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ほら
前の車のウインカーとシンクロしただろう


僕らは
ズレていただけさ

待ってて
きっと僕らもシンクロするから


ズレていれば
僕が君に追いついて
いつか必ずシンクロ ....
扉をひらけば

ほら穴ほっ

暗くて狭い

身体がすっぽり

温かい柔らかい

流れる瞑想

包まれて包まれて

日々の連続

お腹を満たして可愛いあの娘

ゆっく ....
熱を帯びた扁桃を
通過する
酸味をふくんだえきたいは
ほどよく冷えて
生きていることが
すみずみまで広がっていく
――体温計の中の赤いめもりが行ったり来たり
ひとふさ
ひとふさに
大 ....
しろい紙に 向き合い
しろい箱を 造り
しろい心を 持ち歩く

あるとき それは逝った病室
あるとき それは骨壺
海沿いを走る電車を降りると
そこはまるで見知らぬ ふるさと  ....
倚りかかるのでなく
凭れる
そんな時間の
絶妙

安心を手放さない為に
色恋は放棄。

わたしが今欲しいのは
色恋のドキドキではなくて

しっとりと落ち着いた
「ベ ....
ほぼ毎日私は朝ご飯に

納豆を食べる

その為には青葱が必要だから

新鮮な青葱を買い置き

食べる前に刻む

できるだけ細かく刻む

ザクとザクとザクザクと

五感は刻ま ....
とりたてて喜ぶほどでもない
あたりまえのことを渇望する
今日は昨日よりも調子がいい
そんな錯覚でも気分がよくなる

まわりの誰と比べても
あたしなんて可愛いもんだ
錯覚か幻想だけでも ....
 
従順なあなたのわたしは疲れ果て

我がままなわたしのわたしが怒り出す

そんなわたしは、信じてあげていい



 
紙の前には座りたくない
鍵盤の前にいたい

昼ひなか私は没頭する
緊迫する
高揚する


せわしなく
抑揚の激しい旋律を
いつか
さりげなく
やさしく
奏でることができたら
 ....
時はいつも人を吹きすぎてゆく
ちいさな想いや願いを散り散りにして

もうあの時のうたは
二度とはうたえない
いちまいの絵のように
すでに過去のギャラリーに
展示されているのだから

 ....
いつも君は自分の夢に向かって走っている
それがどれだけ辛く数えきれない程の涙を流し
たとえ夢に敗れようとも その瞳は輝いていて
僕にはない物を持っている君が羨ましく
いつしかそんな君が僕の夢 ....
私は何も知らないじゃないか。
小学校、中学校、高校、大学、社会人。
サボってきたわけじゃない。
つらいことの方がが多かった。
それなのに学校が何であるか。
社会とはこういうもの。
国とはこ ....
生来の無精が祟り
とうとうハンカチにアイロンをかけるのをやめました

アイロンをかけないハンカチはシワだらけです

アイロンをかけないハンカチは愛想がいいです

アイロンをかけないハンカ ....
淋しさは
翼いっぱいにはらむ風

僕は
飛びたてる
だけどというより
だからこそ

明日をもしれぬ運命
なんて
何を怖がることがある

残り時間の心配なんて
いらない
 ....
   

卵がスウィングしている
托卵容疑の直滑降は不恰好に喉を塞ぎ
やがて破裂して口いっぱい
玻璃 瑠璃 瑪瑙 罵詈 雑言
秩序の欠如は流星し
脳裏がそっと炙り出す
片手に毬 錦の手 ....
ヒカリゴケのように輝く言葉を探して3年が経った
ひとくちに3年と言っても様々なことがあった
かす漬けの美味しさに目覚めたし
沖縄の楽器に手を出して挫折した

そうして割れがちな爪でひかれる辞 ....
夕闇がやってくる気配
それは決まって
南向きの玄関の隅から生まれた
冷えていく板張りに寝転がって
図書室で借りてきた本を読んでいると
ふいに呼ばれる
声、
のようなものに

夜が
 ....
揺すらないで
覗かないで
ノックしないで
猫はいや

汚いものが沈んで
息がつまる

追い詰めないで
掬わないで
閉じ込めないで
逃がさないで

窓はどこ
酸素が欲しい
 ....
白銀の光

冷たい熱を帯び

私と月の間には
透明な冬だけがある
はるかに遠いくせに
あっけなく近くなる
こんな風に
てのひらにのってみせるのは
何故?
まるで
弓矢を射れば ....
色褪せてしまうまで
崩れ落ちるまで
見届けたかった
遠くなる影を見送り
不在を確かめたなら
踵を返し
歩きだすはずだったのに
あとからついていったのだ
見失う一歩手前の距離を保ち
二 ....
ガラタ橋はイスタンブール旧市街と新市街を結ぶ鉄橋だ。
二重構造になっていて下がレストラン、上が車道と歩道になっている。
橋の上ではおじさんたちが釣り糸をたらしている。
サバサンドイッチを売ってい ....
■秘密■
好きです。





■嘘■
嫌いよ。





■指の細い人■
自分よりも指の細い人を好きになるとは思わなかった
自分より深く考える人を好きになるとは思わな ....
気になることが落ちていました
拾ってみると
心の中に小さな点ができました

小さな点は振動し
私の心はふるえました

ふるえた私の心は
私の意識や無意識を使って
思考や記憶を
言葉 ....
凍結する
冬の寒風に身を晒し 、立ち泳ぐ
辺りには静寂が満ちていて
指先から徐々に冷えてゆく

あらゆる感情の蛇口は
かたく閉じて
それがいいことなのか
悪いことなのか
判断すること ....
まちぼうけをしている
霊園のお墓のなかで
白白と明ける白骨のわたしは
時時
霊園の枯れた草陰から歩き出して
近くの空き地にいき
忘れ去られてペンキのはがれた木製のベンチで
しずしずとひな ....
 カーテンを開ければ あたり一面銀世界

「朝食食べたら、雪だるまを作ろう」
ホストファーザーが誘う
「えっ!でも私会社に行かなくちゃ!」
「えっ!何を言ってるんだい?こんな日に会社に行くバ ....
主人公であるなら
殺されてはいけない
最初に殺される被害者は主人公ではないからだ
犯人か探偵であるべきだ
だが誰かが殺されなければ
犯人は犯人たりえず
探偵も登場しないだろう
つまり殺さ ....
光の子供たちが浮遊する緑野に
きっとこころの種もあるのでしょう

跳ねてはしゃいだり転げたり
悪さをして群れている子供たちに混じって
金色の繊毛におおわれてふわりと浮かんでいたり

葉に ....
夕暮れの空を見上げると
今日はお月さまがいない
と思ったら
真上やや後方から呼ばれた
「ココニイルヨ―」
ふりあおぐと三日月
こないだ見たときは
真っ黒な空の真ん中で
薄笑いの口みたい ....
めぐり来たれる冬の色
凍れる風に導かれ
衢閉ざしつ染めゆきぬ
ものみな重く睡りたり


想ひ出づれば夏の日の
陽光のなか戯れつ
幸いに充ち倶にあり
過ぐせし頃の束の間に


わ ....
tamamiさんの自由詩おすすめリスト(771)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
僕と君がシンクロするまで- ichirou自由詩1*14-1-23
ほら穴ほっ- 灰泥軽茶自由詩614-1-23
かんきつ- そらの珊 ...自由詩21*14-1-22
しろい四角- るるりら自由詩26*14-1-21
もたれる- 鵜飼千代 ...自由詩10*14-1-21
納豆と青葱- 灰泥軽茶自由詩1214-1-21
病室- 藤原絵理 ...自由詩8*14-1-20
そんなわたし- 殿上 童自由詩12*14-1-20
レッスン- Lucy自由詩13*14-1-19
風のギャラリー- 梅昆布茶自由詩1814-1-19
追いかけて- リィ自由詩2*14-1-17
知っている- ガンジー自由詩414-1-17
ハンカチにアイロンをかけるのをやめました- ichirou自由詩6*14-1-17
涙袋は満タン- Lucy自由詩12*14-1-17
誰が卵を置いたのか- ただのみ ...自由詩18*14-1-16
ベスト- ふるる自由詩13*14-1-16
夕闇- そらの珊 ...自由詩2514-1-16
モノローグ- Lucy自由詩14*14-1-15
さえざえと- そらの珊 ...自由詩1614-1-15
複眼- Lucy自由詩16*14-1-14
ガラタ橋からの風景と僕の感慨- ガンジー自由詩114-1-13
表裏もよう_五篇- クナリ自由詩5*14-1-13
心の中の小さな点- ichirou自由詩14*14-1-13
_冬静_- 小林螢太自由詩14*14-1-12
まちぼうけ- こしごえ自由詩5*14-1-12
スノーマンと雪だるま- 夏美かを ...自由詩34*14-1-12
推理小説- ただのみ ...自由詩20*14-1-11
こころの種- 梅昆布茶自由詩22*14-1-10
お月さま- Lucy自由詩24*14-1-9
閑情- 織部桐二 ...自由詩214-1-9

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