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アイツ等はアナーキストの自由を説いた。
その一方で、むなくそ悪い音楽を口ずさむ。
砂埃が立つ。十メートル。いや、二十メートル。
ここから見ると、通り過ぎる石ころは驚くほど速い。
月の明かりを浴びながら眠る少女
氷のように澄み切った心

わずかな時間
心惹かれ 心奪われる

永遠に続く 幼い瞳
そっと赤い唇に触れる手
少女の瞳
心の中でひそかに思いを寄せる
 ....
 取り締まることのできない光の減少が
 駅のホームに加算されていき
 歩みと停止を繰り返す人影を貶める
 遠近法を失い胸まで迫ってくる欠落に喘ぐのだ
 やがて満たされる黒の描写の内 ....
意識されない曲線の内側で
永久機関の少女性が調弾する。

その輪郭は振動し
奥深く鳴りつつ最果ての嘘を静める。

お先に失礼
直線的で清音の科白が膨張する空のもと
つきぬける(或いは私 ....
高い夜
低い夜
地が空へ向かう夜
遠すぎる火をあおぎながら
あまりにも廃墟に近づきすぎていた
雨が緑を照らしていた
小さな葉が群がり
石と石をつなぐ力にしがみ ....
わたしの血は
青く青く沸騰し
ゆらめきながら立ちのぼり
はてしなく透きとおった
青をふらせた

しなだれた渇望のからだは
ゆく先のしれないおもいと
めまいの予感を内包していた
いよい ....
風のかたちになりたいのです
なのに
縫いつけておいたはずの秋風が
かたちをうばいました


(ほたる  湯けむり  はぐれ雲)


うばわれたと思ったのは勘違いでした
かたちがない ....
囓る
足の指を囓る
囓る
猫の額を囓る
囓る
柱の傷を囓る
囓る
カレンダーの空白を囓る
囓る
固まった真実の躯を囓る
囓る
惚けたふりをする耳を囓る
囓る
駅のホー ....
5時の電車
嘘を吐きに待ち合わせる

触れている手は誰を思っている
囁く声は誰に向けられている

17時の電車
嘘が纏わりついて離れない

いっそ乗り換えの駅を破壊してしまえばいいの ....
気配を感じて
虫の音が止む
一瞬

あなたが
嘘をつく前の
静寂に少し
似てる

(黙れ黙れ)

通り過ぎた茂みから
虫の音はまた響く

(疑念のように)

夜は
み ....

清い、白の

まだ濡れている
瑞々しい、ナイフ


フォークの曲線
その後の先端


グラス
の中の水
に落とした氷
純潔、純潔、純潔、衝突
高音 ....
えのぐでも
けせなかった
いろがみをかさねても
けせなかった
くぎでめちゃめちゃにひっかいても
けせなかった
もやしても
あきびんにつめてすてても
うらにわにうめても
けせなかった
 ....
夏だ
充分に言葉を選べ
テストでは「モラトリアム」と判定されても
その紛れもない中途半端さこそが
僕 なのだ
全き陽光からも水からも逃れて
冷房の効いた古臭い喫茶店を
渡り歩こう

 ....
第一章 権利

 君をみたす酸素分子はさだめられた方角を見失うとき、霧となる。池のおもてで朝日が砕かれてゆくのを、君は燃える指でなぞる。どこまでが記憶なのだろうかと、問うこともしない。背後にあいた ....
音の空から斜めは降る
親しげな空ほど
高みへ去る
列は青く
青は遠い


朝の月や朝の星
鳥や雲に重なったまま
水底の火を見つめている
けしてけして澄むことのない
濁 ....
見たこともないさよならを
毎日つぶやいているうちに
つめたいそれは温度をもって
かわいたそれは潤いを増して
かなしみに包まれたフィルターを
たぷたぷと揺らしながら
ぼくを爆破した

見 ....
思いがけず
可笑しさがこみあげて
くるが
すぐに冷め
可能性の欠落を夢みる鋭さ

鮮やかな月に照らされて
{ルビ青灰色=せいかいしょく}の肌は
淡く
光合成を告白するが
しおりは空 ....
「ノストラダムスでーす」

玄関を開けると

郵便配達の恰好をした
ノストラダムスが
照れながら立っていた

ああ
今さらだなー
ああ
予言がはずれて恥ずかしいんだろうなー
 ....
暑さ 流れる空間
   自転車に乗った二つの目、通り過ぎるガラスの扉を見つける。
   君は靴を履き、靴は君を支える。
 
   バイクに乗った無数の汗、道路を挟む水田を通る。
   路を進 ....
あけらかんと

ゆみをいだいて

まひるのつきを

ねらいうつ

とどくどくろは

笑みをたやさず

かすれたくもに

キスしてる

リネンきろくの

ひるまのゆめ ....
境界、人より通知の恋文に
Watashi=Zonnogaの人生のAcashiである平凡認識


....P....出かけるZeアンCt。
A…:..私のRi:.

立ち去らないでくだ ....
黄昏が
輪郭を奪い

ネオンが灯りだした
町並みの真上

薄雲に隠れ
ほのかに
きょうの月

ああ
そうか

僕は君の
輝きばかりを追い求めて
ついにその形を
知ること ....
つくんと

ときおり胸で感じる痛みを
悲しみのせいだとは
思いたくないから、僕らは
うたおうとする

好きな歌を

思い出せないフレーズで
立ち止まってはいけないと
覚えてるとこ ....
ウタ



届く

柔らかな肉塊の奥へ

心を切り裂いて

進む

たとえ

痛みに涙を落としても

人はウタをステレオで聴くだろう

たとえ

傷つきあった ....
東京、きみは振り向いて
見過ごすことと忘れることに慣れず
クラップ、手を、たたいて
(光のように)


歩道橋、線になって逃げていく車の
ひとつひとつにああ、ぼくと同じひとが乗っていると ....
人は時に狙われて
ものみな静かな夜の中
時という
まだ固まっていないコンクリートに
自分のしるしを残して
ブランコの音だけが

コキー

コキー

時に思いを馳せたとき、
夜だ ....
空を泳ぐ 羊の群れ

青を連れ去って

どこまでいくの?



え?

あぁ 夏までいくの
 ボク

ボクは、僕といわない。
それは、シモベとよむから。

一羽の蝶が飛んでるよ


  あなたとわたし

わたしは、あなたから生れた。
そして、母も父も
わたしにはいない ....
しらない をおいかけたら
からかうように空をすべった
梅雨のあいまの明るい風に
しらない しらないと
はしって逃げた

いつだって
しらない は遠く
つかめそうな距離でも
生卵のよう ....
影は何回も東の方向へ、ぼくとさよならをしたかったはずなんだ。
地面に転がったいくつものものたち、ごみばこ、人間、薄紅色の携帯電話、
全てが…なんか、倒錯している世界、素晴らしい世界。は、
フ ....
ふもと 鈴さんの自由詩おすすめリスト(254)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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ふるえ_Ⅱ- 木立 悟自由詩705-9-28
青い果実- こしごえ自由詩13*05-9-28
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裏口- あおば自由詩7*05-9-24
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法学- 葉leaf自由詩19*05-7-28
- 木立 悟自由詩505-7-25
見たこともないさよならが- 八月のさ ...自由詩1205-7-25
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暑さ_流れる空- チャオ自由詩6*05-7-20
レム未遂昼の扇子- かぜきり自由詩5*05-7-19
Arinos- 完食自由詩3*05-7-14
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いつも流れてゆくように- nm6自由詩1805-7-12
時は夜- 春日野佐 ...自由詩4*05-7-11
夏までいくの- 春日野佐 ...自由詩6*05-7-11
ウソとホント- こしごえ自由詩9*05-7-11
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遠、- ピッピ自由詩505-7-11

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