すべてのおすすめ
もう何度も読み返して
もう何度も噛み締めて
もう二度と戻らない
時間を振り返るだけ

もう何度も思い直して
もう何度も後悔して
もう決して返らない
記憶を思い出すだけ

片隅の声を ....
居酒屋で仲間と飲んでいた

まずは生ビールを皆で飲んで乾杯

そのうち各自 

日本酒 カルーアミルク 焼酎の水割り

などを注文した

僕はソルティードッグを注文した

ソル ....
遠くにおいてきた時間を
一つ一つ取り出して
今の僕に重ねてみた
懐かしさと共に思い出す
未熟だったあの頃を

自立の為に選んだ道
自律を願って歩んだ道
幼さと若さの間で
ひたすらに足 ....
北風の声が少しずつ
冷たさを増す12月
いつもと同じ帰り道
佇むように咲いていた

小さな体いっぱいに
陽射しを浴びてのんびりと
場所を間違え根を伸ばし
季節を忘れて咲い ....
本当に誰かを好きになったなら
皆はどんな言葉にするのだろう

本当に伝えたい気持ちがあったなら
僕はどんな言葉にするのだろう

言葉に慣れた僕達が

あなたの隣にいる幸せや
闇に浮か ....
向日葵の花が燃えて
灰に変わるまでのあいだ
僕は目を閉じて
何を考えよう

銀の指輪をはめる役が
僕ではないと
シナリオの一頁で判っていた

舞台の隅で拍手をするだけの
小さい役ど ....
君と僕とを繋ぐのは
見えない手錠の様なもの
かなり前から付けていた様で
もう、付けている事すら忘れていた

最近気づいたんだ
少し右腕が軽くなっていることに
歩く度に右手が自由なことを
 ....
手を伸ばした先に
掴みかけた陽射し
するりと零れ落ちる

温もりが少しあって
冷たさがやって来る
1月の空に投げかける
呟きは喧騒に隠れ

とめどなく詠う詩は
誰かが作ったものだけ ....
重さ、とは
預かること
預かる、とは
許すこと
許されること

必然的に張り巡らされた
偶然によって
僕の細胞は君の細胞と出会い
やがてまたひとつの
重さとなった

雨が降って ....
アンパンマンは正義の味方
弱い者が困っている時
誰かに助けを求める時
アンパンマンはやってくる
「やめるんだ!」

アンパンマンはかっこいい
誰もが一度は認めたはずなのに
いつからみん ....
くじら 大きな水 おしのけ
くじら 大きな水 のみこみ

くじら 大きな力
およぐ すすむ
海へ 空へ

青い青い宇宙の中
くじら の 確かさ
1.

かみさまはいるよ、
って 
教えてくれた人は
もうすぐ死んでゆく人だったけど
それは黙っておいた


だって、あいしてるんだ



2.

きのう、かみさまを見か ....
言葉を紡いでいる人がいるという
言葉の繊維を解きほぐし
紙にしたり
糸にして布にしたりしてから
その上に文字というものを書くのだという

最近は、
言葉が不足しているから
誤解 ....
にゃんこの目
かまいたちの爪
きたきつねの背中
ぴかりと光る稲光
みんなみんなまぶしくて
なまこのまなこは目をつむる
浜から揚がったお地蔵さんは
ぐっと一息飲み干す定め
辛口の ....
漬物石をかかえた大人が
喧嘩をしてる
漬物石はかかえたまま。
向き合って
立っている

漬物石をかかえた大人が
喧嘩をしてる
漬物石はかかえたまま。
置く事ができずに
手を出す事 ....
父さんは何故嫌がることをするの
父さんは何故母を裏切るの
白い手袋が朱赤く染まる程
あなたが嫌いだ

憎いから誓った あなたを許さないと
水を抱かせたよう 巧みにすり抜けた後は
びしょ濡 ....
紅い氷に
蒼い光はそそがれて
溶けては凍り
溶けては凍り
土へと向かう重なりの
まばゆい柱になってゆく


雪が召ばれ
風が召ばれる
木々は皆いっせいに
かしいではも ....
水圧に耐え得るように
甲殻を得て

暗闇を
当たり前と思えるように
その目を 潰した

正しいと思えることを
ここは深海
届かない砂の底

尾びれを
左右にゆっくりと
振る
 ....
冬枯れの老木に
花を咲かせてやりたかった

とびきりの六花をこしらえて
枝という枝に舞い降りたのに

老木は身をふるわせて
あぁ、寒い
ゾクゾクするよ と呟いた

初恋に破 ....
 
私はとても小さいので
海を見れば
海でいっぱいになってしまう


私はとても小さいので
空を見れば
空でいっぱいになってしまう


私はとても小さいので
風を匂えば
風で ....
久しぶりに三人で手を繋ぐ
いつもより寒い冬
汗をかいた小さな掌は
どことなく妻に似ていた

歳を聞けば指で
三本や五本を出していたのに
今では両手の指すべてを使わなければならない ....
いっぽいっぽ
きみはあるく
アンダンテ

だから僕も
アンダンテ


いちばんうしろになっても
きみはあるく
アンダンテ

だから僕も
いちばんうしろで
アンダンテ

 ....
昼休み 校庭の隅のひょうたん型の砂場で
下級生の少年たちが
そこらじゅうの砂を集め 水をかけ 
両手で叩いて固め 砂を積み
また砂を集め 水をかける

そうして
背丈ほどの 山ができた
 ....
いま たしかに
{ルビ身体=からだ}の中にあるコレを
どうにか言葉で写してみよう
すると ほら

 もうおそい

色を変え かたちを変え
大きさを変えて 
コレは
言葉の網をすり抜 ....
愛しいと綴らぬ代わり
速達で、と告げましょう

思い煩うこころに替えて
所在の分からぬ神様に
祈りましょう


微かに雪の匂いのする声は
幸福の理由に充分すぎて
零れる音色が
深 ....
針葉の青に誘われて わたしが森に這入ると
ここにも あそこにも 木が立っていて

空からくる陽を 受けとるために
木々は あちらこちらに 枝を伸ばして
地面に影を落としていた

一本の木 ....
月は地球のまわりまわる
ぐる ぐる

もし 月と地球のキョリ
2mくらいだったら
地上に月の道ができる
建物もよけてつくらなくちゃ

パッて飛びつけば
地球一周できちゃうぞ
 ....
ぼくらはみな、生まれつき、
魔法をかけられているんだ。

その証拠に。

背がのびる。
歩けるようになる。
ことばをおぼえる。

好きな歌ができる。
好きな人ができる。
だれにそ ....
ぼくのひかりは
うでやはなやせいきを
たくさんのチューブでつながれ
えがおもなみだもことばも
みんなうばわれ
ひたいのほねをほぞんされたまま
やみのなかをさまよっている
やみのなかでたた ....
国語の教科書にのってる詩に
水しぶきをあびせられたように
眼を見開かされた小学時代

宿題にされた詩
初めて書いたのは 鶏頭の花
鶏のとさかみたいだとか 好き放題
五年生から 夏休み ....
イオさんの自由詩おすすめリスト(143)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
トリカ- 松本 卓 ...自由詩2*06-2-19
ソルティードッグ- たかよし自由詩206-1-28
ソーメンライス- 松本 卓 ...自由詩10*06-1-22
白菫- 松本 卓 ...自由詩5*06-1-21
詩を書く理由- maumi自由詩6*06-1-13
空の色が変わる程の- maumi自由詩2*06-1-13
理解- 海月自由詩5*06-1-11
陽射しを追って- 松本 卓 ...自由詩6*06-1-11
誕生- たもつ自由詩1806-1-9
アンパンマンと呼ばれた私の弟- 和泉 誠自由詩506-1-7
くじら- 日朗歩野自由詩506-1-6
かみさまについて学んだいくつかのこと- 望月 ゆ ...自由詩80+*06-1-6
暗号表- あおば自由詩11*06-1-6
こんにちは図鑑- あおば自由詩3*06-1-5
灰色の水- 日朗歩野自由詩306-1-5
少年回帰- maumi自由詩6*06-1-5
報われぬもの- 木立 悟自由詩606-1-5
深海魚- umineko自由詩10*06-1-5
雪花- 落合朱美自由詩20*06-1-3
私はとても小さいので- 松本 涼自由詩114+*06-1-2
初詣- たもつ自由詩5206-1-2
andante- 北乃ゆき自由詩2*05-12-31
ひょうたんのゆめ- 馬場 こ ...自由詩305-12-28
いのち_の_ようなもの- 馬場 こ ...自由詩505-12-27
春の旋律- 銀猫自由詩16*05-12-27
- 馬場 こ ...自由詩1005-12-27
満員お月様- 日朗歩野自由詩205-12-26
魔法をかけられている- ZUZU自由詩1605-12-26
眠る光- 草野大悟自由詩405-12-20
買えないもの- 砂木自由詩10*05-12-19

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5