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                131214

ごるじたいってなぁに
ロスマン博士に聞いてみたい僕たち
生きたままのゴルジ体を観察したらどうでしょう
”ゴル ....
まだ腕時計のない頃
パスカルはいつも左手首に
小さい時計をつけていたという

一枚の額縁の中の、夜
机上のランプに頬を照らされた
パスカルの肖像は
銀の時計をそうっとこちらに見せて、云う ....
鳥でなければ見たことのないはずの景色を
夢で見た

子どもの頃なら
空を慕った記憶はある

宇宙からの信号は
生まれた日から
届いていたのに
地表に張り付いたまま
私の未来は区切ら ....
  土管のうえに猫がととのっている
  紋白蝶はさえずりのように風にふくらんで
  もはや言葉の色はしていない



  捨て去られた、黒い缶コーヒー
  夕空に向けて屹立してい ....
まゆ毛を微調節すればするほどズレてゆく
9月の夕方にある方からメールを頂きまし
た。(あなたの詩は結構好きだがかっこつけ
すぎではないか)というような内容でした。
10月は攻撃して11月は防御 ....
秋を着飾った紅葉が
全ての葉を落とした

裸になって
冬の薄い日差しを
目一杯受けたいのだろう

やがて来る
春のために
君は最近歌を口ずさむ
歩いてきた距離は途方もなく長く、
希望を持って歩いてきたけれど
どうにもうまく行かないことが多くて
それでも前だけ向いて歩いてきた

君の歩いている道は
君が望んだ ....
中一の長女の
突然の登校拒否

いてもたってもいられない

家に着くと
テーブルの上に破壊されたスマホ

LINE外しだか
何だか知らないけれど

俺の娘に何しやがる


 ....
点子にも ほんとうの名前があるらしいです。
しかし
点子と点呼されたときから、わたくし 点子となったのでございます。

汽車ほど、人間の個性を軽蔑したものなどありません。
この明治の世で ....
走り始めた
向かい風さえも、今は心地いい


走り始めた
追い風に押され、心は晴れやかに


0から 
1つ1つ 
たしかな熱とともに
すべてが真っ白なまま 
始まりを ....
冬の初め、リンゴの収穫の合間に、友人の車に乗って文化センターの展示を見に行こうとした。時候の挨拶のような何気ない会話をしているうちに、車が急に左に寄って、コンクリートの壁に斜めにぶつかっていっ .... たぶんに、自分のせいだ。たぶん、自身が悪いのだ。
敵は 見えない敵じゃない、見えていることが敵なんだ。
聞えないことが敵じゃない、聞えていることが辛いんだ。
見えているのに 伝え方が解らな ....
晴れた今日、
日没すこし後の星星の点点と見え始めた
蒼く透けた空のこちら側で
体と影の連結が解ける
風光のなか雲棚引き
さやさやさーーーふーーー……、と
ほほをなぜる
風が耳元で ....
華奢な小枝が
今は居ない
おばあちゃんの
背中に見える

身を反らす
一張の弓に似せて

しなやかであるが
少し触れれば
脆く砕けてしまいそうだ

それなのに
見目良く
誰 ....
箱の中に夢を詰める?
夢と言うのは詰まるところ夢であり、
観念のユメのほうがずっと思い詰まっていて感動的
作者が行き詰って製作したボックスアートは
それは詰まり敗北であり、
ゆえにコーネル氏 ....
七年の呪縛
三年後の危機

胸のタイマーが
カウントダウンを始める

それは
鼓動と同調して

来るべきときを
予期さえする

なにしても
どうしても

なにもな ....
取り出したばかりの粘土は
幾通りもの生を含んで
ぐにゃり
柔らかく在る

指で押せば
くぼみが現れ
手のひらで転がせば
丸を成す
いびつな複雑さは
魅力的である代わりにとてももろい ....
包み隠さず話すことにしよう

傲慢な魂が足早に歩く階段を
上っているのかはたまた潜ろうとする夕暮れか

どんなに怒鳴っても
高速の降り口では平静を保とうとする機微
許されない事や
周り ....
おかあさんにだって
醜いこころあるよね

乱暴に掃除機かける母
その方がましだね
なんておもう私

無言の父

それぞれに通り過ぎる
まるで街の交差点のように

ちょっと寒い朝 ....
穏やかな顔して眠ってる 
黒いリリーが好きって 
ヒール鳴らしながら言うあの子
天使に用はないわって 
うつろな目で空をみあげている 
メキシコのドクロが垂れ下がったドアノブの前で  ....
逆さまに 微笑む兎が 見えたかい
月明かりの下で 朝露を待つ夜は 程遠く

太陽の訪れを 待ち侘びる事も 忘れたみたい
海岸で咲く 緑の花びらを 見付けたかい

違うよ 其れは 蛇紋岩だ
 ....
黙っておこう 余計な事は
黙っておこう 隠し事は

黙っておこう 世を渡るには
黙っておこう 面倒な事は

大事な鍵は手の届かぬ土の中
根に絡まる土の中

正直者は苦労する
取って ....
固いつぼみを こじ開けようとも
春を待たねば 時期早々
滲み出た 乳白色の液体が
フェルメールの「牛乳を注ぐ女」の
器に混ざり込み 静謐な
長方形の世界に留まってしまう


暖かさを待 ....
冬になる前に
庭のバラを剪定した

咲き遅れた蕾の枝を
花瓶に挿しておいた
膨らみかけていた他の蕾は
次々に開くのに
その白薔薇の蕾は
しばらくはじっと蒼いまま

ある時
限界を ....
何か自分に
とても
くだらなく、
そして
やさしいことを
してあげたくて
3歳児が寝静まってから
缶ビールとスナック菓子を用意した
酒は苦手で飲めない
けれど
時給ベースの仕事で
 ....
 
祈りが、ケーキにすりかわる頃

ベツレヘムの星は、LEDの光となり

讚美の歌は、ソリッドステートの箱に閉じ込められる


 
  遠くまで、
  その日は夜霧でなにもみえなかった
  ダッシュボードに置かれた読みかけの雑誌は
  信号の赤を浴びるとき、諦めたようにあなたの膝に落ちた
  まるで亀の甲羅のように ....
ふくよかな夜のしじま
淡く月が傾いでは
歌のような冷気が背を撫ぜます
もう気分は
お江戸の幽霊
火の玉提灯ぶら下げて
足なんざ有りゃあしませんよ
ひと気がないのは尚結構
夜道は一人に限 ....
古い川が涸れていく

もうすぐ 
この蟹たちもいなくなるのか

この川を住処にしている生き物たちは
すべてを受け入れる

自然は寛容で力強い



環境の変化に対応するため
 ....
                     131208


ファシスト消えろの大合唱が耳許にへばり付く
蛙のような声がしてもう限界だと新党結成を決意する
蛙の声は案外遠くまで届くものだと
 ....
tamamiさんの自由詩おすすめリスト(771)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
和包丁鉛焼入疑惑- あおば自由詩6*13-12-14
パスカルの時計- 服部 剛自由詩913-12-13
鳥でなければ- Lucy自由詩19*13-12-13
- 草野春心自由詩513-12-12
かっこいい散文- 左屋百色自由詩26*13-12-12
裸木- イナエ自由詩15*13-12-12
君の歌- ……とあ ...自由詩21*13-12-12
深夜の東名高速で出会った鬼たちに憑いていく- ichirou自由詩8*13-12-12
点子が、行く。- るるりら自由詩17*13-12-11
走りゆく鏡- komasen333自由詩4*13-12-11
被害- 葉leaf自由詩1113-12-11
そらの最上階- るるりら自由詩12*13-12-11
お墓- こしごえ自由詩3*13-12-11
小枝- subaru★自由詩18*13-12-11
つめる- 白雨自由詩113-12-10
とぶ歳- シホ.N自由詩313-12-10
【終わりと始まりと】詩サークル「群青」12月の課題「終」への ...- そらの珊 ...自由詩2113-12-10
17年前- コバーン自由詩413-12-10
朝の交差点- 朧月自由詩613-12-10
Ribbon- マーブル自由詩113-12-10
彼女の土産- 藤鈴呼自由詩4*13-12-10
黙っておこう- subaru★自由詩11*13-12-10
花となって競い合う- 小川麻由 ...自由詩9*13-12-9
白い蕾- Lucy自由詩18*13-12-9
くだらなく、やさしいこと- うめバア自由詩2513-12-9
祈り- 殿上 童自由詩20*13-12-9
透明な死人のために- 草野春心自由詩413-12-9
うらめしや- ただのみ ...自由詩18*13-12-8
涸れていく_この古い川が教えてくれる- ichirou自由詩6*13-12-8
あめさけるてまえにきみがいて- あおば自由詩9*13-12-8

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