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そうしないとなにも始まらないし なにも終わらない気がするから

ただ昨日のあの人について なにも言うことがないけど なにも言えないけど

たとえばしまりかかった踏切に間違ってはいりこんでしまっ ....
電線の五線譜を見上げる
三日月は細い弧を描きながら
歩くリズムで夜を唄う
譜を行き来し 生まれて三日の自分を唄う

夜毎に変わる 自分の歌を
そうやって夜は沈み
盲目のあなたは歩くこともできず
杖を探して這い回るのです

まぶたを透かす希望に
わずかなぬくもりを感じると
胸の奥に溜め込んで満ちるのを待つ
狂いそうな ....
神様、私貴方がいてくれて本当にうれしい
私の可能性は自分だけでは見いだす事が出来ず
私の限界は手に触れる程近くにある
私の思考には制限があり、明日の事すら予期できず
通り過ぎて来た過去にすら捕 ....
最期にぼくは君を想う
よなんて思わせぶりな
台詞だ信じていたけれ
ど嘘でない言葉が嘘で
ないからこそ虚しく空
っぽになった心に突き
刺さる今日は晴れてい
た空は高く青く透きと
おり雲は ....
明日晴れたら空を見る
空には浮き雲あるだろう
いつもと変わりないだろう

明日雨なら雨粒の
数を数えてやり過ごす
大地に染みていくだろう

明日曇れば雲の層
眺めて絵でも描くんだ
 ....
夜は
張り詰め
足音だけが
近付きつつ
離れ
近付きつつ
離れ

夜は
張り詰め
六つの足音が
決して
共振することはなく
美しい
調べとなることはなく

白い息が
 ....
君の中に花はあるかい?


風に折れず
時に枯れず


君の中に譲れない花はあるかい?


{ルビ艶=あで}やかな色で
毅然と輝く


君の中に血を流しても咲く花はあるかい ....
うさぎは
「じぶんが
あいされていない」と
かんがえたので
みずうみに
みを
ひたしました

つぎのひ
ぽっかりとうかんだ
うさぎのからだをみた
どうぶつたちは
このようにしゃ ....
公園の片隅で花が咲き
人びとの心の中にも花が咲き

そよそよと
良い香りの風が吹き
そわそわと
気のはやりがちな人はあせり出し

山の斜面にも花が咲き
人びとのくらしの中にも花が咲き ....
私は名もない1本の木
腕をのばしても空へ届かない木
春になっても花の咲かない木
ぽつんと立ちつくしてる1本の木

あってもなくてもいいけれど
そこに存在し 根をはる
そんな強い 1本の木
空き缶を蹴飛ばしたら、僕だった
残っていた中身が飛び散った、僕だった
野良犬が怒り狂って追ってきた、僕だった


慌てて電柱によじのぼって見回した


空き缶は車に潰されてぺちゃんこで ....
「なんだ あれで間違いは無かったんだ」
そんなことが言えるタップを踏み鳴らす
世界市民への憧れは
画一化へと転換した
感情を押し殺す為に
人は笑顔をパッケージにして売る

 あざやかな青空も
 美しき木々も
 目を見張るような絶景も
 貨幣で買える時代だ

 ....
キスのやり方なんて忘れてた

なのに君は僕の気持ちも聞かずに
その潤んだ瞳で見つめて
何の前置きもなく小さな唇を
その潤んだ瞳を閉じることなく
ためらいもせずに何度も

そういう僕も目 ....
薄くなってきたと言われないよう葉っぱを増やす

本気で光合成にチャレンジする

見つめられても赤くならない

暖かくなるまで耐える

3センチくらい伸びる

病気を治す

仲間 ....
白につづく銀と鈍
黄につづく金と土
線は繭にくるまれていて
まるくなり まるくなり
連なりのなか震えている



海と川の鳥たちが
街の橋を
曇の朝を越えてゆく
ふたつの ....
「ことば」が足りない
そう思ったので
「ことば」を
さがしにいきました

小鳥にききました
「小鳥さん小鳥さん
  ことばはどこにありますか」

小鳥はすこしうたうと
どこかへ
 ....
夢の中で川を下ったのと云ったら
ああそうなんだきみも下ったのかと
あのかたは云ったのだけれど
そういうあのかたは
夢の中で川を下ったことなどないのだと
わたしは知っていた

ほんとうのこ ....
センリツのように
かけぬける寒さ
終わらない
雨のスフォルツァンド
音の波は とぎれず
不自然な夢
小さな頃
引っ込み思案なぼくに、と
ママが与えてくれた図鑑は
表紙をひらくたんびに
こんにちは
こんにちは

語りかけたので
ぼくはひとりぼっちではなかった

ぼくの図鑑は
そ ....
土くれの上で
ブクブクと肺をうごかして
息を吸う
息を吐く



それから
しらじらとした空気の中で小さくワルツをする
手はこう、角度はこう、小さく、チラチラと、

       ....
ふと
襲ってくる
悲しみは
水底のように
穏やかで
疾風のように
激しくて
でも
この命は
守ってく

どうか
ひとすじの勇気を
私に
歩くごとに
一枚ずつ
カードを捲っていく

高い数字を
待ち望んでいた

のに

ジョーカーをひいた



今の僕には

使い方が解らない
人生の縮図を一枚の写真に托そうと
カメラを持ち出した午後

通い慣れた公園の道を黙々と歩いてゆく

木陰をなぞるようにしながら
景色に目を奪われることもなく 

いつしか長い上り坂の入 ....
闇を進み月に辿り着く雲は
どこでどんな世界を見てきたのかしら

三日月に辿り着く雲もあれば
満月に辿り着く雲もあるようです

とうに絶滅したはずの日本狼を見つけ
動物園で生まれた狼のお手 ....
街角に立った色とりどりのクラゲ達を通り越し
遠い異国の地を見た
花を売り
花を買い
枯れていく買い手
クラゲ達は幼い日に見たガラスの目
ここにはなく
海ではなくて空を踊る
しかめっ面の ....
わりとおおげさでもなく
しんみりとしている

今日の天気はどうしても好きになれそうもない

昨日の

嘘を思い出して

一昨日の

罪を心で笑った

暗闇は

暗闇ではな ....
三日月の晩に 僕は生まれた
細い月の端っこにつかまって
地上に喜び溢れる人の足音を聞いた

半月の晩に 僕は大人になった
半分の僕は もう半分の僕を探した
地上では 止まない嘘に傘をさす人 ....
裏も表も
私だから

裏も表も
傷だらけ

もう疲れたよ
もういいよ

裏も表も
私だけど

裏も表も
隙だらけ

気付いてるよ
でも
もういいよ

裏でも表でも ....
ふもと 鈴さんの自由詩おすすめリスト(254)
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