君を書かないよ

すでに詩なのだから

君を変えないよ

すでに風なのだから

君を思わないよ


できるわけがないじゃないか

今日も見上げるよ

空の白い雲のあたり
 ....
花びらちぎっってどうするの

あなたのその手の中の花

まだ  風の中で揺れていたかった

あなたの恋の行方とは関係のない命
なのに

花びらちぎってどうするの

命をちぎってど ....
階段を登りきるともう

下りの螺旋階段

今度はどんな命をいただくのだろう けれど

本当は本当を言って良いのなら


永遠の量両翼が望みです

もしもその価値が私にないのなら
 ....
あの夏の日から時間の止まり 
朝霧晴れた今日の一瞬の開けに織り込まれ
たけし起きろ森へ行くぞと兄からの柔らかな呼び声
遠い道程の時の運びを遡行し眼前に響き拡がりつ
兄に導かれ入り込んだ森の木々 ....
枯葉鳴る頃
私はあなた方に会いに行く
今度は
“わかば”とワンカップを忘れずに
お母さんには昔のお菓子を
フラレた話とかフラレた話とかフラレた話とか
一人暮らしを始めた話とか
たくさん話 ....
かなしみの
おっぺけぺっ
いまんとこ
しらんぷりして
もらい
なんとか
いきつづけて
あなほりあなほり
どんどこしょっ
うたをうたい
はなしすら
しはじめた
しこう
のうずい ....
孤独を渡る夜の鳥よ
虚しい私のこころを
一緒に連れていってはくれまいか
白く羽撃く翼も
闇夜の中ではくぐもって
うっすら夜に溶け込むよう

ひとのたましいは
死んだらどこに行くのか
 ....
朝に外に臨めば
草木達の揺れ
ゆらゆらら
歩き進む足
ずんずんずん
吹き抜ける涼風
さやさやや
囀る鳥の声
ぴゅるぴゅるぴぃ

薄っすら陽が射すなか落ち葉が舞い始め
あれほど豊潤 ....
○「落毛」
ワイフがいう
毛があちこちに落ちている
トイレ 洗面所 浴室
黒毛はあたしで
白毛はあなた!
という
そこで一句
「上の毛も下の毛も
黒白入り交じりて
落ちゆく秋となり ....
避けるべくも無く襲い来る
大嵐のうねり大海の高波
胸奥の十字架高く鋭く
血飛沫散らし魂の宙空へ
持ち上げられ解き放たれ
大破する小舟跡形もなく
赤々と染まる異様な大空に
幾筋も亀裂入れ次 ....
まるで夏のよう

この休日は気温も湿度も高い

今日の装いは真夏に着ていたワンピース

エプロン付けて台所に向かう

今夜は唐揚げ

衣をつけた鶏肉を油に入れていく

シュ ....
時刻の五時過ぎ
帰宅途中の
夕焼け大焼け
立ち止まり
見入り魅入られ
呑み込まれ
身も心も
真紅に染まり
帰宅すれば
瞑目する私の
幼少時、
幼稚園を辞め
野犬達引き連れ
ひ ....
今年に入って
私は私を疑うようになった
特に仕事においては常に疑っている

会計では、患者様二人ごとに金庫の中を総計算
取引先に出す伝票は、四度、五度、確かめる
それでも、まだ足りない気が ....
光り輝く大洋の
視界なめらか滑り出し
何処までも何処までも
伸び拡がり揺蕩いゆくを
見守り続けるだけの
静まり返った眼差しが
意識の軒先で雨宿りし

もういいだろう
いけ、いけ、いけ ....
僕は
そこの
つもりでした

でも
こっちでした

だからあいつは
間違ってます
僕が正しい

え?
あいつが正しかったの?

僕は あいつが
なんとなく
凄い気がした ....
初夏の黄色い花の花言葉

六畳の部屋の不穏に泉欲し

父さんの靴を磨くよに虹二重

父の日の花を選んで海にゆく

高島屋カルピスを飲む夏が来た!


月涼しオー・ヘンリーを猫と読 ....
ことばのひかりのおびにつつまれ
どこにいくのかいくえしらずのままに
ひびきたえずたえぬままあたたかなぬくもり

握り返して来る最後に吐いた 、あなたの息
すべて色褪せ消えて
至高の想いだけ
思考し続け渦巻いて
この今にとぐろ巻き
恐れることなかれ
揺るぐことなかれ
すべて破壊され
また生まれ始まりいく

と 、

今に至り中程を
 ....
鉄塔を登る猫あり  冬あかね

午前2時ポチはお庭で冬の月

ポチ遊ぶ冬の銀河の辺りかな

凩や白熱灯の昭和かな

新幹線小春を乗せて北陸へ

真夜中のサンタの仕事母子家庭

 ....
帰宅途中の
夕焼け大焼け
歩み進む人たる私に
余りに余りにも物凄過ぎて
深紅に染まり呑み込まれ
なのに未だ森の木々たち
黙々泰然自若大地に根付き 

 、

けれども帰宅し
瞑目 ....
春暖や靴の珍場に気づかぬ子

凍み替える夜や明日こそ仕送り日

きさらぎやもらい電話もかけ放題

電話越し
風の変わりて雨水かな


薄氷やバスの1台逃しおり


ポチじゃな ....
夜空に雲たちが浮遊していたが
いくつかのそれは白い馬だった
わたしの馬はどれだろう
目を凝らしてみても
それらは似たりよったりで
見分けがつかない
夜に生まれたものたち
東の空に出たばっ ....
火を噴き上げる光の視界
耀き溢れ縦廻り横殴り
蒼白き色合いに至り
揺らぎなだらか
滑らか悩ましい
インタールード
今の私を此処まで運び
木霊し轟き沈み込み
この手脚運び動かし
己が肉 ....
縁側のポチの隣で心太

ポチがいるミーコが笑う走馬灯

風流が勝てない暑さポチの夢

百日紅明日は資源ゴミ戦争

羊草無人のブランコ揺れる午後

南瓜には戻れなかったパピエ・コレ
 ....
今朝 
植物たちに水遣り中 
衝撃が走る

私のサボテンが
土の上に倒れていた

唖然としていたら

「サボテンがコテン」

チラと見た夫が言う

西宮から一緒に越してき ....
 二両編成の電車は定時を守り
 JRに乗り継げる駅で吐き出される乗客
 足を踏み入れる車両には
 見知り顔の人もいる

 まばらな空席のあるロングシートで
 深く腰を預ける彼らはただ目をと ....
親友との深い絆の
突然一方的に切断され
追放されて初春の雪国
ふらふらいつしか
大雪原に彷徨い出て
ふと唖然 立ち尽くす
己に押し寄せ来る
遥か聳え立つ雪峰の

荘厳にして安らかな頂 ....
夜のベランダ
洗濯物を干していたら
一匹のコオロギが鳴き出した

リリリ リリリ
耳澄まし聞き惚れる

まるで私を誘うよう
少し移動するたびに鳴く

─暗闇で見間違えね
─私は若 ....
ミモザの美しい頃に
父さんと手を繋いで
理由も知らず
バス停まで歩いたことは

覚えてるわけもない
わたしは二歳

父さんのの掌はきっと
わたしの小さな手に
この世で他には見つけら ....
人として生まれて
本当によっかった
この
忌々しい痛みは
決して手放さないと決めた
けいこさんのおすすめリスト(456)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
友達__もっぷ- 梅昆布茶 ...自由詩625-10-17
花占い__もっぷ- 梅昆布茶 ...自由詩525-10-17
廃屋___蒼風薫- 梅昆布茶 ...自由詩325-10-17
遡行し移動し続ける原光景- ひだかた ...自由詩625-10-16
あいのこ- りつ自由詩6*25-10-16
筆記体で活かして_、もう_Flowers_of_Romanc ...- ひだかた ...自由詩725-10-15
移ろい- りつ自由詩4*25-10-14
結ばれる想い- ひだかた ...自由詩625-10-14
独り言10.14- zenyama太 ...自由詩7*25-10-14
小舟/the_end_of_the_story_- ひだかた ...自由詩625-10-13
夏の出戻り- 花野誉自由詩12*25-10-13
WONDER2✽/『大台風二十二号,,』)本編- ひだかた ...自由詩525-10-12
日々、私を疑う- 花野誉自由詩20*25-10-11
没落からの上昇- ひだかた ...自由詩725-10-11
△の悲哀- 弥生 陽自由詩625-10-11
かおるの音____蒼風薫- 梅昆布茶 ...俳句225-10-11
プネウマ- ひだかた ...自由詩7*25-10-10
意識の光点、エキス- ひだかた ...自由詩725-10-9
かおるの音____蒼風薫- 梅昆布茶 ...俳句225-10-9
大台風二十二号,,前振り- ひだかた ...自由詩625-10-9
かおるの音____蒼風薫- 梅昆布茶 ...俳句425-10-7
わたしの白い馬- そらの珊 ...自由詩12*25-10-6
グライダー- ひだかた ...自由詩6*25-10-6
カオルの音- 梅昆布茶 ...俳句325-10-5
サボテンがコテン- 花野誉自由詩17*25-10-5
あさの電車- リリー自由詩14*25-10-5
此処まで来れば/To_Here_Knows_When*- ひだかた ...自由詩7*25-10-2
コオロギの誘い- 花野誉自由詩10*25-10-2
父と娘____蒼風薫- 梅昆布茶 ...自由詩11*25-9-30
靴__蒼風薫- 梅昆布茶 ...自由詩525-9-30

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16