光る眼の夢のような
道なりに太陽の傾く
夕べに尚も耀き続ける
朝陽の訳も云えずに

荒い粒子の踊り舞う最中 、

不協和音たる人の
協和音から遠く
不協和音の渦中に
投下された最強 ....
 薄緑の歩道橋の真ん中で
 さざめく街の空中で
 立ち停まっている女を見た

 遠目で黒い日傘の女をみつめていると
 眠くなり汗がじわっと体を包む
 街の建物の間を
 車が川のように流れ ....
郊外に
佇み居る
きりすとさん
白銀の輝き帯びる
出で立ちにて、

今宵を照らし出し
いよいよ真白く微笑む満月の
太陽に自らを委ね明け渡す折図り
夜明けの空海✠から地平に沈み
濃密 ....
夏休みがくる

あの子がいますように

いや、いませんように


毎年 祖父母の家で暮らす夏休み

解放される天国の季節

いつからか

夏休みに必ず出会う少年

透き通 ....
今この瞬間より
いつも今この瞬間から
己の抱え続ける因果の宿痾
自らの内なる畏怖すべき呪い
自ら闘い続けることを誓い
更に深く認め識らんと
此の世に己生かされ在る際に
再々度、対象化の俎 ....
独りで出来る
こと 、

思考力動精神を
自らの思考精神にて
直観知覚し体験スルこと

までは終わった 、

けれども待ち人未だ来たらず
待ち人の来ない人生宿命も在りかと

熱 ....
内から沸き上がるものと
外から押し寄せるもの
合流し充たされ寄り添う折、

鳥肌の立ち
瞑目意識の視界光り輝き
自らの抱える呪い
漆黒の闇の虹色帯び響 、

ほらね、また地震大揺れに ....
 ただいま
 夜の甘い想い
 剥がれて尚も行進する金色の
 星の色と音

 高層マンション
 窓辺のランプシェイド
 ああ こんなに
 夜が暗いなんて
 指先の向こうには 
  ....
陽はもうとっくに沈み
天使の微笑み
透風の吹き抜ける
この深き夜闇の一刻、

我ら思考力動に躍り世を織り込む 、

私の脳髄を使い足踏みし
渦巻きぐるぐる蠢き続け
自らを刻印する声々 ....
れいん
誘うレイン
夜陰
トレイン
道連れに
走り続け
夜明け
に至り
民家の庭先
をも襲い
走り続け
降り続ける
悲惨の飛散し
続け尚も死を、齎し

しらない知らない疾 ....
その{ルビ娘=こ}は

私たちが乗り込んだ都電の座席にいた

私たちが乗るのと入れ替えに

その{ルビ娘=こ}の

両隣が空いたので夫が左側に座った

私が右側に座ろうとした時
 ....
夕立、
吹き荒れる
突風に
塵屑吹き飛ばされ
街道に散乱し

こんな日
クライ

黙って立って
佇み続けて
居られないのかい?
この灼熱夏の夕べのまた訪れ
うっすら熱風やはらぎ吹き
斜光の残響に染め抜かれ
アスファルトの固さ脆弱
足裏の感触に確と味わいつ、

真青に暮れなずむ天空仰ぎ

遥か過去から刻印された
 ....
あの日この日に出逢った人人、どうしてるかなぁと
思わずふと想い
俺の肉体、まだ大丈夫だよなと確認しつつ
寝床で肋骨を腹筋をゴリゴリグリグリ 、
近付いては遠退く何か不可視な物に手を伸ばす

 ....
半月の
やや太り始め
風吹かし

浴びる
熱 、
この血流れ
ひと ひと ひと

中心点の
彼方此方
何処にでも在りと

黄白い響 私を照らす
お坊様の話を聴く日

もっと大変かと思っていた坐禅

雑念だらけでいいらしい

─蝉が鳴いているなぁ

─ミルク金時が食べたいな

と、私は今、思っている。

それでいいら ....
しっかり!
皆んなシッカリと
自らの光保ち尚も耀かせつつ、
資本主義システムに従いながらも
怯むこと無く抗いつつ、

皆んなそれぞれに
息して受肉し
やがてきっと自らを見出し貫いて
 ....
都市のざわめき人混み逃れ地下一階へ
降りて橙に明るむ喫茶で静か鎮まり横並び
貴女の声の響き段々色付き始める瞬き驚き
まるで此の世の涯てに呑み込まれていく迄
美しさ帯びとっくにオトギ噺してんだっ ....
 空が青い
 一車線道路の縁石で
 鎮座ますコーヒーの空き缶は
 吹きつける生ぬるい風に
 耐えている

 一枚の白紙のような
 灼熱の路面に立っていると
 なにも見えなくなって
 ....
半月の
白い薄雲に
まぁるく円か
取り巻かれ
薄っすら真白く耀き在り
ただただ綺麗だと
夜の天空を仰ぎ見て想い、

もう少し りらっくすらっくす!
苦痛苦悩はお互い様々だけれどね、
 ....
この夏の夕べ、
斜光の残響に染め抜かれ
真青に暮れなずむ天空仰げば

 外にあるもの余りに美しく
  もはや外にあるとは想えずに
  内にあるも内にあるとも想えず

 暮れなずむ真青に ....
ガス燈の灯る、
光の街は
地図にない
ヴィヨンの橋影が
夜の流れに
揺らめいている

街行く人も
名を伏せた仮面のまま、
濡れた石畳の道を
忙しく
通り過ぎた

裏通りの女も ....
半月を過ぎる未だ手前、
夜陰の上弦引き絞り
闇に閉ざされた弓の
残りの弧  夕刻から
薄っすらと今に黒光り
浮き出し円を描く折 、

想い一にして人の脳髄に
影踏み落とす自我それ自体
 ....
未来の道筋 自ら司り司られ
沈黙の凝縮の一点と向かい合い
      、 
動きは時は止まり留まり続け
チンケな卑小な私事から解き放たれ
五年だけ時を共有クロス離れ愛
      
しっ ....
 本当を知るのが恐い
 わたしたちを
 グリーンスパイクは身を震わせて
 時に火の息を吐き、
 ふり落とそうとしている

 ただ振り落とされないために
 回転するスパイダー咲きの
 ....
夏風の朝にチューニング
渦巻く想いを宙に散らし
サマーキャンプファイアー
波打ち際で燃やし尽くして

愛という名の灰に燻る滑床の夢

鮮烈な手触り残し宿るプネウマ 、

自らを諦める ....
信号機の青 と、
群青色の空が重なって
眩暈に吊られてしまいそうになる

一日の仕事が終われば
世界の一日が始まる あさぎりの夏

また朝刊二軒分ほど残ってしまった
むろんわたしの ....
肉身の腐敗し
土にどろろ溶け
地に合一し果てる末
初めて宙に
噴き上がる血飛沫

祝福と反感の矢を浴び
見えないもの観え
引き延ばされた瞬間 、
感謝と恥辱の渦に巻き込まれ

こ ....
運転中 

不意に現れ 目の端で捉える

蔦の絡まる建物

 もう、その時期か

あの夏から

幾度 高校野球が開催されたか

懲りずに毎年 

十七歳の夏に引き戻され ....
遂に人のAI化が始まったか
これは序章にしか過ぎない

今の文化は模倣から始まる
勇者英雄のマネ聖女のマネ

マネーがあっても楽しいから
お金がなくてもコピーで満足

「それ ....
けいこさんのおすすめリスト(379)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
たましいふれんず- ひだかた ...自由詩625-8-10
歩道橋- リリー自由詩17*25-8-10
サンバースト- ひだかた ...自由詩725-8-9
あの子のいる夏- 花野誉自由詩15*25-8-9
〈根源悪〉の原体験/異邦の恐怖──生かされ在る際に- ひだかた ...自由詩8*25-8-9
詩想、虹色Darknessと共に- ひだかた ...自由詩425-8-8
はい、はい(改訂)- ひだかた ...自由詩325-8-8
無題- リリー自由詩14*25-8-8
楔──表- ひだかた ...自由詩525-8-7
楔──裏- ひだかた ...自由詩525-8-7
ごめんね- さち自由詩9*25-8-6
投下ノイズ日和- ひだかた ...自由詩725-8-6
木霊- ひだかた ...自由詩625-8-4
月曜日の朝・対抗スル意志、事始め- ひだかた ...自由詩625-8-4
セントラルステーション- ひだかた ...自由詩525-8-3
雑念即是道- 花野誉自由詩11*25-8-3
単純アンセム- ひだかた ...自由詩625-8-2
ストロボライト- ひだかた ...自由詩425-8-2
酷暑(即興詩)- リリー自由詩18*25-8-2
あゝ友よ、今宵共に- ひだかた ...自由詩825-8-1
詩想、It_happens_.- ひだかた ...自由詩425-8-1
ヴィヨンの橋影- atsuchan69自由詩26*25-8-1
詩想、月の私のまた充ち生き- ひだかた ...自由詩725-7-31
斜光- ひだかた ...自由詩625-7-30
花車- リリー自由詩6*25-7-30
プネウマ- ひだかた ...自由詩625-7-29
認知症ぶれいく- 洗貝新自由詩16*25-7-29
Your_Silent_Face(改訂)- ひだかた ...自由詩525-7-28
ひと夏の甲子園- 花野誉自由詩13*25-7-28
AIの侵略- 足立らど ...自由詩3*25-7-27

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