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愛の傷
君も痛みを信じない
ふたりの世界を救ってみせるわ

勘違い
しなくてすんでまだましだ
あたしを好きか聞きそうだったよ


その愛の
結晶となる十字架を
 ....
喧嘩して
言ってはいけないホントを怒鳴り
一瞬凍ってヒビ割れた愛

襟もとに
指を這わせてみだらになれない
狐がコンと啼く指人形

なぜ逢った
思い返してももっと大好き ....
もしかしたら
ヒトの成分は
血と涙と汗だけで
てきているのかもわからない

喉が異常に渇く
「オーイお茶を」と妻に声をかけた
反応がない 無理もなかった 彼女の両の耳はイヤホーンで塞がれ ....
あたま撫で
られて小さく嬉しくて
目をみひらいてみえないなんちゃら


愛もらい
期限つきでも笑ってる
いつ去る秋に凍えるかんちゃら


ふもとから
登って来たの ....
寂寥が近づいてくる夕暮れは駅の改札素早く抜ける

汚れてた鏡の中に映る顔拭い取れない俺の目線は

生き方を記した地図は襤褸になり風に千切れて拡散しても

気になって仕方ないのにその女抱きた ....
なにひとつ
持たないことが自由だと
ロッククイーンのほざきしあおはる

「なにひとつ
持たないことが自由」と「ロック」を
信じていたのはむかしの彼です

暮らしても
いろ ....
腐ってた腐りきってた世の中の泥にまみれて息を吸いはく

見ないふり聞かないふりで黙ってた一等可愛い自分の為に

ジャンケンをしなくなったな忘れたな縄跳びの縄首にまきつき

張りつめた気を緩 ....
濁流に足滑らせ飲み込まれ死んだ子供はダムに流され

怖いもの見たい心で近づいた川の土手から覗いた地獄

そう言えばあの子は同じ教室で私を虐めた天罰だよね

幼さの心に巣くう残酷は親の愛でも ....
天高く
伸ばす希望をふりはらう
透徹した眼のあなたを想うよ

宵待ちの
こころがきゅんと鳴るミルク
飲み干すあとから月みる十五夜


座り込む
星降る夜空の下の街
秋の風ふく旅に ....
死んだ恋、
僕の命という顔をして
こころのなかを転がっている

夜空には
青空かくす闇があり
雲を剥がすと、こっそりみえたよ

遠くから
聞こえる歌は花びらを
かすかに震わせ  ....
ちゃんとせな
目視確認毎日お掃除
豪雨のせいなん?雨こぼす樋(とゆ)

言葉って
だいじなところもあるやんか
豪雨はやめて夕立にしよ?

ゲリラとか
雨に使うなふぜーがねーぜ
三千 ....
連日の暑さのせいか蝉が地面に落ちていた
蝉なんて死んでしまえば
朽ちた塵や芥の類いと何も変わらないだろう
目障りだから靴で蹴ろうとしたら
瞬間
心が痛んだのは何でだろう
もしかしたら
仏 ....
(この夏ほど、運命を感じた夏はなかった)

(うそ。感じたのは、『運』。)


夏の庭
赤眼白蛇がみえる運
奇跡と呼べば呼べるしあわせ

夏場はね
リーチイッパツドラ3 ....
クーラーで冷えた身体に染みわたる

      あったかうどんに湯気もごちそう
てっぺんの
北極星の流す血を
掬ってあげてたひしゃくが泣いてた

くちびるが
はにわのような顔をして
眠れよあなたにかるめに甘噛み

サイダーの
王冠のギザてのひらに
押 ....
川の舞い
いともあっさりひとつぶの
たそがれ色の蜜柑を呑み込む

爪をみる
ふるえる瞳はなに思い
私の夜に怯えているのか

夢をみる
悲しいキウイはすっぱくて
ハンバーガーには必須 ....
好きな額書いて良いよの小切手に9をびっしり書けるだけ書く カーリング女子と付き合う条件は前世ストーン来世ストーン 進撃の巨人に王も長嶋も出ていないとは言えない空気 夕闇にテイルランプをみつめては逃げ出すことだけ考えていた

居場所などどこにもないとひとりきりみんなと違う空を見ていた

さよならと書き殴ったページには余白だけがやけに多くて

目の前に別 ....
看板のペンキが文字の型どおり剥げているから読める。牛乳

げに量りがたきは寿命・生命力・必要とされる度合い(書籍の)

芝桜模様に透ける衝立の向こうに顧客管理簿が咲く

寝る前に読ん ....
生命に憑かれているというべけれ 湿原にずぶずぶと、足首

人食う、人の、目の、白、光、血を流し、たるは、食う顔、食え、サトゥルヌス

青空に白く小さい染み一つ仕方がないの有明の月

切 ....
音のない青空である 端っこをびりびり破り裂く哨戒機

白い、錆、赤い、石灰、見てしまう。古い高架は堅い、おそらく

海ゆかば。冬、清潔に風化され。臭い残さず水漬く屍よ。

◇基礎体温を付け ....
鉄塔が一・二・三・四・五・六・七冬の畑を遠巻きに走る

壁を見るたびに震える目の中の双子の振り子。時計、こわれた

毎日の電話 かならず接続後二分五秒で圏外になる

うつむいて、馬なでて、 ....
陽炎をゆびにからめて帰りませ 朝月浮かぶ狭霧の径を 朧夜の想いうらはらくっきりと願える{ルビ朝=あした}の爽快な空


泣き腫らしそれでも明日の靴をいま磨いています頑張っています


青空を覚えぬ五つの日になぜか四季はそれぞれに掴んでいた{ ....
コンクリート塀で爪を削ったら香ばしいかも春の日和に


春の雨青いペディキュア塗ったのに取りだす長靴の中には蜘蛛


風船のゆくえを見ていた昼下がり友の顔が思いだせない


東 ....
寝に入れば 夢惜しむように 響き合う
 真冬の夜の 磯のさざ波

寂しさも 悲しみもない この夜に
 神様を呼ぶ 神様と問う

降る雨に 宿無い猫を 気遣って
 なぜ望むのか 等しくあれ ....
意地をはる ところに花の 意義と義と
 築きあげるは 一筋の道

揺れてまた 揺られて落ちる 葉の命
 たゆたう風に 響く花の意

墓標なき 花の命を 弔うと
 ただ厳かに 春雷の夜
 ....
大門の
先に見えるは
青い空
シャラリ シャラリと
花魁道中
ひだかたけしさんの短歌おすすめリスト(247)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
愛の傷- 秋葉竹短歌318-10-31
円盤、思い出す_____- 秋葉竹短歌4+18-10-30
血で血を涙で涙を汗で汗を- こたきひ ...短歌718-10-28
あいがなんちゃらかんちゃら- 秋葉竹短歌718-10-27
人込みは- こたきひ ...短歌118-10-22
あおはるのせいさ- 秋葉竹短歌418-10-12
人生は- こたきひ ...短歌518-10-6
無題- こたきひ ...短歌218-10-3
晩秋- 秋葉竹短歌718-9-27
こっそり青空- 秋葉竹短歌718-8-22
夕立大阪- 秋葉竹短歌618-8-14
人は- こたきひ ...短歌218-8-6
ひどいあつさの夏の運- 秋葉竹短歌718-8-6
真夏のごちそう- さがらみ ...短歌118-8-1
北斗七星ひしゃくの約束- 秋葉竹短歌418-7-28
夏の星- 秋葉竹短歌818-7-25
好きな額書いて良いよの小切手に9をびっしり書けるだけ書く- 北大路京 ...短歌318-6-22
カーリング女子と付き合う条件は前世ストーン来世ストーン- 北大路京 ...短歌318-6-22
進撃の巨人に王も長嶋も出ていないとは言えない空気- 北大路京 ...短歌318-6-22
ここではないどこかへ- 未有花短歌9*17-12-2
塚_より- 沼谷香澄短歌4*17-11-6
蟲動_より- 沼谷香澄短歌117-11-5
砂___より- 沼谷香澄短歌117-11-4
炎上_より- 沼谷香澄短歌417-11-3
朝月- 46U短歌317-8-20
雑詠七首- もっぷ短歌2*17-6-6
春だから五つの短歌- 印あかり短歌8*17-2-28
短歌_8_冬- グロタン短歌3*17-1-29
短歌_5__晩春まで- グロタン短歌1*17-1-25
吉原- レタス短歌116-11-10

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