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まだ三日月が出ている

朝日が昇る前の暁は
昨夜寝る前より暗い気がした

冷たい風が吹くと
私たちは身を縮めて祈る

朝靄が街をぼかす
雲がべったりしている
今朝を描いた画 ....
青臭い茎を裂いて
心地良さげに破綻の痛みを噛み潰す
細道だらけの旅が古着のように似合っていた
友よ 
ただただ蠱惑な蛤の歌声が
あの括れた坂道から
忘れ物の顏でそぞろ出でる
ああ無明のチ ....
心にぽっかり空洞が出来たみたいだ

幸せとか不幸せとか関係なく

不思議な気持ちです

小さい見えない

物です

感情を殺して

風が吹くこと

歌を歌うこと

詩を ....
君のいないリビング

殺風景でアウェイで時間しか癒しきれない悟り

時折涙の理由を問いたいくらいに溢れ出す

寂しいよ とても

君のいないリビング 心にぽっかりとあいた穴

寂し ....
彼女の名は、るーしー。
る の 文字の書き順で 自分の頭のネジを
くぃと回すと、しーと、清いものが流れる


彼女の姿は、蛇口
流転の物語の筋道を たくわえていて
ひつようなだ ....
コンクリートの直方体に
鉄の芯が入り
表面がガラスで覆われた
無機質で重い建造物
その林の中にいると
美しい灰色の空気によって
吐き気がする

夜になると
別の世界が顔を出す ....
愛してるよ
忘れたんだね
それか、
昨日のことだったんだね
 
あかん!

そんなうるんだ目でみんといて

かんにん、もう降参や!



 
こんなものだっただろうか

月を見上げて、
綺麗だな、と想った

それでお終い

朝日が上った
眩しいから目を逸らした

それだけ


ノートに這う寝ぼけたみみずとか ....
失礼します。



沸点?雨降ってん

不釣り合いで不似合いな瞬間湯沸し器

だからの気持ちを他人事で充たして


満たして蓋を閉じました。
口から漏れた私の言葉は
プリズムを通って拡散する
言いたい事はいつだって
全部薄れて伝わんない
頭の中にいる何らかの存在
ペンでグシャグシャって
書きなぐったヤツがいる
どうでも ....
たとえ目を見開いていても
まるで目を閉じているかのような
黒い黒い宇宙

瞼の上から眼球を押すと見える
青紫の逡巡
網膜の裏の血管がちらつく
波打ち始めた模様の後に
現れた白い ....
おもい

つよくなる
ほど
かたむき

こわくなる

こころ

しめる

存在の不在

おもっても
おもっても
わたしは
横を
すれちがうことしかできないなら ....
 
青空にぷかぷか浮かぶ雲が 好き

頬をなでるおだやかな風が 好き

そんな好きを背に洗濯物を干すあなたが 大スキ!



 
恋は ねぇ

したくなくったって
陥るものなの

最悪のタイミングで
最低の恋だとわかっていても

逆らえない
逆らおうとしたって
逆にギュッと掴まれてしまう

だから見えない ....
昨日のことはよくわからないけど
明日のことなら思い出せそうな

シャンプーみたいな朝です

高校生は修行者のように林間に列をなし
小さな耳に枯れ下がるイヤフォーンと
丸い掌に膨れ上がるケ ....
思い出した
思い出してしまった


宵の寒空
その底に沈む空気を吸って

木枯らし

髪は乱れ
呼吸は出来ない
内臓を風が通り抜ける感覚
僅かに揺れる身体

静けさ ....
昇天したくなるような
空一枚 鉤裂きにして


「おまえもおんなじ
       襤褸だねえ


握りしめた石ころ落とす 
脆弱な意思の皮袋


かけはぎなんかいらない
ミシ ....
 
恋して 弱くなりました

愛して 強くなりました

向き合って 真実を得ました



 

神戸市は快晴
ポートアイランド
人工島のふとう

海側に向けて寝たから
フロントガラスは塩まみれ

コンクリにタッチした波が
後ろとぶつかって
とんがりがそこかしこに出来ている ....
宇宙が透けて見える
透明な空を切り出して
ワイングラスに

緑と青と紫の間を
彷徨う涙の海をボトルに詰めて
111年

封を開け
グラスに注いだ

未来の記憶から
冬山 ....
お気に入りのあの歌手の
お気に入りのあの曲を
アラーム音にしたときから
お気に入りを嫌悪する

つまらない学校の
つまらない教科書を
指を指して読まされてから
文字を見ると欠伸 ....
もうそろそろだと
祖母は言う
おかいこさんのからだが透けはじめると 
そのうち糸をはきだして
楕円のおうちで
別者に生まれ変わるのだと

その不思議な虫は
一日中
桑の葉を食べている ....
アレを好きかと訊かれた場合
「キライだ」と答えたら明らかに嘘になる
では「スキだ」と答えたらホントかというと
ほんの少しホントからズレている

ホントのことは その中間のどこか
ななめ上の ....
君に覚せい剤を打ちたい
世界が一番静かになった瞬間を見せてあげたい

君に覚せい剤を打ちたい
西日のさす部屋で
カーテンのかげで
100円ライターに火を灯して
震える指でまぶ ....
君は
産毛の生えた頬で

僕は
固く強張った頬で

あなたは
皺を幾重にも刻んだ頬で

いくつもの意味を孕んだ
頬のかたちを
僕らは笑みと呼ぶ
寝ても覚めても
 迸る感情
君の事を想いつつ
朝日が昇る
まだ形状の定まらない
 流体の太陽

金床に流し込み
躊躇の槌で打ちつける
超高温の金属は
赫灼と輝き
理性 ....
表現し伝達する手や足と震える唇

バンドマン歌ってよこの夜の深さと哀しみを
いくつの星がうまれて流れていったのだろう

音韻学的なぼくらの言葉の航続距離は?

アクセサリーみたいに飾り付 ....
想う心のベクトルは

方向音痴で 寄り道が大好き

想う心のベクトルは

目的の横を 気づかず通過する

想う心のベクトルは

見知らぬベクトルが 行きかうなかで 的を見失う

 ....
エイプリルフールで血が出た
瑞海さんの自由詩おすすめリスト(395)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
日常- 凍月自由詩7*14-11-20
鬼映- ただのみ ...自由詩19+*14-11-19
生きている全てが- samejimajige ...自由詩114-11-18
君がすごしたリビング- 朝焼彩茜 ...自由詩14*14-11-16
彼女の名は、るーしー。- るるりら自由詩19*14-11-15
都会- 凍月自由詩9*14-11-13
白葉- mizunomadoka自由詩214-11-3
あかん!- 殿上 童自由詩17*14-11-3
灰色、それでお終い- 凍月自由詩8+*14-10-31
恋よ。- 自由詩3*14-10-28
無意味プリズム- 凍月自由詩4*14-10-28
天王星の近く- 凍月自由詩2*14-10-27
どうき- はなもと ...自由詩614-10-25
大スキ- 殿上 童自由詩17*14-10-19
DNAと恋- 文字綴り ...自由詩214-10-19
昨日のことはよくわからないけど- オイタル自由詩6*14-10-18
独りきりを思い出す- 凍月自由詩14*14-10-16
顏もないのに笑ってやがる- ただのみ ...自由詩21+*14-10-15
あなたとわたし- 殿上 童自由詩22*14-10-12
ポーアイ北埠頭- nemaru自由詩2*14-10-12
硝子氷- 凍月自由詩5*14-10-11
「好き」の期限ときっかけと- 佐藤承夕自由詩114-10-10
偏愛- そらの珊 ...自由詩2414-10-8
ホントのこと- 浩一自由詩3*14-10-7
君に覚せい剤を打ちたい- テラザキ ...自由詩414-10-7
お前は_緩んだ頬で- 四角い丸自由詩614-10-5
融鉄- 凍月自由詩16*14-10-4
今日というちっちゃな宇宙へ- 梅昆布茶自由詩814-10-3
ベクトル- 佐白光自由詩4*14-10-2
エイプリルフールで血が出た- 北大路京 ...自由詩114-10-1

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