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ごめんな
って言う事だって出来るよ


君のことは

どちらかと言われれば、好きなんだ


でもさ

俺は冷たくなろうと思えば

どこまででも冷たくなれる氷なんだ
 ....
 不眠症の坊 夢遊病の嬢 おいで 深海魚になって スイスイと 無数の星に見張られて 夜遊び
 悪いことしていると 空に 一筋の流星 輝く裸足で追いかけたらば 森の中 何か着弾 地面にめりこみ 光を放 ....
僕のケータイは
常時マナーモードだから
君からのメールが来れば
振動して知らせてくれるのだけれど

ポケットに君との連絡手段を忍ばせて
電子的お手紙を待ってると
振動するからパカッと ....
僕たちはみんな、神様から砂時計を持たされているんです。
入っている砂の量は一人一人違いますけど。
その割り当てられた時間は、他の誰のものでもない、僕たち一人一人のものだから、好きなように使っていい ....
ぼくの嘘が世界にバレたので
ぼくは一度宇宙へ逃げて
地球をもう一度
水に浸しなおした
冷たい風の音だけが聞こえる
悲しい夜の寒さだけを感じる
月に向かって飛ぶ機体は
陸に全てを置き去りにした

街の遠い灯りが見える
知らない街の時計塔を見る
左に沈んで曲線を遺し
 ....
手を振り返さなければ乗れた終電 そっと今も
地球に隠されている
新しい一日には

夜明けの太陽から
陽射しが煌めいて
鳥たちが
鳴き始める約束の朝
窓を開ける
君の微笑みに

旧来の知人から
感謝の手紙が届い ....
たとえ君が空腹を感じても
僕は君の為に何も出来ない
君に何かしてあげたいのだけれど
何一つ出来ない
皿の上の一切れのパンを
君は食べるだろう
空腹感が消えるだろう

僕は何も出 ....
ひょうひょうとして口笛を吹く君の
尖らせた唇の先で
さっき僕が吐いた息が震えている

頬を火照らせ走る君の流した汗は
やがて蒸発して
巡り巡って僕の汗へと

一億分の一で構わないから
 ....
ちょっと長いけれど
暇だったら聴いてください


私は小学校五年の頃 
お化粧に興味を持ちました
鏡台に姉の化粧品が入っていたので
ある日 赤い口紅を塗って
三面鏡に映った自分を見てい ....
ふと視界に入る
振り上げた君の腕は
ともすれば簡単に折れそうで

頭の中で折ってみた。


パキっと

脳内突き抜けるような
痛快な音が一瞬。
気持ち良くて
死んでしまいそうだ ....
恋人になっていたかもしれない男と
冗談を言う夢を見た
醒めたあともまだ楽しいような
生々しい夢だった

恋人になっていたかもしれない男と
大喧嘩する夢を見た
醒めたあともまだ腹が立つよう ....
 
所変われば旨さも変わる

しかも賞味期限つきときたもんだ


あんたとあたいの正しさも、そんなもんだろ



 
誰もいない画廊に
僕はいる
まだ駆け出しの画家の個展
99の作品
想像していたよりも多くの人に
見て頂いたと思う
満足のいった作品もあった
静かに消えた零がふたり
死と眠り
 ....
昨日君は僕に言った
「もう、終わったの」って
「もう、止めにしましょう」って
「もう、別れましょう」
「あなたが何だか遠くに感じて怖いの」
それから彼女はさよなら二回でごめんなさいを ....
眠れないのかい?
珍しいじゃないか
深い暗い穴の中へ落ちる事は
意識すれば急に怖くなる

起きていたいのかい?
珍しいね
もちろん僕は付き合うさ
君が安心して
無意識の世界へ ....
君のこと
どうしようもなく好き

そんなつもりもなかったのに
いつの間にやらこっそりと
私の中に忍び込んでた君

追い出そうとしたこともある

だけど
やっぱり
出て行ってくれな ....
僕たちはすれ違う小彗星のように
尾をひきながら歌って生きてゆくのだ

そのときに交感した想いだけが
やさしいえねるぎーとなってさらに
宇宙の深奥へと誘われる生命なのだから

まだ魚だった ....
夜風に揺れる柳は指揮棒
無数の電灯や家の灯りを観客に
雲の幕に覆われた月が
月光という合奏と共に現れる夜
デクレッシェンドして
新月になり
クレッシェンドの頂点で
今宵は満月を迎 ....
哀しみは秋の日差しのように
ポロポロ
ポロポロ
こぼれるけど
いつまでこぼれるだろう
どこまでこぼれるだろう
哀しみは河の流れのように
サラサラ
サラサラ
流れるけど
いつまで流れ ....
何度でもやり直してやる
かけてゆく月
満ちてゆくはずの月を
みあげている君と

足りないどうし
でも一緒にあるこう
夜も寝静まった
時計の針の音が創る時間に
黒い廊下を歩くと
身体の重みで床が軋む
軋む
軋む
廊下全体が
さらには世界全てが軋んでいるようだ
哀しい
哀しみは重い
重く冷た ....
ああ!愛してる!
いつまでも愛してる!
宇宙一愛してる!
永遠に愛してる!
思いっきり愛してる!

感動しちゃうほど愛してる!
気が狂うほど愛してる!
苦しくなるほど愛してる!
痙攣 ....
君の体温はあたたかすぎて離れられなくさせる
けれどいつも二人でくるまっていられるわけないから
離れている時がむしろ当たり前で
心がつながっているということを信じている君は
私が居なくても離れて ....
花を見て
月を思い
雪に触れ
風を感じる

僕はまだ死にたくないんだ
君と話すか
君の言葉を聴くか
君と会うか
君を一目見るか
…最悪、君を思い出すかしないと
僕は死んで ....
月が半分、見当たらないの
誰が消したの?
君が取ったの?
純粋にまんまるに
君の事、想ってた
なんでそんな事言うの?
なんで裏側を見せてくれないの?
私じゃ、ダメなの?
お願い ....
どうしようもない気持ちだけを抱え
90円を握り締め
僕は今、電話ボックスに
電話をかけた事のある人なんて
僕にはいないけど
今時誰も使わない電話ボックス
重いドアを開け
暑苦しい ....
片目を瞑りながら
耳の上にかかった秋色の髪を
後ろに流す細い指
外では小雨が降っている
君の仕草が僕は好きだ
地球も随分柔らかくなりましたねえ
雨の度に土砂崩れするなんて

あの触れ合えば割れてしまいそうな
カチカチだった国もね

この頃再び難くなってきたかと
心配しているんですけれど

ま ....
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