銀に輝く並木路を
歩みいけば、
別れ際に
写真機構え
透きとほり微笑んだ、
君と出逢えるかな
今日の一日、
意識の無限に開けいく
高まりの先に
死の影
滲み拡がる
光の裏口に ....
銀箔のヒビキ
青みがかり
深く深く
ヒカリ放ちて 、
たたずむ人の三の狭間に
天空直下 月灯りに照らされ、
救われることなく只々掬う手差し伸べて
悪と云う障害を
次々と置き
逃れ去るモノの
残響に 、
達しようとする
人の、
求め続ける
人の、
流れに向かい叫び続け
おやすみ
愛する人よ、
あなた達は皆ひとり ....
脳髄の中、
後頭部上辺り
思考の言葉 、
私の意志に従い
ながら刻まれつつ
意識の内に響く時々 、
繰り返し繰り返されながら
次第に意識の私の空の容器となり
地の重力の ....
ーぼくのブログを見ないでほしい
というブログを目にしたので、僕はブログの中身を開けて読んでしまった。
ーぼくのブログには見たこともない惑星の
読んだこともない言葉で、わかれ(◑★⇄)が告 ....
時の澱みに
いほり透く迄
生きるのみと
痛みの試練
課される苦悩
互い違い襲い
事を異にする度
新た宙宇の残響
血流の尚激し
瞑目意識の視界
にほひ立つ迄
光エーテルの
溢 ....
もはやとほい昔の
父親の葬儀の折、
一番哀しそうな
顔をして居た
普段一番欲深かった叔母さん
昨夜の夢に出て来たのは何故だろう
そう云えば今夜は満月なのだと
ふと想う
天空 ....
眼前に ぶるり
震える頬の
密度、
何を識ろうか その想い
絶えて久しい肉身の刻印 、
ぱっくり開いた
ぬめる漆黒の口に
呑み込まれる
最低地点でこそ
初めて観識り得た、
....
私の肉身の
今を生き生きと
筋肉の盛り上がりいき
けれども
着実に滅びに向かい、
私の魂の
今に思考し感じ行為し
未来を切り開きつつ
けれども
眠り入れば意識失い、
何一つ保証 ....
街の明かり灯り
拳を握る子供の
小さな、
それでいて力強い手
遥か遠く置き去りにされた
記憶の帷を突き破り
開く時の瞬間、
内包された何か
ぐんぐん伸び来て
一気に展開され
....
夕暮れ時の後ろ影が何か言ってら
後ろ影、紆余曲折の果てに
辿り着くべき場所を
わたしと云う意識が
わたしではない
本当の私へと
辿りながら
バカっタレが
貴様がワタシはワタシだと
....
やわらかく
時に鋭く
言葉を紡ぐ
ママもパパもおじいちゃんおばあちゃんも
近所の犬も猫も
通っている幼稚園だって小学校だって
周りにある物事すべて
こどもにかかればあっという間に不思 ....
夕方と云う緩衝地帯
埋葬される思い出
忘却と麻痺の葬送
なんにもなくなる
からこそ
例えばあの子の
コーヒーカップ
その素敵な色合い
時流からふっと
浮かび上がり
くすりと ....
あめのやみ
あおのひろがり
ひびくもの
どこもかしこも
あるものあるもの
ひびくもの
もの哀しくも可憐な相貌
開いて結んで打ち下ろす
ときのじんわり
ひろがりいき
いきづく ....
この朝に 、この夕に
しとしとしとしと雨降り続け
私と云うものに込められた
深い想い 、時の広がり
受け容れさせる愁雨の静かさ
朝に夕に浅く慰められる憂鬱と
自ら汚したこの魂の刺抜き ....
消えていく
響キの
残り香から
また
発光し生まれ来る
未完成を自ら導く意思、
なんの計画もなく
企図だけ澄み
この世この次元に
生きて息ある限り
意識ひろげ続け
器 ....
聲帯の
ふるふる
ふるへ
今日の時々
きざみ
ささくれ
たちながら
やがて暮れに
夜汽車となり
発ち向かう
夜半あたり
やはらかな
ひろがりどき
ときのいざない
かいき ....
開かれるドア
巨大な時の
ひろがり
担い抱え持ち
眠りの最中遡行し
肉身の破滅に
何れ成就す
人に込められた想い
白髪の上から浮き立ち
羽ばたき飛び立つ
光の蝶たちの群れ
苦痛に苦悩に鈴の音鳴らし
生あることを祝福しながら
雪峰の高みの白銀の響と
光に織り込まれる身を
そのままそのままに
虹彩 ....
ひとね ひとね
鳴り響く
この世界に
耳澄まし
じっと佇ずみ居れば
引き裂かれ引き裂いた
あなた方の
あの肉身の輪郭すら
胸の奥の
うちそこから
りんと
ひとなり ひ ....
吹く風と
包まれ包む
静かさに
触手伸ばし
響く聲 、
夢幻の現ヲ遡り
浮き立ち在るもの
輪郭ノ確かと
吾(あ)と繋がり
あれまなんぞよ
未だ体験せずと
破顔一笑 、
....
天空の青 、
輝く新緑に
たるむ肌の
枯れ果てた人
隣に座したる
朝のイートイン、
何というこの落差
「自らに問えば」と
私の内の誰かさん
いったい誰 、
なんだ
朽ちて生 ....
この春日の夜底から
繰り返し木霊しつつ
吾が脳髄に響き来る 、
この肉身の外から絶えず
破滅の流れに曝されながら、
来る来る繰り返し響き来る
声の刻印、しばし遅れつ
次から次に ....
濃くなる春の半袖に踊り
生かされ寛ぎ過ごし生きて
夕闇に心の塗れ始める時頃に
否定の楔、天から振り落とされ
感覚の粉砕され消え透きとほり
不在になる己の内から現れの宇宙
賑の天国も苦の ....
甘やかな時の過ぎ去りて
何一つ慌てることなく
渦巻く界の奥に
岩の照り光り
光球の巨大
地平を限りに
のっそりと昇り
どろんと沈み又昇る
奥へいけばいくほどに
打ち降ろされる彩の斧の ....
絶望することに
早々と絶望し
ながらも、
他人へと期待する
先祖返り繰り返しつつ
もはやどうしようもなき諦念に至り
生きる基本的態度としてのこの無関心 、
生まれ故郷すら遥かとほ ....
洋上に光球の昇り沈みまた昇り沈み
流れ粘り付き流れる視界の澄んで
死線の彼方にまで眼を向けながら
死の手前迄イッテハ踏み留まる
、
深々と肉の呼吸を繰り返し
これが今のわた ....
ゆれている
ふるえて
にじみ
じわりしずまり
ひょいとまた
ふるえあらわれ
ゆらゆらら
ゆらゆらするの
ひびきのたゆたい
のびやかたましい
どこへどこから
のんびりのびのび
....
すきとほるとほい空
すくいなきこの身でこそ
視てしまう 観えてしまう
直に来るうつつの
よろごび呼び込み
くうの高みの現の写し
ぐんぐん来れば
暮れて
もう
うすい景色
映 ....
しらほねしらぬか
しとしと
しとど ぬれそぼり
問い尋ねる先の
みえないみない
むなしい
だけ だから
隠れたお月様
姿を現しませぬか
陽を求める迄を
しませぬから
....
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