すべてのおすすめ
恋バナに枯葉剤をまいている 情報過多
あたまの酸化
孤立の幻想
情緒貧血

空白療法
バカバカしいもの
クダラナイもの
埋めはしないもの

表皮つきあい
あいのて会話
たがいちがいに
お気に召すまま
 ....
ペットがクリスマス後に死んだ
浮かれた私が
気づかないうちに

彼がいた場所
その空間を踏まないように
歩く家族

さみしいね
普段言わない言葉を
それぞれがぽつりもらす
皆様に「あけましておめでとうございます」と
新たな年でございますから私も進歩せねばと
だけれどもそうなのだけれど少しも変わらないと
明日には変われるかもしれないとの希望を抱き
ギラギラとめんた ....
頬をなでていった、風を
振り返った遠い背後の道で
独りの樹は嬉しそうに、葉をゆらし
無数のみどりの掌は
こちらに合図している

この足もとに伸びる人影が、口を開く
(見エナイ世界)を呟く ....
あなたのポッケに手をすべりこませると

もれなくあなたの手もついてくる

ぱんぱん 幸せ ぱんぱん



 
     海の反射から凍った塵が




      ちらほらと気まぐれに



      この退屈な地上へと




        ....
前を歩いていたあなたは
病棟をつなぐ廊下の途中で 
ちょっと振り返って
「じゃあね」と
奥の扉に入っていったきり…

少し左肩を上げ 
口の左端を上げてほほえむパジャマ姿の
あなた ....
ふくれあがるは悲しみ

こぼれるのは涙

ひとすじの涙



 
昨日空にひいた線を
ずうっとたどってゆくと着ける場所へ
ゆくのが夢なんだと思うようにしている

夢がないといけない気がするから

現実はさむい冬のままで
つかんでいなかったあなたの手が
 ....
例年にない大雪で
なれない除雪に悩む市民をよそに
ひたすらアパートの除雪に精を出す
あいつ

――大丈夫 おれ 雪国育ちだから


観測史上初を連日更新する中
近所の家々をまわり除雪 ....
「ねえ、このお菓子すごいよ
 香料、着色料、保存料不使用だって
 やればできるんだ」
「そう、いいわね
 どうせアタシは香料使ってるし
 化粧で着色料使用だし
 サプリメントで保存料も使用 ....
薄い雲が空を覆う秋。
少女のそれが頭を覆う秋。
イヤホンの内側から耳を攻めてくる。
猫よりも愛らしい声が聞こえたからつい詰め寄る。
風に背中を押され勇気をもらい対価を渡す。
山は染ま ....
ヤケドしそうな体温も全部私が選んだ君 陽の当たらない玄関の
下駄箱の上に置かれたガラスの水槽
その中に金魚が一匹 

夏の宵
太鼓の音や提灯に囲まれた広場の
入り口で掬い取られて 
運ばれてきた

  たくさんの兄弟と泳 ....
こぼれた言葉が夢を覚めさせない 月を指差して とても綺麗な言葉を吐いた少女がいた
それはそれは綺麗なもので
真黒の風呂敷の中心に浮かぶ 銀にも負けぬ輝きだ

あたしは とてもとても聞き取ることに難儀し
とうには諦めてしまっ ....
コンビニを出ると
タクシーに ひかれそうになる
青い光だ
熱のない

遠い大地で
祝福されたその光に
私は
音もなく追われてる

ふと
私はあなたを想う
強い光だ
だけど
 ....
世界は敵意と悪意で充ちている
暗黒の嘴で抉り喰われる民族とは 何か?
殺戮と暴力と攻撃が融和を汚辱する
固執する差別が残忍な狂気を産み
権力という傲慢の手袋を嵌めて扼殺を繰り返す
憎悪の布に ....
遠い砂漠から汽笛が聞こえる
旅人は足跡を創造する
風が砂と 錆びた金属の骨を運び
空気の帯びる熱の温度が上がる

一歩踏み出すと砂が落ちてくる
目の前にある白い黄金の丘
その向こ ....
思い出が消せない

あの時は確かに
愛していたから

トラウマよ眠れ
ただ一度だけ眠れ

カットグラスの
ように
脆い僕の心が
壊れてしまわない
ように

トラウマよ眠れ
 ....
ため息をつかないし。

前向きだし。

愚痴も吐かないし。

元気だし。

ひとりだし。

仕事は不安定だし。

貯金ないし。

バツイチだし。

子供作れないし。 ....
「皆殺し」

眠れないので改造しておりました
極彩色のペンチで
灰色をたくさんつくったのです
死んでいるみたいな街が
ついに
本当に死ぬ
夜の反対側で
針金みたいな警察官が
ド ....
 
都会の夜にまたたく星は必要だ

手をのばしても届かない それ

わたしにも、必要だ



 
ひらり翻す スカートの裾は
真夏に蝉が鳴く焦げた匂いがします

身体に残る 幼い傷跡は
あどけない睫毛が世界を包む優しさに似ています

頭の中を充満する 疑問符は
染色液が空から降り注ぐ ....
テーブルクロスが
一瞬にして失せたけれど
食卓の上に置かれた
皿やグラスは
微動だにしなかったので
私たちは
それについて話すこともせず
もちろん
見つめ合うこともせず
そのまま
 ....
ありがとうを言わない手が僕の頬を斬った 目頭が熱く

震える夜は

ひとりで居る事に

慣れてしまった


同じ涙で一緒に

濡れたのは

あなたとの最後の

思い出だけど


この胸の中 ....
冬の冷気が
身体に刺さり、抜けてゆく

雪の一片が
銀木犀の花弁に見えて
淡雪の香りが心を満たした

視界の端で誰かが動く
誰もいない
ただの錯覚
既視感
また君じゃなか ....
朝焼けの虹と青の淵
教会の十字架の左斜め上

月が泣いていた
涙を流していた

昨晩遅く
見たときは
あんな魅力的で
悪戯っぽい微笑をたたえていたのに

いま月は目を閉じ ....
瑞海さんの自由詩おすすめリスト(395)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
恋バナに枯葉剤をまいている- 北大路京 ...自由詩615-1-4
儚くて幸せ- ただのみ ...自由詩14*15-1-3
彼がいた場所- 朧月自由詩315-1-1
さてと- ドクダミ ...自由詩315-1-1
- 服部 剛自由詩1214-12-30
ぱんぱん- 殿上 童自由詩18*14-12-28
凍片- 凍月自由詩2*14-12-28
あなたは…- イナエ自由詩12*14-12-25
- 殿上 童自由詩16*14-12-21
空の栞- 朧月自由詩414-12-21
雪国の男子- ただのみ ...自由詩16*14-12-20
香料、着色料、保存料不使用- イオン自由詩1*14-12-20
宇宙を盗撮- 藤沢自由詩314-12-17
ヤケドしそうな体温も全部私が選んだ君- 北大路京 ...自由詩714-12-16
冬の金魚- イナエ自由詩16*14-12-15
こぼれた言葉が夢を覚めさせない- 北大路京 ...自由詩614-12-15
月と会話した少女- クロヱ自由詩4*14-12-15
青色エレジウム- umineko自由詩15*14-12-14
ぼくには世界を救う力がない。でも世界を変えたいと必死に思う。- 南無一自由詩6*14-12-14
砂漠のテメレール- 凍月自由詩6*14-12-14
トラウマ- たかよし ...自由詩214-12-9
幸せが逃げるから。- まきちぇ ...自由詩114-12-9
いつかみんな死ぬよ/3つの下書き- 左屋百色自由詩1114-12-8
必要だ- 殿上 童自由詩19*14-12-8
a- 中村 青自由詩414-12-7
魔法使いになりたかった- そらの珊 ...自由詩1514-12-5
ありがとうを言わない手が僕の頬を斬った- 北大路京 ...自由詩514-11-28
ロマンチックノイローゼ- ミナト螢自由詩114-11-28
In_Retrospect- 凍月自由詩9*14-11-26
月の涙の下で- 凍月自由詩15*14-11-21

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