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       生まれたね
       やさしい手で研がれ
       水をたっぷり
       ふっくらつやつやと
       今日は卵にしようか
       それとも納豆 ....
膝下五センチのスカート丈
三つ折りの白い靴下
おかっぱに切りそろえた髪
私は校則通りの平凡な中学生

ふくらはぎ下までのスカート丈
伸ばしたままの靴下
パーマがかかった茶髪
そう、あな ....
あともう少しと思うところで
火を止めるのよ
もう薪はくべなくていい
蓋をあけてはだめ
後は鍋ごとさめるのを
待つの
ゆっくりさめながら
ジャムはだんだんジャムになるから
リスの母さんは ....
ごめんね、ありがとう。

どうしてかな、わたし。
やさしくできなくて。

きまずいときも、
なまえをよんでくれたこと
うれしかった。

ごめんね、ありがとう。

わかっていたのに ....
ぬるま湯を飲む時はお湯に水を混ぜる子でした。
横縞のモノクロを縦縞にして着たがる子でした。
今よりもっと冷夏の目で見つめていた昆虫の祈りは、
今ではもっと寒冷の手で乾いた死骸を潰します。

 ....
彼からの着信音以外は出ない         窓ガラス
        伝いおりる
        雨粒ひとつを
        ゆびで追う

        祈りとは
        この雨のような
        ....
       そのとき、
       とおくがみたいと
       そうおもった

       朝と夜のはざまで
       そのひとは背中を向けていた
       けむ ....
いつもカメラにフィルムを入れずに
写真を撮るのは
大切な一瞬の
記録を拒絶しているから

それでもシャッターを切るのは
シャッター音とともに
大切な一瞬を自分の記憶に深く刻むため

 ....
渇いた水平線を望むとき、心は無風であった。出港を告げる汽笛が
鳴る朝、母は死んだ。小刻みに震える手を抑え、器から水は溢れて
袖を汚した。

街の商船の出港に沸く騒ぎに片耳を塞いで、昨日の残り物 ....
冬の子どもたちが
落ち葉のマントを纏って
手をつなぎ
かごめかごめをしている

誰かが
あっちだ
と言って走り出すと
手をつないだままで
一斉に駆け出していく

遅れた子を 心配 ....
山道は
うつらうつらと 川のように曲がりくねり
日差しが 折り紙の 折り目のよう
知識の折りたたまれた場所に
潤うしい硯の前に 座ろう



花は、テーブルにひとつあれば いい ....
あなたに言葉を伝えたときのほとんどは
誤解を解きたかったり
僕のことをわかって欲しかったりしたときだった
今でも同じ理由であなたに話しかけたくなるときがある
もう今は
届かないけど

 ....
風邪をひいて一日寝ている
よくもこんなに眠れるものだ
寝ては目覚めてまた夢を見る
夢で野垂れ死にしても不思議ではない
見知らぬ旅館に隠れている
ドアが開いたかと思うと風呂上りの子どもが転がり ....
 3 足のある眼鏡

わたしの仲間は誰でも言うのだが
決して信じてはいなかった
「眼鏡には足がある」など

だが 今朝 眼鏡が消えた
確かに洗面台の横に置いたのに
顔を洗っている間にど ....
心の言葉と 言葉の心
写し身流れ 姿はともる

おりごとの戸の 金具は錆びて
つけかえる鍵 やがてはつきる

のぞきこむ目が 目隠しをする
指文字が消す しめった曇り

息吹きかけて ....
  四角い形をした
  それは別れの言葉だった
  きみのくちびるは歌わない
  ただ、冬の風にかわきながら
  いいよどんだり
  いいまちがったり
  いいきったりするだけ
 ....
誕生日いがいは
お祝いの日じゃない
なんでもない日が
ずっと
毎日続いているけど
グッと耐えて生きていく

    🌼

私は今
自分という人間を
ふるいにかけて ....
こころの2重螺旋
ことばの2重螺旋

裏階段をのぼって
巻貝の音を聴いた
気がした
 


思い出に足を掴まれて
振るべき手を
繋ぐべきでないからと
ポケットにしまった


どこを歩いていても
君が隣にいるだけで
帰り道だと錯覚してしまう
地図の要らない唯一の ....
不安なひとよ

柄に
アルミホイルを巻くのを
忘れないで
なまぐさい身は
ひとり青く
ナイフでこそげるには
やらわかいから


(らん反射してた
     たしか、
     ....
ひとりカリスマごっこ 恐ろしくひょろ高い  
竹馬に乗って
海水のなくなった海の底を
歩いて行ったムーミンたち

私は歩道橋から
街を見下ろし
長い脚で
椴松や公孫樹の
街路樹を
ひょいひょいまたいで
 ....
辿り着いたこの街で
老いていくのだ
運が良ければ
最後の日まで

そのことが
頭の中ではっきりしていて

どこまでも
美しい
晩秋の遊歩道
愛を込めて野菜を育てる
すくすく育ち嬉しさが込み上げる

育ててみたい野菜がいっぱいある

水をあげながら
話しかける
色んな言葉が帰ってくる

感謝しながら頂く よく噛んで味わう
 ....
今日一日
一人 何をした
思いあぐねてばかり
外に出ないと
誰にも会わないから 手は
指としてだけ機能する
指先でスマホをいじり
文字の言葉を交わし
電車のシートで目を閉じた
残 ....
さみしい
さみしい
さみしい

と言っていたら
一人づついなくなった

いとしい
いとしい
いとしい

と繰り返しても
もう誰もいなかった。
次に接近するのは60才後半かな?
その次は90才近く?



そんなんで大丈夫?
って、
年季が入っているから
大丈夫なの。



衝突して
どちらかが消滅するま ....
あたし世界中を旅するの

大学病院小児科病棟の主
チエちゃんは言う

イチロウにやる!

僕と同い年の女の子
チエちゃんはいつも上から目線

僕は週に一度か二度
グリコのおまけを ....
ありがとう
過去へ照り返す言葉だが
同時に現在からリズムをつないでいく言葉でもある
この原野に幾つもの植生が交替していく間
地図のない遠い行路を本能だけで突っ走っていった
あなたの内 ....
tamamiさんの自由詩おすすめリスト(763)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
生まれたての朝- 石田とわ自由詩15*13-11-28
さくら色の息吹- 夏美かを ...自由詩32*13-11-27
さめるまで- Lucy自由詩23*13-11-26
ありがとう。- 未完自由詩3*13-11-26
[逆さ水]- 東雲 李 ...自由詩513-11-26
彼からの着信音以外は出ない- 北大路京 ...自由詩113-11-26
雨のむこうに- 石田とわ自由詩12*13-11-25
とおくへ- 石田とわ自由詩11*13-11-25
あなたがわたしを拒絶しないと信じたいから- ichirou自由詩8*13-11-25
_「関係のない舟」- 宇野康平自由詩213-11-25
校庭- Lucy自由詩24*13-11-25
消えるには少し速い- るるりら自由詩19*13-11-24
ただ一度の遭遇の一滴- クナリ自由詩5*13-11-24
風邪と悪夢- ただのみ ...自由詩21*13-11-24
年を取るとはこういうことか2- イナエ自由詩17*13-11-24
指_タクト- 砂木自由詩14*13-11-24
バラード- 草野春心自由詩313-11-24
【_なんでもない日_】- 泡沫恋歌自由詩18*13-11-24
螺旋- 梅昆布茶自由詩1213-11-24
Hum_is_a_"Take_Me_Home,Co ...- 自転車に ...自由詩813-11-24
檸檬- 平井容子自由詩813-11-24
ひとりカリスマごっこ- 北大路京 ...自由詩413-11-23
彗星が落ちてくる前に- Lucy自由詩16*13-11-23
散歩- Lucy自由詩11*13-11-23
家庭菜園- 夏川ゆう自由詩413-11-23
バンプオブチキンの街並み- 番田 自由詩213-11-23
ひとり- クナリ自由詩12*13-11-23
彗星- 鵜飼千代 ...自由詩17*13-11-23
グリコのおまけ- ichirou自由詩10*13-11-22
- 葉leaf自由詩6+13-11-22

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