すべてのおすすめ
シチューを作った部屋に
シチューのにおいが充満していて
暖炉をつけたら
空気中のシチューが焼けて
グラタンのにおいに
なりました
君を見つめてももう何も無い
恋は苦しいものだと教わった
けれど
鼓動が乱れる事も無く
君の後ろ姿を見続ける
君を想った所でもう何も無い
赤い流れの速度は変わらない
僕は自分で ....
わたしを見て
瞳に映るわたしだけがわたし
わたしがわたしでいるために、わたしを見て
今夜は何を召し上がりたい?
と、バクが聞いてくるので
やっぱり君は夢が食べたいのだろう?
と、彼は答えた
ええ、そうですの
と、バクはスカートの端を持ち上げうやうやしくお辞儀をし
上 ....
そうさ目が覚めて朝が来るただただただただ
そうか気づいたらどこにもいないなんでなんでなんでなんで
貴方はふたつ結びが良く似合う
幽霊船に乗っかっていた少女に似ていた
バイバイ幽霊ガール思い出す ....
友だちのなかの笑顔のわたしは
ほんとのわたしじゃありません
感嘆符ばかりの 上の空の会話
いつも気になるのは スマホのライン
ほんとの自分を置き忘れている
傷ついてなんかいません
....
箱から出ておゆき、羊たち
呑み込んだ象を吐き出すんだ、うわばみ
立つことが精一杯の星の上で
灯りを消す、点ける
(日の出と日の入りのあわいは僅か)
薔薇を宇宙の風から守る
(風は吹くの ....
僕からはたくさんの「好き」を
君からは一回の「愛してる」を
不安な夜には
我ながら情けないが
僕と君の気持ちを
天秤に乗せたくなるのさ
僕の方が君を好きだ
君の方が僕を愛してる
....
僕が変わっても
君だけは変わらないで
手を繋いだ事を忘れても
君の隣に僕がいた事を忘れないで
君が僕の名前を忘れても
僕が君の名前を忘れないから
僕が死んでも
君だけは生きていてくれ
....
大きく息を吸って
吐いて吐いて
世界をとりこんで
世界を拒絶して
夜空より青空と雲を見て欲しかった
そんな暗くて恐い足元より君の優しく温かい手を見て欲しかった
辛過ぎた目の前より先にあった ....
星星 星 星星 星 星星星
君僕
花花花花花花花花花花花花花
雨を迎えると豊かになる
けれど まだ足りないんだ 晴れには導かれやすい単純さは
ただの人間
私は腹を立てていた些細漣連なる鉛の莫迦波
深呼吸を施せば澄む問題にもならない
....
お布団の中、あと一分、、三分、、、
起きた後の喧騒と引き替えにしたってかまいやしない
冬のまどろみは 快楽だ
{引用=
朝には明星
鼻先をかすめる風は
五つの星と三日月の旗を
掲げた彼の地で生まれ
古の道筋に誘う
一滴の恵みも無い砂漠の
明け方何処ともなく現れた
灼熱の大地をやさしく包む
虹 ....
星なんか
見えない夜もある
それでも夜空を見上げて
一番輝く星を探しているんだ
その星が
ずっと照らしてくれると信じて
星なんか
見えない夜がある
暗い夜道で
仔猫の鳴き ....
空から
炎の羽根が
撒き散らされ
地上は荒野に成り果て
雲は蒸発してしまった
大地の肺腑が開いた亀裂は
地核を刺し
噴き上げる熱気が
空と大地の狭間を押し広げていく
痩せこけたサ ....
別に
アイデアが湧かなくたって
どうって事無いと思ってた
別に
空っぽになったって
大差ないって思ってた
別に詩を書かないでも生きていけるし書いた所で生きていけるし ....
夜の向こうで朝に臨む
君の思想は液晶の中に
綴じることをゆるしてくれる
実体はある
ふれることはゆるされないが
印をつける人
私の肌を征服する人
暗闇と、たばこの熱を
....
だからそれは誰のでもなくて
君が見てる世界は他の人のとは違うんだ
もちろん僕が見ているものも
僕の色をきちんと識別できない目で見ている世界と呼ぶ物は
君が見ている物とも違うし
すでに ....
公園に若いお母さんと小さな女の子がいた
お母さんはベンチに座ってスマホをいじっている
女の子は傍をちょこまか歩きまわる
女の子がお母さんに話しかけても
お母さんはスマホに夢中で返事をしない ....
毎晩この時間になると
小さな星のうかぶ
銀河を注ぐ奴がいる
注がれる女は
眠りのなかで
星の声を聴いている
星の声は
色をかえ
姿をかえて
女の胃袋に吸い込まれてゆく
毎晩 ....
はじけてる星屑を盗んできてよ。こんぺいとうじゃだまされない。みんなしてるみんなって、どこのみんななのか氏名住所を挙げてみなさい。わたしのわたしで描くわたしきり、とけないマシュマロを食べたら、冬 ....
キミが放っておくから
ボクはすっかり錆びちまって
ダッシュボードの上は
白い埃が積もってるけど
ベイべー、雪合戦するほどじゃない
底意地の悪い奴は
どこの世界にもいるのさ
ヤワな雪玉に見 ....
アルモノヲナイモノノヨウニ
ナイモノヲアルモノノヨウニ
カタルモノニカタラセズ
カタラナイモノニカタラセヨ
時の澱み
虚無の沼地
透明な不発弾
スイカばかり食べていた記憶の夏
....
名前も知らない女の子
バイクで事故って死んじゃった
警察に追われている途中
無免許だった事は分かってる
ヘルメットは被ってた
ネットでは
自業自得だ
警察は仕事をしただけ
価値 ....
風景がちがう
あなたがいないだけなのに
ただ、いないだけなのに
やさしい人になりたかった
やさしい人になりたかった
それは何のため
やさしさよりも気遣いだよといった
やさしかったかどうかはいつもびみょうだ
気遣ったつもりかどうかなら頷ける
たと ....
(産まれた時に授けられた
星の役目が決まっているとして)
四角い揺籠の中に閉じ込められて
人の幸せの為に全てを封印された
僕の出会いや進む道は操作され
自分の為に欲しがることもせず
....
凍えて帰れば、ぜんざい
ふー、ふー、熱いぜんざい
言葉はいらない{ルビ夫婦=めおと}ぜんざい
居ると思うよ
だけれど
地球人に会いに来るとは思えない
光速を超える速度は出せない
色々なアイデアはあるけれど
進化の極みに達した生物が
わざわざ殺戮と破壊を好む人類(一部だけれど)を ....
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14