すべてのおすすめ
そのぐちゃぐちゃなところに手をつっこんでみたい
あたしを汚していいもの ちゃんと最後まで
飛んでいきたいの、
おおげさに言えばそういうことだけど、
ほんのすこし向こうに行きたいだけ
なんでも ....
あるいは、青春とは生贄のようなもの
だったのかもしれない
私たちが、終わりの終わりまで
上手に歩いていくために捧げた
血なまぐさい生贄
それが美しいものだったなんて嘘を
眉一つ動かさずにつ ....
その男とはセックスしかしていなくて、
それはつまり
良い本ではあったけど返し読もうとは思わない(思えない)もの
と、近いような感覚で
彼と連れ立ちどこかへ行こうと思えない(映画館?ましてやウィ ....
ひどい肩こりと不安から朝の4時とか5時に目を覚ましてしまうことが最近多く、本日も、久々の休みなのにたぶん4時くらいに目が覚め、サロンパスを貼り、布団に入って仕事のことで悩んだり腹が立ったりで眠れず、そ .... 朝-
電車に乗るときの
皆のあの私座りたい俺も座りたいというオーラがいやで
先に乗り込んでも窓際とかに立ってしまう
ヨーイドンとか言ってないのに競争しだすのがいやだ
ルールが明文化されて誰か ....
笑っていれば良かった
好きなものに
好きなだけ名前を書いて良かった
右手に持てないものは
左手に持って
それでも持てなければ
空に放して
それから、かえる
透きとおった卵の日のこと ....
  

僕にとっては
とても大事だった友達のうちの
二人には
もう二度と会えない

S君
お前には
いつかは会えるかもしれない
と思っているんだ
講義さぼって
サークル部屋で ....
インターネットがつぶれたらしいで

まじすか、どうなっちゃうんすか、おれたち

やばいよ、めちゃくちゃやばいよ

まじすか、具体的にどうなっちゃうんすか

今、それを考えてる

え ....
この世界は
飴細工みたいだ

はらはらと降りかけた
粉砂糖の重みに
時々 クシャッて
潰れてしまう

なめたら
儚くとろけて
確かに
甘い


悲しいところ
許せなかった、
許し合う必要なんて
もう
持ち合わせていないのだけれど


大切なものはいつも
否定することでしか
息の根を止めれず
見上げたあれが
サテライトでも、星でも、
ひ ....
ここはひとつ青い桃になったつもりで屹立するもの
地の香りのするちいさな神様のように屹立するもの
土のなかから這い出る虫のように屹立するもの
遠い星々へ飛び立つように屹立するもの
秋の幻想の花崗 ....
死ぬときはひとりでいたい
本当にひとりで
見守るものもなく
見捨てるものもなく
星が
星の瞬きが
気づかれないうちに黒く
黒く輝くように

かなしいとか
なみだとか
そんなも ....
愛している

小人たちはパチンコ屋の前で
十時前にならんで神になる
流れていく涙の
キャベツが猫に食い荒らされて
みずうちする商店
青色バケツは宇宙の蜜
ときどき
取られたような気持ちになって
「わたしを返して」

思う
または
「わたしを帰して」
かな
長雨の続く夕刻の水溜まりに影が映ることは
ない。泥水のように濁るわけでもなく、清水
のように色も無くすべてを透過するわけでも
なく、それは雨水と呼ばれるものと酷似して
いる。事実、それ ....
あの頃、君に告げられなかったことを今


 ***


ねぇ、君
冷やし中華を誰よりも早く始めたいの、とはりきる君の姿が僕は好きだったんだ



ねぇ、君
扇風機の首フリに合わ ....
頭の中
遠い野原
夏の粒子がさらさらと
光の加減でモザイクを並べる
都合の良い再生
無意識の補修が優しく波打つ


振り向いた少女のワンピースは
夏じ ....
細胞の輪郭は
発熱に適した形なの ね
あなたの音源との距離感は
可笑しくて悲しいけれど
あなたの感覚器の滑稽な分離も
可笑しくて悲しいけれど
さらに 伝導にも適した形なの 
 ....
 


遺棄された施設の
ところどころ凍りついたプールのなかで
巨大な二匹の魚が
激しく争っていた


冬空の下
たくさんの子供たちが
笑いあいながら
凍った水の上を漂っていた ....
自分がさらけ出されるものであって、
自分をさらけ出すものではない。
    火のなかに失ったもの
    火のなかに忘れたもの
    火のなかに入り
    置いてきたもの

    
    三つのものの区別がつかなくなった今でも
    お ....
揚子江の上流に見慣れない生き物がいて
現地の人は成人の儀式にそれを食べる
雨の降る夜はいつも
腹の中で卵が孵って
鼻の穴から糸が
するすると
巻き付いて
柔らかな
殻になる

 ....
テレビが
下でひとり
さびしそうに
喋っている

わたしは
立ち上がり
階段を降りて
テレビにあいにいく

安心したように
アナウンサーが
元気に喋るので
テレビを消した
 ....
夜、歩道橋の上。
缶コーヒーで、煙草を4本吸う。
そんな処では詩が生まれない。知っている。
実際に、詩は生まれなかった。いい場所だ。
夜は、昼間よりも、詩が溢れている気がする。
例えば、近所 ....
曇り空に似合いの栗の花
白濁の匂い
蒸せる空気に重く混ざり咽る

萌えあがる緑にそそぐ霧雨は
「熱帯雨林」という言葉を浮ばせて

栗の花
呼吸困難

緑のトンネル
国道4号線
 ....
新しい恋人は豪雨とともにあらわれる
すでに窓のそばを特等席にしている
遠くで雷鳴が響くたびに喉をセクシーに鳴らす
僕はカンバスに向かって筆をかまえている
喉が鳴るたびに手が振るえカンバスが ....
改造拳銃

鑑賞用の模型銃を
実弾を発射できるように
強度を高め改造してある
いってみればプロになれない
日曜日の
素人選手のようでもあり
平日の
実戦に耐えるかどうか
 ....
言葉で武装してはならない
言葉を武器にしてはならない
争いは銃からではなく
言葉から始まることを知らなくてはならない

言葉で武装してはならない
言葉を武器にしてはならない
言葉の扱いが ....
先生、
ぼくのお兄ちゃんが
このあいだ死にました

ぼくのうちは
3人兄弟です
全員男です

まん中のお兄ちゃんが
死にました

名前はゆうごです
ぼくは「ゆうごちゃん」と
 ....
ジム・モリソンは
私の
ネガティブなスター
ドラッグで死んだから
昏い目をしていたから

死は怖い
私は臆病者だから

せいぜい
アルコールの海で
泳ぐくらい
死なないように
 ....
大覚アキラさんの未詩・独白おすすめリスト(48)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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