘れてしまうくらい、あなたのことだけを見ていたので、わたしたちにはアルバムをつくる時間 ....
お花畑があって、
あるいはお花畑があることを切にねがって、
分不相応なドレスを身にまとった娘さんが、
いい年こいて錯乱して走り回ってます。
「おほほほ」なんて言ってます。すごいですね。
 ....
 さっきからおれは気が狂ってる
 生き抜くことしか考えつかない
 コップの底に残ってる最後の水を
 飲み干して
 ベッドで眠る
 カーテンを燃やし尽くす
 握りしめた太陽を ....
音速の雨(ロ短蝶)がピアノに降チル
メロウな火薬を睡らせる為の万奏

リパー・ストリッパー 電球の河ールド.K-C ラスターの
夜り深い打弦のsin動プ(泥ープ)なSui症に
兎し戯視なキー ....
 ごめんね、わたしといるとつまんないよね
 ほんとう、ごめんね

 つかれるでしょう?わたしといると
 だって・・・
 なにしゃべっていいのか、わからないんだもん
 だから、つまんない ....
沈みかけた夕日に
灰色のカーテンを浸せば
世界は爆発する


 *


うつくしい言葉を残すのはやめろ

あれは悲しみで あれは俺じゃない
ナッツは苦手です
でもアーモンドだけは好きです
キャラメルも好きです
ヌガーも好きです
甘いものがとにかく好きです

子供の頃はゴーフルが好きでした
パパがどこかへ行くたびにお土産で買う ....
{引用=
ボンベイ
サファイアの
ショットを

加速する
ぼくの脳みそに
放り込んで

スロットルを
全開に回シタ

世界中の
葬列と葬列の間を
駆け抜け

転がり続け ....
ミツ蜂の (「墨絵のクロッカスたるスミノフよ!...
落とした針霊達のクロック・ショウ (「君の名は...
緑青映えるブラウン感応の上 (ジャンが吸うAcid上...
蓮を飢えたR嬢 (「脱兎A ....
地面に
落ちるまでの間
ずっと、
俺が
抱きしめてやる

右に
傾いて
安定せず
よろめいて
箱庭の片隅で
一筋の濁った夢
あるいは妖艶な爪
感じ合う二人の側で
幽霊が笑っているんだ
仕舞い忘れた毛布の中に
時期外れの扇風機の羽さえ ....
パーッと行こうよ
と言いながら
道に倒れて男の名前を
叫んでみた
冷たい男が好きなのは悪い癖で
妙に愛されるとすぐに飽きちゃうから
不幸なのは当たり前なの
同情しなくていいよ
と言いな ....
女王様は、悩んでいました。
そろそろ結婚してくださいと、家臣たちから言われていたからです。
女王様だって、結婚したくないわけではありません。けれど、女王様が好きになる男性は女王様を相手にしてくれず ....
母をおくる と
おそらく
わたしの半分が終わる

半分が終わる と
わたしには
守るものがたくさんあって

後戻り
できないことも
また
たくさんあるのを知って

さみしさの ....
大覚アキラさんのおすすめリスト(838)
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太鼓橋- チアーヌ自由詩805-5-17
こぽこぽ- チアーヌ自由詩405-5-17
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atカフェ/短幻視- 六崎杏介自由詩105-5-14
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