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連日の暑さのせいか蝉が地面に落ちていた
蝉なんて死んでしまえば
朽ちた塵や芥の類いと何も変わらないだろう
目障りだから靴で蹴ろうとしたら
瞬間
心が痛んだのは何でだろう
もしかしたら
仏 ....
(この夏ほど、運命を感じた夏はなかった)

(うそ。感じたのは、『運』。)


夏の庭
赤眼白蛇がみえる運
奇跡と呼べば呼べるしあわせ

夏場はね
リーチイッパツドラ3 ....
クーラーで冷えた身体に染みわたる

      あったかうどんに湯気もごちそう
てっぺんの
北極星の流す血を
掬ってあげてたひしゃくが泣いてた

くちびるが
はにわのような顔をして
眠れよあなたにかるめに甘噛み

サイダーの
王冠のギザてのひらに
押 ....
川の舞い
いともあっさりひとつぶの
たそがれ色の蜜柑を呑み込む

爪をみる
ふるえる瞳はなに思い
私の夜に怯えているのか

夢をみる
悲しいキウイはすっぱくて
ハンバーガーには必須 ....
好きな額書いて良いよの小切手に9をびっしり書けるだけ書く カーリング女子と付き合う条件は前世ストーン来世ストーン 進撃の巨人に王も長嶋も出ていないとは言えない空気 夕闇にテイルランプをみつめては逃げ出すことだけ考えていた

居場所などどこにもないとひとりきりみんなと違う空を見ていた

さよならと書き殴ったページには余白だけがやけに多くて

目の前に別 ....
看板のペンキが文字の型どおり剥げているから読める。牛乳

げに量りがたきは寿命・生命力・必要とされる度合い(書籍の)

芝桜模様に透ける衝立の向こうに顧客管理簿が咲く

寝る前に読ん ....
生命に憑かれているというべけれ 湿原にずぶずぶと、足首

人食う、人の、目の、白、光、血を流し、たるは、食う顔、食え、サトゥルヌス

青空に白く小さい染み一つ仕方がないの有明の月

切 ....
音のない青空である 端っこをびりびり破り裂く哨戒機

白い、錆、赤い、石灰、見てしまう。古い高架は堅い、おそらく

海ゆかば。冬、清潔に風化され。臭い残さず水漬く屍よ。

◇基礎体温を付け ....
鉄塔が一・二・三・四・五・六・七冬の畑を遠巻きに走る

壁を見るたびに震える目の中の双子の振り子。時計、こわれた

毎日の電話 かならず接続後二分五秒で圏外になる

うつむいて、馬なでて、 ....
陽炎をゆびにからめて帰りませ 朝月浮かぶ狭霧の径を 朧夜の想いうらはらくっきりと願える{ルビ朝=あした}の爽快な空


泣き腫らしそれでも明日の靴をいま磨いています頑張っています


青空を覚えぬ五つの日になぜか四季はそれぞれに掴んでいた{ ....
コンクリート塀で爪を削ったら香ばしいかも春の日和に


春の雨青いペディキュア塗ったのに取りだす長靴の中には蜘蛛


風船のゆくえを見ていた昼下がり友の顔が思いだせない


東 ....
寝に入れば 夢惜しむように 響き合う
 真冬の夜の 磯のさざ波

寂しさも 悲しみもない この夜に
 神様を呼ぶ 神様と問う

降る雨に 宿無い猫を 気遣って
 なぜ望むのか 等しくあれ ....
意地をはる ところに花の 意義と義と
 築きあげるは 一筋の道

揺れてまた 揺られて落ちる 葉の命
 たゆたう風に 響く花の意

墓標なき 花の命を 弔うと
 ただ厳かに 春雷の夜
 ....
大門の
先に見えるは
青い空
シャラリ シャラリと
花魁道中
晩秋の
鋼色なる
空眺め
忘れた人の
面差し映す
新しい機種の待ち受け組み立てる夜が楽しい私の電話


携帯を握り未明にひとりきり誰かこたえて世界は在ると
東京のビルの一つの部屋にある孤独に届く憧憬がある とりあえずはじめましてを向けてみる どこかで会った気がするけれど


角度のある君のおはようございます 僕も負けじと角度をつける


海の果て遠い国からこんにちは 僕は不自由な日本語です
 ....
死にたいと思いつつも今日もまた生きてしまう 石壁の家の裏手に枯れた葱ほんの四方に人は生き抜く たいようがうしろからぼくをてらしかげをふんであるく
   しんぞうがとまりそうになるくらいきみがすきだ

じんせいのおわりからぼくをならべいんをふんでしのぐ
   ないぞうがひっくりかえっても ....
お前には分からぬだろと自慢げに網戸の蟋蟀情事を唄う 庭の蝉目で追いかけて涼しいな飼い猫始めて1年目 ごぅーごぅー会社のコピー機の中で誰かが何か叫んでる 想い出を潰したカスが目の奥に引っかかっててくさやの臭い
ひだかたけしさんの短歌おすすめリスト(266)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
人は- こたきひ ...短歌218-8-6
ひどいあつさの夏の運- 秋葉竹短歌718-8-6
真夏のごちそう- さがらみ ...短歌118-8-1
北斗七星ひしゃくの約束- 秋葉竹短歌418-7-28
夏の星- 秋葉竹短歌818-7-25
好きな額書いて良いよの小切手に9をびっしり書けるだけ書く- 北大路京 ...短歌318-6-22
カーリング女子と付き合う条件は前世ストーン来世ストーン- 北大路京 ...短歌318-6-22
進撃の巨人に王も長嶋も出ていないとは言えない空気- 北大路京 ...短歌318-6-22
ここではないどこかへ- 未有花短歌9*17-12-2
塚_より- 沼谷香澄短歌4*17-11-6
蟲動_より- 沼谷香澄短歌117-11-5
砂___より- 沼谷香澄短歌117-11-4
炎上_より- 沼谷香澄短歌317-11-3
朝月- 福岡朔短歌317-8-20
雑詠七首- もっぷ短歌2*17-6-6
春だから五つの短歌- 印あかり短歌8*17-2-28
短歌_8_冬- グロタン短歌3*17-1-29
短歌_5__晩春まで- グロタン短歌1*17-1-25
吉原- レタス短歌116-11-10
冬間近- レタス短歌116-11-10
携帯二首- もっぷ短歌316-11-3
雪降る里_*- もっぷ短歌316-11-1
挨拶- 水城歩短歌516-10-31
生命- fujisawanori ...短歌116-9-7
石壁の家の裏手に枯れた葱ほんの四方に人は生き抜く- フユナ短歌616-9-7
ひらがな短歌__試作1- 梅昆布茶短歌416-9-1
お前には分からぬだろと自慢げに網戸の蟋蟀情事を唄う- 颯太@短歌3*16-8-25
庭の蝉目で追いかけて涼しいな飼い猫始めて1年目- 猫のひた ...短歌116-8-10
ごぅーごぅー会社のコピー機の中で誰かが何か叫んでる- 猫のひた ...短歌116-8-10
想い出を潰したカスが目の奥に引っかかっててくさやの臭い- 北大路京 ...短歌216-8-7

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