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     住宅街の 空き地に
    ひっそりと佇んでいる 
         藤棚がある
     四号公園と立て札を
       見せびらかせて

      そして 水無月の
  ....
          旧盆が近づいている というのに

           遠吠えがしている というのに

        墓地の風と光り が 漂ってはこない
   

  ( いまや  ....
あなたも 卒寿を 越してみる と
          わかりますよ
        どんなに 心身が
     屈曲してしまったか が
      青い 年代 は もう
     再来しては ....
   待ちに待った 水無月の
    風と光を 浴びるとき
  独り暮しの 翁はつぶやく

我が前半生は 偶然のすがたで
我が後半生は 必然のかたちで

虚無僧すがたに なっていると
いぃぢゃないですか
想いが 震えてゆく なんて

いぃぢゃないですか
青いゆめが 無くなる なんて

いぃぢゃないですか
とわの眠りに 近ずくなんて

いぃぢゃないですか
我が身の ....
新舞子の
あやなす 岸辺に 
佇んで
消し果て 終えた 青白い
かげを まさぐり
ため息を 吐く

 
名古屋港に
出入りする 貨物船を
眺めながら
 


 
      皐月の風は 空色に
   そして ひかりは 海色に
  染まり上がって おりました

    町のはずれの 広場では
   森のからすが 飛んできて

   子どもが 作った ....
 独り暮しで 卒寿が 過ぎた
     もてなくって いぃ
 もう もてなくっても いい
神秘の三次元に 許されるなら

だが そのとき
   立っていられるだろうか
 おのれの年齢に  ....
          両指先で 
卒寿を過ぎた ひたいを 撫で
   深くなった 皺を 揉む

      なんのことはない
        臨死の岸部が 
  さざ波を 打っているのだ
 ....
金曜日のためか 広場の一角で
子どもたちは ボウルを蹴って
         騒いでいる 
    だが もぅ・・・・・
      卒寿の俺さまには
  そのまねは できっこない

救 ....
黒雲 消えて
 春かぜ にじむ
  庭木の 若葉が 
眼くそを なぞって ゆれている
そうして 老残は
青かった月日のかげ を
掘り返し 
譫言の呪文を くりかえす
なんのことはない
 ....
雷鳴のように ひびく
原っぱからの子供たちの叫喚
それは 独居している
卒寿のお独りさんにとって
なによりものごちそうになる 
が 
それと同時に気がつくのだ
壁時計の秒針が重たげに 
 ....
卒寿となって 卒寿を越すと
どうして 翳が浮き揚がるのだろう
喋ることにも 聞き入ることにも
 
何もみるな 何も想うな
弱気の愚痴も 吐きだすな
強気の言い訳も すべきぢゃない

冷 ....
   「時」に不満はない筈なのに
        「空」をすっかり 
           わすれてる
      卒寿を越した 翁 様
 暇にまかせて テレビをつけりゃ
    食いしん坊 ....
      枯渇した 時空のしたで
 
     血虚の 生ぬるい風と光が

  けだるく 痩せた猫背を つつみ

ふやけた卒寿の かげをつくる とき

    わが半生は 半古紙 と ....
 父ちゃんからは 叱られる
 母ちゃんからは 諭される
兄ちゃんからは 無視される
 弟からは 小馬鹿にされる
  姉さんからは 笑われる
  妹からも からかわれる
いじけた おらは 押 ....
       水無月は日本晴れの
             土曜日
        四号公園の広場で
          子どもたちは
   ドッチボゥル遊びをしている
     おとなのま ....
テレビ番組に観たいものが
何ひとつない

インタ-ネットもすぐに
厭きてくる

やっぱり 平凡だが
話し相手がほしいなぁ

無駄話ができることほど
人生を豊かにするものは

な ....
   梅雨の隙間のヘドロから
      カルマがしみでる
         にじみでる  
そのとき 救急車のサイレンが
         渦をまいて
         たちのぼる
 ....
 眉間(みけん)に皺をよせあつめ
     浅い吐息をくりかえす
    卒寿となったお独りさん

     時々刻々にながれゆく
    素朴な四次元は渦のなか
  気にこだわって うず ....
    愛犬が吠えたてるなか
        東隣りからは
  車庫シヤッターの上昇音が
        西隣りからは
     二階雨戸の開放音が
平和なかぜとひかりを包みこみ
  梅雨 ....
(呼び名は市道というのだが)
 
 わが家に接した舗装路は
  歩道と車道の区分なく
     往きかうかげは
       乏しく淡く

   そのうえ しばしば
  三毛猫さえも巡 ....
       最近 どうしたわけか
   卒寿となった おひとりさまに
            わけもなく
      にじみでてくる泪がある
         それは・・・・・
      ....
     穏やかな風と光が
    丘のひだにあふれて
 卒寿の猫背を包みこむとき

おひとりさまのスライドには
しみじみとよみがぇってくる

    はるかに過ぎ去った
白い季節の ....
冷笑しないでください

卒寿(おいぼれ)ともなると
ゆめとのぞみは萌えにくいのです
青い年
とちがって・・・・

謳歌はうまく唄えないのです
赤い「根明」(ねあか)の齢(よわい)
と ....
 浅いひびわれができた
ベランダの三和土でみる
       一匹の蟻
   単なる散策なのか
       それとも
  餌を探すためなのか
  まるで卒寿となった
    おひとりさ ....
    始まる前は 長いなぁと
        おもっていても
    いつのまにか 千秋楽が
          来てしまう
     十五日間の大相撲場所

      そうだ そうな ....
連日
本曇りの弥生が続いている
気温はおとなしくなったのだが
体温は気ままにとはゆかない
卒寿の身では
冬装束で身構え続けている

遠くで鴉がうなっている
   森の息使いは まだ
 ....
    なんだ かんだと
         老体が
      泡をふくなか

      朝のひかりを
     瞬時 みつめて
   まぶたをとじるとき

卒寿となったいのちに謝し ....
十年は ひとむかし
       二十年は ふたむかし

生かされた 感慨はうすれ
      生かされる 考察もぼやけ

ただ茫然と 薬指でみけんを押さえて
  時の隙間を ごまかし続 ....
由木名緒美さんの信天翁さんおすすめリスト(74)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
消_題_- 信天翁自由詩118-7-4
__亡_題(Y)- 信天翁自由詩218-6-23
_亡_題(その二)- 信天翁自由詩218-6-20
亡_題_(x)__- 信天翁自由詩218-6-9
卒寿の唄_(2)- 信天翁自由詩3*18-6-4
卒寿の唄- 信天翁自由詩318-5-28
欠_題_(_四)______________________ ...- 信天翁自由詩218-5-20
欠_題_その二_(無能な呟き)- 信天翁自由詩418-5-18
失_題(X)- 信天翁自由詩318-5-7
喪失- 信天翁自由詩618-5-4
_黒_雲_消えて- 信天翁自由詩118-5-2
失_題_(九)- 信天翁自由詩518-4-2
失題_四- 信天翁自由詩618-1-15
失_題- 信天翁自由詩217-10-21
血虚の蒼穹- 信天翁自由詩117-6-26
薪の一束- 信天翁自由詩217-6-10
想いは枯れて(三)- 信天翁自由詩317-6-5
塑像(七)_独り暮しの翁- 信天翁自由詩316-11-13
蘭月(二)- 信天翁自由詩216-7-9
自戒(七)- 信天翁自由詩316-6-26
鳴神月(三)- 信天翁自由詩316-6-10
王道- 信天翁自由詩516-6-5
望郷(四)- 信天翁自由詩416-5-18
橘月- 信天翁自由詩1016-5-14
望郷(二)- 信天翁自由詩716-5-8
早春賦- 信天翁自由詩516-4-24
卒寿に想う- 信天翁自由詩216-3-26
老細胞の呟き(十)- 信天翁自由詩316-3-8
持戒- 信天翁自由詩216-2-25
色鉛筆_六- 信天翁自由詩216-2-20

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