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何故　君はいってしまうのか
大人たちよりも　ずっと　ずっと先に
危ないよ
あんまり先を急ぎすぎると
石ころだか何だかわからないものにつまずいて
転んでしまうよ
危ないよ

とん　とん　　.... 　誰でもというわけではないかもしれないが、人は多くの場合、記憶の中に原風景を持っている。それは、その人の初めての記憶というわけではないかもしれないが、幼い頃に見た風景がその後ずっと頭の中に残りつづけて　.... 彼は
街角の信号機に吊るされている
頸に
太い縄を巻きつけられて
どんな罪なのか
どんな過ちなのか
それを知る者は誰もなく
彼は吊られながらも　笑っている
それはひとつの風景
この世　.... 青空　青空が見えるよ　ねえ
窓を開けてごらん　目を開けてごらん

頭を上げてごらん　見てごらん　ねえ
寒さふるえる　透き通る　青空だよ

君は青い人　青い　未だ人ならざる人
空の青　静脈　.... 公園の片隅で花が咲き
人びとの心の中にも花が咲き

そよそよと
良い香りの風が吹き
そわそわと
気のはやりがちな人はあせり出し

山の斜面にも花が咲き
人びとのくらしの中にも花が咲き　....

ふもと　鈴さんの岡部淳太郎さんおすすめリスト（5）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
罪のない子供たちの歌	- 岡部淳太 ...	自由詩	9*	05-12-6
わが原風景	- 岡部淳太 ...	散文(批評 ...	5*	05-10-8
鋭角の風景	- 岡部淳太 ...	自由詩	6*	05-5-2
僕が病気であるかどうか、誰も知らない	- 岡部淳太 ...	自由詩	2*	05-2-17
歌＿２	- 岡部淳太 ...	自由詩	3*	05-1-14

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